40歳から“老後2000万円”貯めるなら、手取り25万円から「月7万円」必要!? NISAで年率5%なら「月3万円で大丈夫」と聞きましたが、本当に可能ですか? 資産額をシミュレーション
老後2000万円問題に焦る気持ちがあっても、無理な節約生活は長続きしません。では、老後資金として2000万円を貯める目標は、生活水準を下げることなく達成できるのでしょうか。
本記事では、40歳から毎月3万円をNISAで積み立てた場合のシミュレーションを行い、無理のない資産形成の方法を解説します。
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目次
手取り25万円で月7万円の貯金は不可能?
家計管理の理想として、「手取りの2割を貯蓄に回す」という考え方があります。手取り25万円で月7万円を貯金しようとする場合は、収入の3割近くを貯蓄に充てることになり、残りの18万円ですべての生活費を賄わなければなりません。
家賃や光熱費、通信費などの固定費でおおよそ10万円がかかるとすると、食費や日用品、交際費に使えるお金はわずか8万円です。節約のために生活を切り詰めすぎるとストレスが生まれ、反動による無駄遣いを引き起こす原因にもなりかねません。まずは、自分の生活水準に合わせて、無理なく続けられる金額を設定することが大切です。
40歳から月3万円を年利5%で運用した結果
月7万円の捻出は難しくても、月3万円であれば固定費の見直しなどで捻出できる金額ではないでしょうか。この3万円を40歳から65歳までの25年間、NISAを活用して年利5%で運用できたと仮定し、将来いくらになるか計算してみます。
毎月3万円を25年間積み立てた場合、投資元本は900万円です。これに年利5%の運用益が複利で加わると、最終的な資産は約1757万円まで成長する見込みです。利益部分である約857万円には、本来であれば約20%の税金がかかります。
しかし、NISAを利用すれば運用益は非課税となるため、増えた分をそのまま受け取ることができます。資産を最大限に増やすのに有効的な制度ですので、ぜひ活用しましょう。
年利5%を実現するための投資先の考え方
全世界の株式に分散投資する投資信託などを長期間保有した場合、過去のデータでは平均して年4%から6%程度となっています。もちろん投資には価格変動のリスクがあり、必ず毎年5%ずつ増えるわけではありません。
マイナスになる年もあれば大きくプラスになる年もあり、それらを25年という長期間で平均すると、おおよそ5%前後の期待できるという考え方です。そのため、相場の下落を気にせず、毎月3万円を積み立て続けることが重要になります。
維持コストが低く、世界中の企業に分散投資できるため人気の「全世界株式(通称オルカン)」などのファンドを選ぶことで、安心して運用を続けられるでしょう。
目標の2000万円に到達するための現実的なステップ
シミュレーション結果から、月3万円をNISAで積み立て投資を行うことで、老後資金の目安である2000万円の大部分をカバーできる計算になりました。不足する約243万円は、退職金などで十分に補える範囲の金額でしょう。
退職金が見込めない場合でも、65歳以降も無理のない範囲で働き続けることで、貯金を大きく切り崩さずに生活ができれば補えるでしょう。今からできる対策としては、スマートフォンの通信費プランの変更や不要なサブスクリプションの解約など、固定費の削減から始めてみてください。
節約できたお金を月3万円の積み立てに回して、残りの収入は今の生活を楽しむために使う、といったバランスを取ることが挫折せずに続けるポイントです。
複利を味方につければ老後の不安解消につながる
手取り25万円から月7万円を貯金するのは難しくても、月3万円をNISAで長期間運用すれば、25年後には約1757万円の資産を築くことが計算上可能です。
過度な節約で今の生活水準を犠牲にするのではなく、複利の効果を味方につけた計画的な資産形成を始めてみましょう。老後2000万円問題に対する不安は、着実に解消していくことができるでしょう。
40歳という年齢は、決して遅すぎるスタートではありません。今日から家計の見直しに着手し、少額からでも投資を始めることで、経済的な不安から自分を守るための対応策となるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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