【任天堂株】去年“140万円分”を「Switch2が出ればまだ上がる」と購入したら、含み損“約70万円”に…高値掴みした株はすぐ売るべき? 人気銘柄でも「1社だけ買う」のは悪手でしょうか?
しかし、株価は期待どおりに動くとは限りません。実際に、個別株を高値圏で購入した人の中には、大きな含み損を抱えて不安を感じているケースもあるでしょう。
本記事では、任天堂株の値動きを例に、個別株投資で起こり得るリスクや、含み損が出た場合の考え方について解説します。
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士
任天堂株の値動きはどれくらい?
2025年、任天堂株は「Switch2」への期待感などを背景に注目を集めていました。任天堂は2025年6月5日に「Switch2」を発売し、その後、2025年8月には株価が1万4795円を記録しました。2025年初めは9000円台前半だったため、半年ほどで株価が大きく上昇した形です。
しかし、株式市場では、「噂で買って事実で売る」という相場格言があるように、期待感で上昇した株が、注目イベントの後に売られるケースもあります。任天堂株も8月以降、株価の調整が入り、結果として2026年5月25日時点では7000円台前半まで下落しています。
例えば、2025年8月の高値圏で140万円分購入していた場合、2026年5月25日時点では、含み損を約70万円抱えることになる計算です。
NISAは運用益が非課税になる制度ですが、元本割れのリスクがなくなるわけではありません。特に個別株は、企業の業績や市場の期待によって株価が大きく動き、1社に集中投資すると資産額が大きく変動する点に注意が必要です。
株価が下落したときはどうすればいい?
株価が大きく下落すると、さらに下落するのではないかと不安になり、「今すぐ売るべきか」と考える人もいるかもしれません。短期間で大きく値動きすること自体は、個別株では珍しくありませんが、「人気企業だから安心」と考えて投資すると、想定以上の値動きに戸惑う可能性があります。
もちろん、下落したタイミングで売却してしまうことも選択肢の1つです。個別株では、購入前に「どこまで値下がりしたら見直すか」を考えておくことも大切でしょう。
一方で、企業の成長性を重視し、長期保有を続けたり、株価下落時に買い増しを検討したりする投資家もいます。「なぜその株を買ったのか」という、投資を決めた前提が崩れていないかを冷静に確認することが重要です。
また、今回のように、1社の株価変動で資産額が大きく動くケースもあるため、投資先を複数に分ける「分散投資」は、投資の基本的な考え方の1つとされています。
人気銘柄であっても大きく値動きする可能性があるため、投資の目的や、自分がどこまで値下がりに耐えられるかを考えたうえで、適切な投資方法を選択することが大切です。
自分のリスク許容度にあった投資方法を選択しよう
NISAは非課税で運用できる便利な制度ですが、個別株では大きな値動きが起こる可能性があります。株価が下落した場合でも、すぐに損切りする、長期保有を続ける、下落時に買い増すなど、考え方は投資方針によって分かれます。
ただし、いずれの場合も「なぜその株を買ったのか」という前提が変わっていないか、1社に資金が偏りすぎていないか、などを冷静に確認することが重要です。短期的な値動きだけに振り回されず、自分のリスク許容度に合った投資を心がけましょう。
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士
