【NVIDIA】株価が「5年で約14倍」に大化け! いまさら買っても遅い!? 最高値での“高値掴み”におびえる人が知るべき、米国株ブームの盲点と「押し目買い」の鉄則

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【NVIDIA】株価が「5年で約14倍」に大化け! いまさら買っても遅い!? 最高値での“高値掴み”におびえる人が知るべき、米国株ブームの盲点と「押し目買い」の鉄則
AI(人工知能)ブームの主役として、米国の半導体大手エヌビディア(NVIDIA)の株価上昇が話題です。数年前に買っていれば資産が何倍にもなったと聞き、自分も買いたいと考える人もいるのではないでしょうか?
 
一方で、株価が高値圏にある今から買うのは怖いと感じる人もいるでしょう。本記事では、エヌビディア株が高騰した背景と、これから買う場合の注意点を解説します。
金子賢司

CFP

エヌビディアとは? AIブームの中心にいる半導体大手

エヌビディアは、米国のナスダック市場に上場する半導体企業です。画像処理やAIの計算に使われる「GPU(画像処理半導体)」を主力としており、生成AIの開発や運用に欠かせない存在となっています。
 
生成AIの学習や推論には膨大な計算能力が必要なため、その中核を担うGPUへの需要が世界的に拡大しました。
 
業績にも勢いがあります。同社の発表によると、2026年4月26日に終了した2027会計年度第1四半期の売上高は過去最高の816億ドルで、前年同期から85%増加しました。中でもデータセンター部門の売上高は752億ドルと、前年同期比92%増です。
 
AI向け半導体への旺盛な需要が、株価を押し上げる原動力となってきました。
 

株価は5年で約14倍! ただし一本調子ではない

エヌビディアが米証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書(Form 10-K)には、2021年1月31日に同社株へ100ドルを投資した場合の価値の推移が、配当の再投資を含むベースで掲載されています。
 
それによると、100ドルの投資価値は2026年1月25日時点で1448.75ドルとなり、約5年間で14倍超に増えた計算です(筆者計算)。同じ条件で米国の代表的な株価指数であるS&P500に投資した場合は200.33ドルにとどまり、エヌビディアの上昇がいかに突出していたかが分かります。
 
もっとも、この間の値動きは一本調子ではありません。同じ資料では、2022年1月末に175.98ドルまで増えていた投資価値が、2023年1月末には157.05ドルへ目減りしています。
 
華やかな上昇の裏で、1年間持ち続けて資産が減った時期もあったわけです。こうした浮き沈みに耐えて保有を続けられた人だけが、「5年で約14倍」という結果を手にできたといえるでしょう。
 
そもそも、5年前の時点でエヌビディアの急成長を確信できた人は、どれだけいたでしょうか。過去の上昇率は誰でも後から確認できますが、将来上がる銘柄を事前に見抜き続けることは、プロの投資家でも容易ではありません。
 
「あのとき買っていれば」という後悔は、裏を返せば、当時それだけ判断が難しかったことの表れだといえます。
 

「高値づかみ」を避けたい人が知るべき押し目買いの考え方

高値づかみとは、株価が高い水準で買った直後に値下がりし、含み損を抱えてしまうことを指します。過去の上昇を見て買いたくなる一方、「自分が買った途端に下がるのでは」と不安になる人もいるでしょう。
 
ただし、今の株価が天井なのか通過点なのかは、後になってみなければ分かりません。
 
そこで意識したいのが「押し目買い」です。押し目買いとは、上昇基調にある銘柄が一時的に下落したタイミングを狙って買う手法を指します。実践する際の鉄則は次のとおりです。
 

・下落の理由を確認する(相場全体の一時的な調整か、業績悪化など銘柄固有の問題か)
・「何%下がったら、いくら買う」という基準を事前に決めておく
・資金を一度に投じず、複数回に分けて買う
・当面使う予定のない余裕資金の範囲で行う

 
注意したいのは、下落が続く局面で根拠なく買い増しを繰り返すことです。割安に見えても、業績悪化が原因であれば株価はさらに下がる可能性があります。
 
エヌビディアのように勢いのある銘柄でも、過去には1年間の保有で投資価値が目減りした時期があった点は覚えておきましょう。
 

一括投資が不安なら「積立」と「分散」も選択肢

金融庁は、資産形成の基本として長期・積立・分散投資を紹介しています。あらかじめ決まった金額を続けて投資する積立投資なら、高いときにだけ買ってしまう事態を避けやすくなるでしょう。
 
また、値動きの異なる複数の資産に分散して投資すれば、価格の変動をある程度抑えることが期待できます。
 
特定の1銘柄に資金を集中させると、その企業の株価次第で資産全体が左右されます。また、米国株はドル建てで取引されるため、円に換算した資産価値が為替レートによっても変動する点には注意が必要です。
 

まとめ

エヌビディアの投資価値は5年で約14倍になった一方、途中には目減りする時期もありました。今から買うなら、高値づかみを過度に恐れるよりも、買い方を工夫することが重要です。
 
下落理由の確認や購入基準の事前設定といった押し目買いの鉄則を守り、余裕資金の範囲で時間と資産を分散しながら、無理のない投資を心がけましょう。
 

出典

NVIDIA NVIDIA、2027 年会計年度第 1 四半期の業績を発表
NVIDIA Annual Report on Form 10-K for the fiscal year ended January 25, 2026
 
執筆者 : 金子賢司
CFP

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