いたさら聞けない䞍動産投資の基本(12) 䞍動産投資法人ず盞続の関係

配信日: 2020.10.08 曎新日: 2025.06.26
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いたさら聞けない䞍動産投資の基本(12) 䞍動産投資法人ず盞続の関係
盞続察策ずしお䞍動産投資を個人で行う堎合にも、䞍動産は盞続皎評䟡額を珟金よりも䞋げる効果がありたすので、有効な堎合が倚いず考えられたす。䞍動産投資による収益が倧きくなるず、法人化したほうが有利な堎合が倚くなりたすが、その刀断の基準は䞀抂に決められるものではありたせん。
 
これたでにお䌝えしおきた以倖にも、法人か個人事業かで埗られるメリットの違いがありたす。今回は、䞍動産投資を法人ずしお行う堎合のメリット、デメリットに぀いお少し掘り䞋げたす。
西山広高

ファむナンシャル・プランナヌ®、䞊玚盞続蚺断士、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 
http://www.nishiyama-ld.com/

「円満な盞続のための察策」「家蚈の芋盎し」「資産圢成・運甚アドバむス」のほか、䞍動産・お金の知識ず倧手建蚭䌚瀟での勀務経隓を掻かし、「マむホヌム取埗などの䞍動産仲介」「䞍動産掻甚」に぀いお、ご盞談者の立堎に立ったアドバむスを行っおいる。

西山ラむフデザむン株匏䌚瀟 HP
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法人のほうが融資を受けやすい

どんな方でも新たに䞍動産投資を始める堎合には、最初の1戞目、1棟目がありたす。将来、物件数を増やし、10戞、20戞ず増やしおいこうず考えおいる堎合には法人を蚭立し、最初から法人で取埗するほうが有利になる堎合が倚いこずは以前にお䌝えしたずおりです。
 
䞍動産投資の実瞟があり、順調に回っおいれば远加投資の融資も受けやすくなりたす。初めお䞍動産投資を行う人が法人を蚭立し、その法人で融資を受けお投資甚物件を賌入するこずも可胜ではありたす。ただしそのような堎合、法人には事業実瞟がありたせんので、個人ずしおの代衚者が連垯保蚌人ずなりたす。事実䞊その個人の䞎信で融資を受けるず考えるべきです。
 
代衚者ずなる個人にどの皋床の信甚があるか、資産や収入がどの皋床あるかによっお借り入れ可胜な金額も倉わっおくるでしょう。たずたった資産を保有しおいお、その金融機関ず長幎取匕を行っおいる方ならば、たずたった金額の融資を受けやすくなりたす。融資以倖の自己資金を、どれだけ投資に充おるかにも圱響されるでしょう。
 
最近は、金融機関の融資姿勢も慎重になっおきおいたす。実瞟がない個人、あるいは実瞟がない法人が融資を受ける堎合、物件䟡栌の23割皋床の自己資金を求められるこずも少なくありたせん。普通の䌚瀟員がいきなり倧きな金額の融資を受けるのはかなりハヌドルが高いずいえたす。それだけに、1぀目の物件遞定が重芁になりたす。
 
最初の物件が順調に収益を䞊げれば、次の物件を賌入するための远加融資も可胜になるでしょう。その際にも連垯保蚌人の䞎信も圱響するでしょうが、実瞟が認められれば法人の信甚も䞊がり、融資枠も広がるず考えられたす。
 
法人を蚭立しお最初に受ける融資は、あくたでも個人の䞎信に圱響される堎合が倚く、法人だから融資を受けやすいずいうこずずは違うように思いたす。

個人の「専埓者絊䞎」ず法人の「圹員報酬」

個人で行う堎合、家族に絊䞎を支払うこずは原則ずしおできたせん。しかし「事業的芏暡」ず認められ、「青色申告事業者」ずしお皎務眲に届け出、自分の家族を「専埓者」ずするこずで絊䞎を支払うこずができるようになり、その分を経費に含めるこずができたす。そもそも、経費ずしお支払う以䞊の利益が埗られおいなければ関係ありたせんが。
 
青色専埓者ずしお絊䞎を支払い経費ずしお凊理できるためには、
 
(1)青色事業専埓者に支払われた絊䞎であるこず
青色専埓者ずしお認められる芁件は
・ 青色申告者ず生蚈を䞀にする配偶者その他の芪族
・ その幎の12月31日珟圚幎霢が15歳以䞊
・ その幎の6ヶ月を超える期間あるいは埓事できる期間の1/2以䞊、その青色申告者の営む事業にもっぱら埓事しおいる
(2)「青色事業専埓者絊䞎に関する届出曞」を玍皎地の所蜄皎務眲長に提出しおいる
(3)届出曞蚘茉の方法ず金額の範囲内で支払われたものであるこず
(4)青色事業専埓者絊䞎の額は、劎務の察䟡ずしお盞圓であるず認められる金額であるずいう条件がありたす。

 
䞀方で、青色専埓者絊䞎の支絊を受けおいる家族は、「配偶者控陀」「配偶者特別控陀」「扶逊控陀」の適甚も受けられなくため泚意が必芁です。
 
法人で行う堎合には、芪族などを圹員ずしお圹員報酬を支払うこずが可胜です。他に仕事をしおいたずしおも問題ありたせん報酬を受ける人が勀める䌚瀟の副業芏定などに぀いおは別途確認が必芁です。
 
個人で行う堎合、家賃収入は投資者個人に入り続け、結果ずしお資産が増え、盞続時に支払う盞続皎が倧きくなるこずがありたす。盞続皎を抑える基本的な考え方は、資産の増倧を抑え、盞続皎評䟡額を小さくするこずです。日垞の支出以䞊に収入が倚い堎合には、法人化も遞択肢の1぀になるでしょう。
 
法人で行う堎合、盞続人ずなる人を圹員ずしお報酬を支払うこずで、投資者自身、すなわち被盞続人ずなる人ぞの資産の集䞭を抑えるずずもに、盞続皎が発生する堎合にもその玍皎原資ずなる資金を盞続人に移しおおくこずができるため、法人の掻甚が有利に働きたす。

盞続皎察策ずしおの資産管理法人

䞍動産を個人ずしお保有しおいる堎合、盞続発生時にその分割方法などでもめるケヌスは少なくありたせんが、資産管理法人であれば、䞍動産も名矩倉曎などは発生せず、盞続人は法人の株匏を盞続するこずになりたす。ただし、未公開株匏ずしお盞続皎評䟡するこずになり、その評䟡は単玔ではありたせん。皎理士などに算出しおもらうこずになるでしょう。
 
たた、個人で䞍動産を盞続した時に土地の評䟡額を䞋げる「小芏暡宅地の特䟋」は、法人では䜿えないこずも法人化のデメリットずもいえたす。
 
盞続が発生するず、その株匏などを盞続した人が資産管理法人の経営を匕き継ぐこずになるず考えられたすが、スムヌズに匕き継がれないず、その物件に居䜏しおいる賃借人などにも迷惑が及ぶこずにもなりかねたせん。
 
資産管理法人を蚭立し、自身が亡くなった埌も盞続人が運営し続けるならば、盞続人にも事業を継承する意思が必芁ですし、そのためのノりハりの継承も必芁になりたす。
盞続人が事業を継承する意思がない堎合、資産管理法人の解散も怜蚎しおおいたほうが良いでしょう。

資産管理法人の解散

個人が保有しおいた䞍動産を売华し、譲枡益が埗られた堎合には、その譲枡益に玄20の譲枡所埗皎がかかりたす長期保有の堎合。法人を解散する堎合には、その資産を売华し換金する必芁がありたす。譲枡益に察しお課される法人皎の実効皎率は30匷ですので、個人の堎合より高くなるこずになりたす。ただし、法人であれば他の損倱ずの損益通算できるなどのメリットもあるので、䞀抂にどちらが有利ずも蚀い切れたせん。
 
売华にもある皋床のノりハりが必芁であり、それたで䞍動産投資ず瞁がなかった盞続人が匕き継いだ堎合には、専門家のアドバむスも必芁になりたす。

たずめ

個人ず法人のどちらで䞍動産投資を行うかの刀断基準は、皎金面だけではありたせん。法人化した堎合、その運営にも少なからず手間や費甚がかかりたす。その他の条件も考慮し、どちらが有利かを刀定する必芁がありたすが、その条件は人によっおさたざたです。どちらが埗かずいうこずだけでなく、先のこずたで考え、事業継承察策も䜵せお考えおおくべきだずいえたす。
 
参照
囜皎庁タックスアンサヌ「No.2075青色事業専埓者絊䞎ず事業専埓者控陀」
 
執筆者西山広高
ファむナンシャル・プランナヌ、宅地建物取匕士、西山ラむフデザむン代衚取締圹

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