定期預金“300万円”が満期に! 今後「金利1%の定期」に預け直すのと「高配当のJT株」に投資するなら、どちらがいいですか? JT株は“配当利回り4%”…20年後の差を試算

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定期預金“300万円”が満期に! 今後「金利1%の定期」に預け直すのと「高配当のJT株」に投資するなら、どちらがいいですか? JT株は“配当利回り4%”…20年後の差を試算
定期預金の満期を迎えたものの、いまの金利のまま預け直すべきか、それとも高配当で知られるJT株に思いきって移すべきか迷っている、というように、資産の配分に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
 
これまで定期預金のみで資産管理をしてきた人ほど、株式投資には不安がつきまとうものです。
 
本記事では、2026年8月時点の定期預金の金利とJTの配当利回りを確認したうえで、300万円を20年間運用した場合を例に、具体的な試算結果を交えて差額などを解説します。
高柳政道

FP1級、CFP、DCプランナー2級

2026年8月時点での定期預金の金利は?

2026年8月時点で300万円を定期預金に預けるなら、預け先しだいで年1.0%前後の金利も十分に狙えます。三井住友銀行や三菱UFJ銀行といったメガバンクの1年もの定期預金は年0.50%ほどです。
 
一方、ネット銀行や一部の地方銀行に目を向けると、年1.0%から1.6%という比較的高金利の定期預金がいくつも見つかります。なお、受け取る利息には20.315%の税金がかかるため、手取りは表面の金利より目減りする点には注意しておきましょう。
 

2026年8月時点でのJTの配当利回りは?

JT(日本たばこ産業)株の配当利回りは、2026年8月5日時点で4.0%と、東証プライム市場の平均を大きく上回る高配当が魅力です。株価は6000円台で推移しており、1株あたりの予想年間配当は272円ほどと見込まれています。
 
JTは、配当性向75%を目安に株主へ利益を還元する方針を掲げており、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄として知られています。
 
過去には連続的な増配も実施しており、安定した配当を期待する投資家から根強い人気を集めてきました。ただし、2024年度は、カナダ子会社の訴訟和解で特別損失を計上し、一時は減配リスクが指摘された点も見逃せません。
 

300万円を定期預金からJT株に移すと20年後にはどのくらいの差になる?

300万円を年1.0%の定期預金からJT株へ移すと、20年後に100万円を超える大きな差が生まれる可能性があります。
 
まず、定期預金に300万円を年1.0%の半年複利で預け続けた場合、利息への課税を差し引いた20年後は約352万円となり、増える金額は約52万円にとどまります。
 
一方、JT株を配当利回り4%で保有し株価が横ばいと仮定すると、税引き後で毎年およそ9万6000円、20年間で合計約192万円の配当を受け取れる計算です。
 
受け取った配当をそのつど再投資すれば複利効果が働き、定期預金との差はおよそ210万円規模まで広がるケースも想定されます。
 
こう見ると、JT株への投資が圧倒的有利に見えるかもしれません。ただし、株価は日々変動し、定期預金と違って元本が保証されない前提だけは忘れてはいけません。
 

実際の資産運用では分散投資を意識しよう

魅力的な高配当のJT株でも、300万円をまるごと1銘柄に集中させるやり方は、資産運用としておすすめできません。減配や株価下落が起きたとき、資産全体が一度に大きなダメージを受けてしまうからです。
 
安全性の高い定期預金と、成長や配当を狙える株式をうまく組み合わせれば、リスクを抑えながら安定したリターンを目指せます。例えば、一部を定期預金に残し、それ以外をJTを含む複数の高配当株や投資信託へ分けるだけでも、より強固な資産基盤を構築できるでしょう。
 
さらに、NISAの成長投資枠を活用すれば配当が非課税になり、手取りを増やしながら効率よく資産を育てられることが期待できます。
 

まとめ

定期預金300万円の満期を迎えたとき、年1.0%で定期預金に預け直すか、配当利回り約4%のJT株へ移すかで、20年後の資産には大きな差が生まれます。
 
定期預金に年1.0%で300万円を預け続けた場合の試算では、税引き後の複利で20年後はおよそ352万円になります。
 
一方、JT株を配当利回り4%で保有した場合の試算では、株価が横ばいなら、20年間で合計約192万円の配当が見込め、再投資まで踏み込めば差は210万円規模まで広がる試算です。
 
資産運用のバランスを考えるにあたっては、安全な定期預金と高配当株、投資信託などをうまく組み合わせ、NISAも活用しながらリスクを分散する姿勢が大切です。まずは無理のない範囲から、預け先の見直しに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
 

出典

日本たばこ産業株式会社 株主還元方針・配当
 
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

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