「オルカンに100万円」を1月に投資! でも“3月に始めた友人”のほうが「利益が5万円多い」と聞きショック!「投資は長期が有利」のはずなのにナゼ!?“1月末・3月末・6月末”の基準価額をもとに解説

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「オルカンに100万円」を1月に投資! でも“3月に始めた友人”のほうが「利益が5万円多い」と聞きショック!「投資は長期が有利」のはずなのにナゼ!?“1月末・3月末・6月末”の基準価額をもとに解説
「投資は長期で続けることが大切」とよくいわれます。しかし、同じオルカンに100万円投資したのに、早く投資を始めた人よりも、遅くに始めた人のほうが利益は多いというケースも実際に起こります。
 
「長く投資したほうが有利なはずなのに、なぜ後から始めた人のほうが利益は多いの?」と疑問に思う人もいるでしょう。本記事では、実際にオルカンの基準価額を使ってその理由を解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

長期投資が有利と言われる理由

株式市場は短期的には上下に変動を繰り返しますが、世界経済は長期的に成長してきました。そのため、オルカンのような全世界株式へ長期間投資することで、資産が増える可能性が高まると考えられています。
 
また、長く運用するほど利益が利益を生む「複利」の効果が期待できます。ただし、「長期投資が有利」とは、いつ始めても短期間で必ず同じ結果になるという意味ではありません。
 

実際にオルカンで検証してみよう

それでは実際に、オルカンへ100万円を一括投資したケースを見てみましょう。オルカンの1月末、3月末、6月末の基準価額は次のとおりです。
 

・1月30日:3万3732円
・3月31日:3万2176円
・6月30日:3万8017円

 
1月30日に100万円分購入すると、約29.65口を保有することになり、6月30日時点の評価額は約112万7000円です。そのため、評価益は約12万7000円になります。
 
一方、3月31日は相場が下落していたため、同じ100万円で約31.08口購入できます。6月30日時点の評価額は約118万2000円となり、評価益は約18万2000円です。
 
つまり、1月30日ではなく3月31日に投資を始めた人のほうが、5万円以上多く評価益を得た計算になります。
 

短期では始めるタイミングの影響が大きい

このような差が生まれたのは、3月のほうが基準価額は低かったためです。2026年3月頃は世界情勢への懸念などから株価が下落する場面があり、安い価格で多くの口数を購入できました。その後に相場が回復したことで、評価益が大きくなったのです。
 
逆に、下落前の高値で購入すると、同じ商品でも短期間では利益が少なくなったり、損失になったりすることもあります。
 

積立投資ならタイミングの影響を抑えやすい

一括投資では、購入した日の価格がその後の運用成績に大きく影響します。一方、毎月一定額を積み立てる積立投資なら、高いときも安いときも購入するため、購入価格が平均化されます。
 
これを「ドルコスト平均法」と呼び、一度に高値で買ってしまうリスクを抑えやすい点がメリットです。
 

投資は「長期・分散・積立」が基本

今回のように、数ヶ月という短期間では、後から始めた人のほうが利益を得ることは珍しくありません。投資では、短期の値動きを予想することは非常に難しいとされています。
 
そのため、1つの資産に集中せず、世界中へ分散投資できる商品を長期間保有し、積立も活用しながら運用することが、資産形成の基本といえるでしょう。
 

まとめ

今回の試算では、100万円を1月30日に投資した場合より、相場が下落していた3月31日に投資した場合のほうが、6月30日時点で5万円以上評価益が多くなりました。これは、「後から始めたほうが有利」なのではなく、単純に安い価格で購入できたためです。
 
短期では購入タイミングによって結果が大きく変わる一方、長期では世界経済の成長や複利の効果が期待できます。特に投資初心者は、タイミングを読もうとするよりも、「長期・分散・積立」を基本に資産形成を続けることが重要といえるでしょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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