個人向け国債の金利が「年2%前後」に上昇したそうです。100万円を投資すると利息はいくら? 購入方法や注意点も解説
1年前と比べて、いずれも金利が大きく上昇しています。元本割れをできるだけ避けながら、普通預金より高い金利を求める人には選択肢になりますが、購入後1年間は原則として換金できない点などに注意が必要です。

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目次
2026年9月は「固定5年」が年2.24%
財務省によると、2026年9月募集分の金利は、変動10年が初回年1.95%、固定5年が年2.24%、固定3年が年1.96%です。固定5年に100万円を投資した場合、単純計算の利子は1年間で2万2400円、税引後では約1万7849円です。利子は年2回支払われます。
前年同月の金利は、変動10年が年1.06%、固定5年が年1.12%、固定3年が年0.93%でした。1年間で変動10年は0.89ポイント、固定5年は1.12ポイント、固定3年は1.03ポイント上昇したことになります。固定5年と固定3年は、前年同月の2倍以上です。
ただし、金利は募集月によって変わります。今回の金利が今後も続くとは限らないため、購入時には最新の募集条件を確認してください。
個人向け国債は国が発行する個人専用の債券
個人向け国債は、国が個人から資金を借りるために発行する債券です。購入者は半年ごとに利子を受け取り、満期になると額面金額が返還されます。国が元本と利子の支払いを行うため、金融機関が破綻しても権利は保護されます。
商品は、半年ごとに金利が見直される「変動10年」と、購入時の金利が満期まで続く「固定5年」「固定3年」の3種類です。いずれも最低金利として年0.05%が保証され、1万円から1万円単位で購入できます。
証券会社や銀行などで購入できる
個人向け国債は、証券会社、銀行、郵便局などの取扱金融機関で購入できます。初めて利用する金融機関では、国債を管理する口座の開設が必要です。本人確認書類やマイナンバー確認書類などを用意し、募集期間中に希望する種類と金額を申し込みます。オンラインで手続きできる金融機関もあります。
金融機関によっては口座の開設・管理に手数料がかかる場合があります。また、取扱商品や申込期限が異なることがあるため、事前に確認しましょう。
元本割れしにくい一方、すぐには換金できない
メリットは、満期まで保有すれば額面どおりに償還され、最低金利も保証されることです。変動10年は市場金利が上がると半年ごとの適用金利も上がる可能性があります。少額から始められ、預金とは別の置き場所として使いやすい点も特徴です。
一方、発行から1年間は原則として中途換金できません。1年経過後は換金できますが、直前2回分の各利子相当額に0.79685を掛けた「中途換金調整額」が差し引かれます。固定型は購入後に市場金利が上昇しても、満期まで利率が変わりません。また、物価上昇率が金利を上回れば、実質的な購買力が低下する可能性があります。
個人向け国債が向いている人
個人向け国債は、当面使う予定のない資金を安全性重視で運用したい人に向いています。数年後に使う教育費や住宅資金、老後資金の一部など、株式ほどの値動きを取りたくない資金の置き場所として検討できます。
反対に、1年以内に使う可能性がある生活防衛資金や、値上がり益を積極的に狙いたい資金には適しにくいでしょう。生活費数ヶ月分の現預金を確保したうえで、使用時期に合う商品を選ぶことが大切です。今後の金利上昇に備えたいなら変動10年、受取額をあらかじめ把握したいなら固定5年・固定3年が候補になります。
まとめ
2026年9月募集分の個人向け国債は、固定5年が年2.24%となるなど、1年前より金利が大きく上昇しました。国が元本と利子の支払いを行い、1万円から購入できる点は魅力です。ただし、購入後1年間の換金制限や中途換金時の差し引き、インフレに負ける可能性があります。金利だけで決めず、資金を使う時期と許容できるリスクを整理して選びましょう。
出典
財務省 個人向け国債の発行条件等(令和8年9月2日)
財務省 個人向け国債の発行条件等(令和7年9月3日)
財務省 個人向け国債 商品概要
財務省 買う 個人向け国債
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー



