休日は家族で「イオン」に行くけど、混んでてゆっくりできない! 友人は「株主になれば飲み物付きのラウンジで過ごせる」と言いますが、カフェよりもお得ですか? 改悪されたそうですが、実際どうなのでしょうか…?
ただ、場合によっては客が多く、フードコートは席取り合戦、トイレもレジも行列で、休日なのに逆に疲れてしまうということもあるでしょう。
そんなとき、友人から「株主だけが使えるイオンラウンジを利用していて快適」と聞くと、検討したいと思う人もいるかもしれません。
本記事では、イオンの株主優待として提供されているイオンラウンジの利用について、サービス内容や利用条件などについて解説します。
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目次
イオンラウンジってどんな場所?
「イオンラウンジ」とは、イオングループの一部店舗に設置されている特定の会員専用の休憩スペースです。店舗によって規模は異なりますが、基本的には以下のような空間です。
・落ち着いた内装の休憩スペース(イス・テーブルあり)
・飲み物の提供(紙パックやペットボトルのお茶、ジュースなど)
・専用の入場口(混雑回避が可能)
利用できる人であれば無料でくつろげるうえ、店舗の喧騒からも離れて快適に過ごせるでしょう。
誰が使えるの? 利用条件は?
イオンラウンジを使うには、原則としてイオン関連の対象株主になること、または年間100万円以上を利用したイオンゴールドカードまたはイオンカード会員であることが前提です。
なお、株主の場合は100株以上を権利確定日まで保有しておく必要があります。2025年5月23日時点でイオンの株価は1株4300円ほどですので、40数万円程度の資金で100株の株主になれば、イオンラウンジを利用できるということです。
イオンラウンジはカフェと比べてどれくらいお得?
では、株主になってイオンラウンジを利用すると、イオンで毎回カフェを利用する場合よりどれぐらいお得になるのでしょうか。
まず、仮に週1回、月に4回、カフェを使った場合の金額を試算してみましょう。
カフェのドリンクを1杯400円とすると、1ヶ月で1600円(400円×4回)、年間だと1万9200円(1600円×12ヶ月)になります。
一方、前述のようにイオンの100株株主になるには40数万円かかります。ここにはイオンラウンジの利用権だけでなく、その他の株主優待や株の配当も含まれています。また、売却したときに売却益が出る場合もあります。
それをふまえると、「40数万円をかけてでも株主になってイオンラウンジを使えるようになる価値はある」、「イオンラウンジを月数回使えば十分元が取れる」と考える人もいるかもしれません。
なお、イオンラウンジの利用回数は月8回/1日1回、利用時間は1回につき30分までという制限があります。「毎日365日、暇なときはいつでも時間制限なくいられる」というわけではありません。
「改悪」されたって本当? 昔と何が変わったの?
お得なイオンラウンジですが、昔より改悪されたといった声もあります。
例えば、昔はお菓子も出ていたのに今は飲み物だけになったり、利用回数の制限がなかったのに設定されたり、同伴者数が減らされたりしています。
また、以前は予約不要だったのが、現在はアプリなどでの事前予約が必須です。この点は待ち時間なく入れるため必ずしも改悪とは言えませんが、人によっては手続きが面倒になったと感じるかもしれません。
このように、さまざまな点が変更されているため、昔からよく利用していた人からすると、「改悪されてちょっと残念」と感じる人もいるでしょう。
得する人・損する人をお金の視点で整理
以上のことから、株を購入してイオンラウンジを利用することがお得だと言えそうな人の特徴をまとめます。
・イオンラウンジが設置されているイオンに週1回以上行く人
・混雑した店内から離れ、ゆっくり休憩したい人
・配当+株主優待での実質利回りを重視する人
・アプリ操作に抵抗がない人
・近くにラウンジ設置店がない人
・年に数回しかイオンを使わない人
・純粋な株価の売買益のみを狙う投資家
・アプリ操作やスマホに不慣れな人
もし、自分が「損する人」に該当する場合は、イオンラウンジ目的でイオン株を購入するメリットはあまりないでしょう。
まとめ
イオンラウンジについては、たしかに改悪と言える点もあるかもしれません。しかし、「無料で快適に休める場所が確保できる」というのは、イオンのヘビーユーザーにとっては大きな価値です。100株の株主になるには40数万円の出費が必要ですが、利用頻度と得られる快適さを天秤にかければ、案外お得に感じられるかもしれません。
まずは近くのイオンにラウンジがあるかを確認し、自分にとって価値があるかを考えてみるのも良いでしょう。
出典
イオン イオンラウンジ
イオン 株価情報
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
