サンリオ株は「優待チケット狙い」なら“ディズニーより得”!?「約9万円で入場券」「配当利回り1.15%」…ただし直近1年で“最高値の半値近い”下落も? 魅力と注意点を確認
実は、株主優待で比較すると東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドよりも、サンリオピューロランドなどを展開するサンリオグループの株式会社サンリオのほうがお得に感じられるかもしれません。
本記事では株主優待や配当金の比較、サンリオの株価推移について解説します。
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優待目的で株を購入するならサンリオ株のほうがお得に感じられる5つの理由
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドの株と、サンリオピューロランドを運営する株式会社サンリオエンターテインメントを子会社に持つ株式会社サンリオの株を比べると、優待目的で購入する場合はサンリオ株のほうがお得に感じられる理由があります。
(1)100株から優待が付く
(2)チケット1枚あたりは安いが割がいい
(3)チケット以外の株主優待がある
(4)配当利回りが高い
(5)株価が安く投資額が抑えやすい
それぞれ解説します。
(1)100株から優待が付く
株式会社オリエンタルランドで通常の株主優待として株主用入場券が手に入るのは、500株以上保有する人です。ただし、100株以上を3年以上継続保有した株主向けの長期保有優待や、2026年9月末時点で100株以上保有する株主を対象とした特別優待もあります。
一方、株式会社サンリオは100株でも株主用入場券が1枚もらえます。また、保有株数に応じて、サンリオショップなどで利用できる割引クーポンが付いてきます。
(2)チケット1枚あたりは安いが割がいい
入場券の価格は、2社でかなり差があります。
東京ディズニーリゾート:7900円~1万900円
サンリオピューロランド:3900円~5900円
4000円~5000円の差があるわけですが、一方で株主用入場券を手に入れるためには株価と持ち株数が問題になります。
株式会社オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート):1株2336円×500株=116万8000円
株式会社サンリオ(サンリオピューロランド):1株918円×100株=9万1800円
※記事執筆時点の株価で計算
ディズニーでは116万8000円支払って1回分の入場券を手に入れるのに対し、サンリオではたった9万1800円で1回分の入場券が手に入ります。入場券1枚を手に入れるのにディズニーのほうが10倍以上のお金が必要、と言い換えると分かりやすいと思います。
(3)チケット以外の株主優待がある
オリエンタルランドの株主優待は、主に株主用パスポートです。
サンリオはこのほかに、保有株数や長期保有条件に応じて、お買い物クーポン、アクリルスタンド、ぬいぐるみ、オンライン株主懇談会、キャラクターグリーティングなどの優待も用意されています。
(4)配当利回りが高い
株式会社オリエンタルランドと株式会社サンリオの配当金額と配当利回りを、500株で比較します。
1株あたり年間配当額:15円(2026年3月期)
年間配当金額:500株×15円=7500円
配当利回り:配当金15円÷株2336円×100=約0.64%
1株あたり年間配当額:10.6円(2025年3月期の年間配当53円を、2026年4月1日の株式分割後に換算)
年間配当金額:500株×10.6円=5300円
配当利回り:配当金10.6円÷株918円×100=約1.15%
500株で比較した年間配当金額はオリエンタルランドのほうが高く、配当利回りは株式会社サンリオのほうが高い結果になりました。
(5)株価が安く投資額が抑えやすい
オリエンタルランドに比べサンリオのほうが株価は安く、必要な投資額を抑えやすいといえます。特に初心者は日々の株価の値上がり・値下がりに一喜一憂しやすいため、必要な投資額が比較的小さい銘柄のほうが始めやすいと感じる場合もあるでしょう。
サンリオ株の大幅下落
株式会社サンリオの株価は、直近1年足らずで最高値の半値近くまで下落しています。
株式会社サンリオの株価は2025年8月18日、終値1728円を記録しました。同日の高値は1737円です。これが2026年6月19日には終値918円まで値下がりしました。同日の安値は905円です。
(1728円-918円)×500株=40万5000円
2025年8月18日の終値で現在の500株相当の株を買った人は、わずか1年足らずで40万円超の評価損を抱えた計算になります。
株式会社サンリオは株主還元の方針として「配当のみならず、株価上昇による株主総利回りの拡大を重視する」としていますが、実際の株価は市場環境や投資家心理などの影響を受けて大きく変動しています。
まとめ
テーマパークの入場券を狙って投資を考えるなら、株式会社サンリオは魅力を感じやすい銘柄かもしれません。
投資したいと考えるなら、最低限、決算情報を確認するなどの自衛策が必要です。また、「今この銘柄を買う理由」は何なのか、自分なりの方針を考えてみましょう。
大好きなテーマパークのオーナーになるという優越感が欲しいのか、優待券が欲しいのか、株価の変動で儲けたいのか……動機が明確なほうが日々の株価変動に一喜一憂せず心を強く持てます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

