【20歳vs40歳】同じ「月1万円」積立でも、資産額は“7倍差”!?「年率5%・10%」の試算結果で分かる“複利効果”とは? 少額でも「早く始めること」が大切な理由

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【20歳vs40歳】同じ「月1万円」積立でも、資産額は“7倍差”!?「年率5%・10%」の試算結果で分かる“複利効果”とは? 少額でも「早く始めること」が大切な理由
資産形成を考える際、「毎月いくら積み立てるか」に目が向きがちですが、実はそれ以上に重要なのが「いつから始めるか」です。
 
同じ「月1万円」でも、20歳から始めるのと40歳から始めるのでは、老後の資産額に大きな差が生まれる可能性があります。本記事では、利回り別にシミュレーションを行いながら、その差の理由を分かりやすく解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

同じ「月1万円」でもスタート時期で差が出る

それでは、早速毎月1万円を積み立てた場合をシミュレーションしていきましょう。なお、前提は次の通りとします。
 

【前提】

・毎月積立額:1万円
・運用期間:20歳~60歳(40年間)/40歳~60歳(20年間)
・利回り:年5%/年10%
・税金は考慮しない

 
まずは、利回り5%の場合から見てみましょう。


・20歳から40年間積立:約1489万円(元本480万円)
・40歳から20年間積立:約407万円(元本240万円)

元本は2倍の差ですが、最終的な資産額は約3.7倍の差となっています。次に、利回り10%の場合です。


・20歳から40年間積立: 約5595万円(元本480万円)
・40歳から20年間積立:約724万円(元本240万円)

こちらはさらに差が広がり、約7.7倍もの違いになります。もちろん、利回りが5%の場合も10%の場合も、元本自体に2倍の差があります。とはいえ、結果的には元本以上に、資産額の差が増えているといえるでしょう。
 

ここまで差がつくのは複利のため

この差を生み出しているのが「複利」の効果です。複利とは、運用で得た利益にもさらに利息がつく仕組みのことです。時間が長くなるほど、利益が利益を生む構造が大きくなり、資産の増え方が加速していきます。
 
20歳から始めた場合は、40年という長い期間にわたって複利の効果を受け続けます。一方、40歳から始めると運用期間は半分の20年しかありません。そのため、同じ金額を積み立てていても、資産の伸び方に大きな差が出てしまうのです。
 
利回りが高くなるほど、この時間の差はより大きくプラスに働きます。また、投資にはリスクが伴いますが、一般的には、長期投資を行うことで短期的な価格変動の影響を受けにくくなるとされています。
 

少額でも早く始めるのが重要

今回のシミュレーションから分かるのは、「たくさん積み立てること」だけでなく、「早く始めること」の重要性です。月1万円という金額でも、20歳から始めることで大きな資産形成につながる可能性があります。
 
逆に、遅くから始めた場合、少額投資では老後資金としてはやや物足りない水準になることも考えられます。
 

まずは余裕資金を作ることが大切

投資は早く始めたほうが複利の効果を生かせるとはいえ、生活費や緊急時の資金を削ってまで投資をするのは本末転倒です。そのため、無理のない範囲で行うために余裕資金を作ることが大切です。
 
まずは家計を見直し、毎月いくらなら継続できるかを考えてみましょう。固定費の見直しや、先取り貯蓄の仕組みを作ることで、無理なく投資資金を確保できる場合があります。また、長期投資を前提とすることで、短期的な価格変動に振り回されにくくなることもあるでしょう。
 

まとめ

本記事のシミュレーションでは、同じ「月1万円」の積立でも、20歳から40年間続ける場合と、40歳から20年間続ける場合では、最終的な資産額に大きな差が生まれます。この違いを生み出しているのが、複利と時間の力です。資産形成では「いくら積み立てるか」だけでなく、「どれだけ早く始めるか」が大きな影響を与えます。
 
とはいえ、始めるのに遅すぎるということはありません。重要なのは、今の自分の状況に合わせて、無理のない形でスタートすることです。少額でも早めに始め、長く続けることが、将来の安心につながるといえるでしょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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