SMBCモビット最低返済額は？ 返済方法や返済額の変更方法を詳しく解説

「SMBCモビット」などのカードローンの返済では、返済期日までに最低限支払わなければならない毎月返済額が決まっています。
 
この返済額に満たない金額の場合は、返済したとみなされず、そのまま返済日を過ぎてしまうと延滞扱いとなってしまいます。この毎月の最低返済額は借入残高によって異なるため、返済時には必ず確認しましょう。
 
この記事では、SMBCモビットの毎月の「最低返済額」や「返済額」を変更する方法を詳しく解説しています。SMBCモビットを利用している人やこれから利用を検討する人は、是非参考にしてください。
 

SMBCモビットの最低返済額

SMBCモビットの毎月の最低返済額は、最後に借りた後の残高に応じて変わる「借入後残高スライド元利定額方式」であり、以下の算式で求めます。
 
・毎月の最低返済額＝最終借入後残高✕最終借入後残高に対する一定の割合
 
上記算式で求めた毎月の最低返済額で、1000円未満は切り上げます。最終借入後残高に対する割合は、最終借入後残高と適用される金利によって以下のとおり決まっています。  

最終借入後残高	金利年15.0％以上	金利年9.8％以上年15.0％未満	金利年4.8％以上年9.8％未満	金利年4.8％未満
30万円以下	3.66％	3.47％	3.22％	2.96％
30万円超100万円以下	2.56％	2.37％	2.11％	1.85％
100万円超200万円以下	2.03％	2.00％	1.74％	1.47％

 
例えば、金利が年15.0％で最終借入後残高が30万円である場合、30万円に対する割合は3.66％であるため、毎月の最低返済額は以下の算式で求めます。
 
・30万円✕3.66％＝1万980円
 
1000円未満は切り上げるため、この場合の毎月の最低返済額は1万1000円となります。
 
この金額は毎月返済すべき最少額である最低返済額であるため、余裕がある月などは多い金額の返済もできます。これは「追加返済」という返済方法であり、追加返済する旨をSMBCモビットに連絡する必要はありません。
 
一方で、SMBCモビットの毎月の最低返済額は最終借入後残高で決まるため、多めに返済する月があったとしても新たに借り入れない限り変わりません。しかし、1ヶ月間に何度も借り入れする人は、返済額もその度に変わります。
 
毎月の最低返済額の勘違いによって延滞とならないよう、事前に返済額を確認しましょう。
 

 

SMBCモビットの返済までの流れ

SMBCモビットでは、あらかじめ決められた返済期日に以下の6つの方法のいずれかで返済します。
 

（1）ATM
  （2）口座振替
  （3）銀行振込
  （4）インターネット
  （5）ポイント
  （6）スマホATM取引

 
いずれの返済方法でも返済方式や毎月の最低返済額は、同じです。
 

（1）ATM

SMBCモビットでは、全国の銀行やコンビニエンスストアなど提携ATMから返済できます。提携ATMは全国に約12万台あるため手軽に返済できますが、ローンカードが必要です。ATM利用手数料や利用可能時間などは提携ATMによって異なるため、事前に最寄りの提携ATMをチェックしておきましょう。  

 

（2）口座振替

SMBCモビットでは、事前に登録している銀行口座から、返済期日に自動引き落としで返済します。口座振替できる口座は、公式サイトをご確認ください。
 
一度引き落とし口座の登録をしておけば、普通預金口座に入金しておくだけでよいため、毎月返済のために特別な手続きは必要ありません。さらに口座振替による返済では、手数料がかかりません。なお、口座振替での返済は、毎月返済期日に一定金額が引き落とされるため、追加返済はできません。  

 

（3）銀行振込

SMBCモビット指定の銀行口座へ振り込みによる返済であるため、振込手数料がかかります。三井住友銀行、東京UFJ銀行からの24時間即時振込は、翌営業日午前中に振り込み日に遡って返済処理がされる場合があります。 

 

（4）インターネット

SMBCモビットでは、会員専用サービス「Myモビ」のインターネット返済サービスを利用し、月10回まで手数料無料で返済する方法もあります。インターネット返済サービスとは、インターネットバンキングによる決済サービス「Pay－easy」を利用して返済するサービスのことであり、インターネットバンキングの登録が必要です。  

 

（5）ポイント

SMBCモビットでは、返済における利息分200円につき1ポイントのVポイントが付与されます。他の提携店で貯めたVポイントを含めて、「Myモビ」から1ポイント1円相当で返済に充てられます。  

 

（6）スマホATM取引

SMBCモビットでは、スマホがあればスマホアプリでセブンイレブン、ローソンのATMから返済できます。スマホATM取引ではローンカードが不要で手続きができるため、買い物ついでや隙間時間でも返済できます。なお、SMBCモビットの返済期日は、毎月5日、15日、25日、月末のいずれかであり、あらかじめ決めておく必要があります。
 
返済方法が口座振替である場合は、返済期日に口座から引き落とされます。確実に返済できるように、給料など収入がある日から一番近い日を返済期日に設定しましょう。一方でATMや銀行振込、インターネットで返済する場合は、返済期日までに入金できれば返済とみなされます。  

 

 

SMBCモビットの返済額変更方法

SMBCモビットでは最終借入後残高によって毎月の最低返済額が決まりますが、その最低返済額を変更できます。
 
ATMや銀行振込、インターネット、ポイントでの返済の場合は、希望する返済額を入金すれば良く、別途手続きの必要はありません。一方で、口座振替は毎月最低返済額が引き落としされるため、最低返済額を変更したい場合は、モビットコールセンターに電話しましょう。
 
モビットコールセンターでは、利用方法や各種サービスなど契約全般について照会、相談ができます。モビットコールセンターの営業時間は9：00～18：00となっており、通話料無料で利用できます。一方で、モビットコールセンターに電話することなく、返済額を変更する方法もあります。
 
SMBCモビットの返済方式は、最終借入後残高に一定割合をかけた金額を返済する借入後残高スライド元利定額方式です。この方式を活用し、毎月の返済額を変更することができます。毎月の返済額を増やしたい場合は、一旦希望する返済額となる借入残高まで借り入れ、すぐに返済します。
 
例えば、金利年15.0％、契約極度額60万円のうち現在借入残高30万円であり、毎月の返済額1万1000円を1万5000円に増額したい場合は、追加で25万円借り入れをします。最終借入後残高は55万円になるため、毎月の返済額は以下の算式で1万5000円となります。
 
・55万円✕2.56％＝1万4080円≒1万5000円（1000円未満切り上げ）
 
追加で借りた25万円をすぐに返済すれば、現在借入残高30万円は変わることなく、毎月の返済額のみ1万5000円に増額できます。ただし、この手順は希望する毎月の返済額となる契約極度額であることが必要です。さらに追加で借りた分は、返済するまでの期間に応じて、利息が発生します。
 
一方で、毎月の返済額を「減らしたい」場合は、今の借入残高から希望する毎月の返済額に対応する残高までの金額を追加返済することが必要です。追加返済する資金がない場合は、モビットコールセンターに相談しましょう。

 

 

SMBCモビットの返済を1日遅れたらどうなる?

カードローンの返済が遅れた場合、通常は遅延損害金が発生します。返済が遅れると、利用停止措置が取られることもあり、信用情報にも影響を与える可能性があります。
返済が遅れそうな場合は、モビットコールセンターに連絡し、迅速に返済することが大切です。
 

SMBCモビット最低返済額まとめ

SMBCモビットの毎月の最低返済額は、最後に借りた際の残高に一定割合を掛ける借入後残高スライド元利定額方式で算出されます。返済方法は6つあり、いずれも返済方式は同じです。
 
毎月の返済額を増やしたい場合は、口座振替以外の返済方法であれば希望する金額の入金だけで別途手続きは不要です。返済方法が口座振替である場合は、自身で毎月の返済額を増やす方法もあります。また、毎月の返済額を減らしたい場合はモビットコールセンターに相談しましょう。

 

出典

SMBCモビット 返済方法｜返済する
SMBCモビット 返済日・返済額｜返済する
SMBCモビット インターネットバンキングで返済出来ますか？
SMBCモビット Vポイントサービスのご紹介
SMBCモビット 毎月の返済額を変更はできないのでしょうか？  
 

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー

■アイフル
※商号：アイフル株式会社
※登録番号：近畿財務局長(14)第00218号
※貸付利率：3.0%～18.0%（実質年率）
※遅延損害金：20.0％（実質年率）
※契約限度額または貸付金額：800万円以内(要審査)
※返済方式：借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数：借入直後最長14年6ヶ月（1～151回)
※担保・連帯保証人：不要