友人はボーナスをNISAに一括投資したようです。しかし直後に暴落すれば短期間で含み損を抱えるので危険ですよね? 分割投資と一括投資のメリット・デメリットを解説!
そこで本記事では、ボーナスの預け先を考えるときの順番と、新NISAで一括投資をする場合の注意点について解説します。
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目次
ボーナスは全額投資せず、まず使う予定のあるお金を分ける
ボーナスの預け先を考えるときは、最初に「投資してよいお金」と「投資しないほうがよいお金」を分けましょう。新NISAは魅力的な制度ですが、投資である以上、元本割れの可能性があります。そのため、近いうちに使う予定があるお金まで投資に回すと、必要なときに値下がりしていて、損をした状態で売ることになりかねません。
例えば、半年以内に使う旅行代、車検費用、家電の買い替え費用、子どもの学費などは、銀行預金で持っておくのが基本です。また、病気や失業などに備える生活防衛資金も必要です。生活防衛資金の目安は生活費の3~6ヶ月分ですが、働き方や家族構成によって調整し、足りない場合はボーナスで現金を厚くしておくと安心できます。
銀行預金は大きく増やす場所ではありませんが、すぐに使えるお金を守る場所として役立ちます。そのうえで投資に回すなら、当面使う予定のない金額の範囲にとどめておくと安心です。
新NISAで一括投資するのはアリだが、向き不向きがある
ボーナスを新NISAで一括投資することも、選択肢のひとつです。新NISAでは、投資信託や株式などから得た利益を非課税で受け取れます。通常は利益に約20.315%の税金がかかるため、税金の負担を抑えられる点は大きなメリットです。長く運用するほど、このメリットを生かしやすくなります。
一括投資のよい点は、早い段階で資金を運用に回せることです。長期的に資産形成を考えるなら、投資している期間が長いほど、成長の恩恵を受ける時間を確保しやすくなります。そのため、ボーナスのうち当面使う予定のない分をまとめて投資する方法も、長期運用を前提にするなら検討しやすいでしょう。
ただし、一括投資には弱点もあります。投資した直後に株価が下がると、短期間で含み損を抱える可能性があるためです。含み損とは、売れば損が出る状態のことを指します。
長期投資では珍しいことではありませんが、投資に慣れていないうちは大きな不安につながります。その不安から早く売ってしまいそうな場合は、一括投資にこだわらず、分割投資を検討するとよいでしょう。
一括投資が不安な人は「一部を一括、残りを分割」で始める
一括投資が怖いという人は、ボーナスをいくつかに分けて投資する方法を検討してみましょう。新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できます。毎月の積み立てはつみたて投資枠で行い、ボーナスの一部は成長投資枠で追加投資するなど使い分けも可能です。そのため、無理に年間枠を使い切る必要はありません。
例えば、投資に回せる資金が30万円ある場合は、10万円を成長投資枠で一括投資し、残り20万円はつみたて投資枠を使って、数ヶ月に分けて投資信託を購入する方法が考えられます。この方法であれば、投資のスタートを遅らせすぎず、購入タイミングも分散できます。
分割投資のよい点は、高い時期に全額買ってしまう不安を減らせることです。毎月同じ金額で投資信託を買えば、価格が高いときは少なく、安いときは多く買うことになります。投資のタイミングを完璧に読むのは、初心者にかぎらず簡単ではありません。
そのため、購入時期を分ける方法は、投資に慣れていない人にも取り入れやすいです。新NISAでボーナスを投資する際は、家計に無理のない金額で、長く続けることを意識しましょう。
ボーナスは預金と新NISAを使い分けて安心感を高めよう
ボーナスを銀行に入れても利息が少ないと感じる場合、新NISAで運用を始めるのは選択肢のひとつです。ただし、全額を一括投資する必要はありません。まずは生活防衛資金や近い将来に使うお金を預金で確保し、残ったお金を投資に回しましょう。
一括投資は長期で持ち続けられる人に向いています。一方、値下がりが不安な人は分割投資や「一部を一括、残りを積み立て」という方法が合っています。ボーナスは一度に大きなお金を運用できる機会ですが、焦って決める必要はありません。預金で守るお金と新NISAで育てるお金を分けながら、自分に合ったペースで無理なく資産形成を始めましょう。
出典
金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

