NISAを「月2万円」積み立てて1年…資産状況が“1万円マイナス”でショック!「NISAは絶対やるべき」と言われてるけど、損ならもう止めたいです。「下落率は4%」って普通ですか? ポイントを解説

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NISAを「月2万円」積み立てて1年…資産状況が“1万円マイナス”でショック!「NISAは絶対やるべき」と言われてるけど、損ならもう止めたいです。「下落率は4%」って普通ですか? ポイントを解説
「NISAは絶対やったほうがいい」と勧められ、毎月2万円ずつ積み立てを始めたものの、1年後に資産状況を見ると1万円マイナスになっていた……このような状況になると、「やっぱり投資なんてやらないほうが良かったのでは?」「もうやめるべき?」と不安になる人もいるでしょう。
 
特に、SNSなどでは「NISAで資産が増えた」という声が目立つため、自分だけ損しているように感じてしまうこともあります。本記事では、NISAの基本的な仕組みを整理しながら、「1年間で1万円マイナス」は珍しいことなのか、そして続けるべきか判断するポイントについて解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

NISAは「絶対に増える制度」ではない

まず押さえておきたいのが、NISAは「必ず儲かる制度」ではないという点です。NISAは、投資で得た利益に税金がかからない非課税制度です。通常、投資信託や株式で利益が出ると約20%の税金がかかりますが、NISA口座内ならその税金が非課税になります。
 
つまり、NISAは税金面で有利になる制度であって、元本保証があるわけではありません。そのため、投資先の商品が値下がれば、NISA口座でもマイナスになることはあります。
 

1年間積み立ててマイナスは珍しい?

毎月2万円を1年間積み立て、合計24万円投資した結果、1万円マイナスという状況は珍しいのでしょうか。結論から言えば、これは投資では十分起こり得る範囲です。
 
投資信託や株式は日々価格が変動しています。全世界株式や米国株などのインデックスファンドでも、1年単位では普通に値下がりすることもあります。
 
例えば、過去の相場を見ても、景気悪化、金利上昇、世界情勢の不安、為替変動などによって、短期的に大きく下落するケースも珍しくありません。今回のケースでは、24万円投資して1万円マイナスですので、下落率は4%程度です。投資の世界では、そこまで大きな下落とは言い切れない水準でしょう。
 

NISAは「続けること」が重要と言われる理由

投資は「長期・積立・分散」が重要とよく言われます。その理由は、短期では値動きがあっても、長期間になるほど価格変動が平準化されやすいためです。
 
特に積立投資では、価格が高い時も安い時も一定額を買い続けるため、購入単価が平均化されやすい特徴があります。これを「ドルコスト平均法」と呼びます。
 
例えば、相場が下がった局面では「損した」と感じやすいですが、見方を変えれば同じ2万円でより多くの口数を買えている状態でもあります。そのため、長期前提の積立投資では、短期のマイナスだけで判断しないことが大切です。
 

やめたほうがいいケースもある

一方で、とにかく続ければいいというわけでもありません。例えば、生活費まで投資に回している場合は注意が必要です。急な出費が発生した際、相場が下がっているタイミングで無理に売却しなければならない可能性があります。
 
また、数年以内に使う予定のお金を投資している場合も、値下がりリスクとの相性は良くありません。住宅購入資金や教育費など、使う時期が決まっているお金は慎重に考える必要があります。
 
さらに、値動きが気になりすぎて眠れない、日常生活に支障が出るほど不安になる場合も、投資額がリスク許容度に合っていない可能性があるでしょう。
 

まとめ

NISAは非課税で投資できる制度ですが、絶対に増える制度ではありません。そのため、毎月2万円を1年間積み立てて1万円マイナスになること自体は、十分起こり得る範囲です。
 
特に、投資は短期では値動きが大きくなることもあり、長期で続けることが重要とされています。一方で、生活費まで投資している場合や、値動きによるストレスが大きすぎる場合は、投資額や運用方針を見直すことも必要でしょう。
 
大切なのは、周りがやっているからではなく、自分自身が無理なく続けられる範囲で行うことです。焦って判断するのではなく、自分の家計や目的に合ったバランスを考えることが重要といえるでしょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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