ここでは、高齢者70歳以上の年齢でも借りられる可能性があるカードローンを紹介します。
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高齢者はシニア向けローンやシルバーローンを
多くのカードローン、ローンサービスは安定した収入があり、返済能力がある人でないと利用できません。仮に借り入れできたとしても少額しか借り入れできない可能性が高く、目的を果たすのには金額が足りないかもしれません。
しかし、少子高齢化と高齢就業者の増加がある今のご時世、70歳以上でも健康に就業可能で、まだまだ返済能力が高い人も多くいます。そうした方には、高齢者向けのシニア向けローン、シルバーローンの利用がおすすめです。
シルバーローンの事例
高齢者でも利用できるシルバーローンには、以下のような事例があります。
60歳以上75歳未満
10万円~200万円
固定金利か変動金利
参考:https://www.77bank.co.jp/personal/loan/multi/77silver/
60歳以上75歳以下(完済時80歳以下)
10万円~100万円
固定金利 年5.0%
参考:https://www.a-bank.jp/contents/kojin/loan/freeloan/silverloan/
60歳以上完済時80歳以下
10万円~100万円
固定金利 年5.8%
参考:https://www.himegin.co.jp/personal/loan/free/silver.html
ここで紹介した地方銀行のシルバーローンは、年金収入があり、各銀行で公的年金を受給している方が一定の審査を経て利用できるものです。
担保や保証人は原則不要で、20歳から65歳の一般向けのカードローンと比べると利用できる条件はそれほど変わりません。
借り入れできる金額は10万円から100万円までとされている所が多く、利用用途は自由になっているとはいえ、十分な金額が借り入れられない可能性があります。
それでも、7年、10年かけて返済できればよいという余裕のあるサービスも多く、返済に関しての猶予は十分あります。ただし、年金収入しかない状態で借りすぎてしまうと、返済期間が長くとも月々の生活に充てられる費用が減ってしまうため計画的な利用が大切です。
近年はシルバー向けのアルバイトも増えているので、単発、短期の労働で臨時収入を得て返済することもできますが、当然、働きに出て追加の収入を得ないといけないという大変さがあります。
それならば、日頃からシルバー向けのアルバイトをして追加の収入を得て、貯金しておいたほうがよいかもしれません。そもそも、お金を借りなくて済むように、できる限り自己資金でなんとかする方向に動くのも重要です。自分自身で用意できる金額とも相談しながら、シルバーローンの借り入れ金額は最小限にしましょう。
シルバーローンの申込み方法
高齢者向けのシルバーローンに申し込むには、以下のような書類が必要となります。
●本人確認書類
●印鑑(普通預金の届出印)
●所得確認書類
主に、各銀行の普通預金口座があることが前提で、公的年金の受け取りもその銀行を指定している必要があります。収入が公的年金のみの場合には、年金振込通知書などがあればよいですが、年金以外の収入がある場合には、その所得確認書類も必要となります。
各銀行に直接行って、窓口で相談するか、各銀行の公式ウェブサイト上から申し込みをしてから銀行窓口で対応してもらう方法があります。
申込みと書類の提出が終わったら審査が行われて、審査に通過できたら、希望の金額、または、銀行指定の金額が口座に振込されます。
シルバーローンの返済シミュレーション事例
シルバーローンに限らず、カードローンなどの借り入れを利用する場合は、必ず返済シミュレーションをしておきましょう。
返済方式、金利、返済期間によって返済総額が変わるうえに、実際の返済総額が増える可能性もあります。事前におおよその金額を把握して、計画的に利用する必要があります。
青森銀行の場合、
● お借入れ額:10万円 (うちボーナス返済:0万円)
● ローン金利:14.5%
● ボーナス月の増額:0円
● お借入れ期間:1年
● 毎月の返済額:9002円
● 総返済額:10万8024円
10万円の借り入れを1年かけて返済する場合、金利が14.5%では上記のような総返済額10万8024円となります。
● お借入れ額:10万円 (うちボーナス返済:0万円)
● ローン金利:5%
● ボーナス月の増額:0円
● お借入れ期間:1年
● 毎月の返済額:8560円
● 総返済額:10万2720円
同じ10万円をシルバーローンの金利5.0%で、1年かけて返済する場合の総返済額は10万2720円と、通常の金利に比べると少し負担が減ります。仮に同じ条件で、借入期間を6ヶ月にしても、
● お借入れ額:10万円 (うちボーナス返済:0万円)
● ローン金利:5%
● ボーナス月の増額:0円
● お借入れ期間:6か月
● 毎月の返済額:1万6910円
● 総返済額:10万1460円
総返済額は10万1460円と、1年かけて返済するのと1260円しか差がありません。
1年かけて返済する場合に比べると、月々の返済額の負担はほぼ2倍になり、かなり生活費を圧迫すると考えられますが、結局、総返済額の差は1260円のみなので、1年かけて返済をしても問題ないかもしれません。
また、1年かけて返済する返済額を半年続けて、あとは資金の余裕によって、一括返済してしまうのもよいでしょう。
もちろん、短期間で返済したほうが良いですが、公的年金の支給が2ヶ月に1回ですので、毎月の返済金額が多くなると生活費を圧迫するかもしれません。
返済期間、金利などは、事前に返済シミュレーションを通して確認しておき、無理のない返済ができるようにしましょう。
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高齢者でも使えるクレジットカード
高齢者がお金を借りる場合、シルバーローンだけでなく、高齢者でも利用できるクレジットカードも視野に入れたほうがよいでしょう。
1ヶ月だけ出費が増えるけれど、その後は分割で支払いできる場合、カードローンでなくても買い物ができる可能性があります。
クレジットカードがあれば、通販やSNSなどウェブサービスの利用も便利になります。シルバーローンでなくても良い場合には、高齢者でも使えるクレジットカードの利用も検討してください。
以下、頼りになりそうなクレジットカードを紹介します。
VISA・JCB・Mastercard
個人会員:4364円
利用可能枠:10~80万円
男性満65歳以上、女性満60歳以上
参考:https://www.jreast.co.jp/card/first/otokyu.html
VISA
年会費無料
利用可能枠:~100万円
満18歳以上の方(高校生は除く)
参考:https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
この他にもイオンカード、セゾンカードにも高齢者でも条件さえあてはまれば利用できるクレジットカードがあります。
クレジットカードの買い物で済む事例
必ずしもカードローンを利用しなくても、お買い物できる可能性があるのがクレジットカードの魅力です。
【事例1】冷蔵庫の買い替え
毎月13万円でギリギリ生活しているとして、冷蔵庫の買い替えに10万円、冷蔵庫の処分費用約5000円必要になった場合、貯金がない限り、すぐに買い替えるのは不可能です。
冷蔵庫の処分にかかるリサイクル料は現金での支払いとなる可能性がありますが、新しい冷蔵庫の購入費に関してはクレジットカードで一括払いし、その後、数ヶ月の分割払いに切り替えて支払うことができます。
もちろん、シルバーローンを利用して、10万円借り入れ、毎月約1万円ずつ返済していっても良いですが、クレジットカードがあれば新たにローンを契約しなくとも、必要な買い物ができる可能性があります。
【事例2】孫へのプレゼント購入
毎月13万円でギリギリ生活しているとして、孫の誕生日に4万円ほどのゲーム機をプレゼントする場合、これを即座に用意するのは無理があります。
なんとか資金を用意しようにも、シルバーローンは審査に時間がかかり、すぐに借り入れできない可能性もあります。この時、高齢者でも使えるクレジットカードを持っていれば、家電の買い替え(事例1)をしたあとでも、利用可能枠未満であれば追加の購入ができます。
利用可能額が30万円のクレジットカードならば、すでに家電の買い替えに10万円使っていて分割払いにしていても、残りおよそ20万円分買い物ができます。追加の4万円もクレジットカードで決済すれば、手元の現金をほとんど失わずに、大きな買い物ができます。
カードの支払いが終わるまでは口座から引き落とされる金額が増えますが、クレジットカードならば手元に現金を残したまま、シルバーローンよりも早く決済できる可能性があります。
また、大きな支払いがなくても、クレジットカードがあればネットサービスを便利に利用できるようになります。ネットやスマホのアプリで映画やドラマが見放題になるビデオ・オン・デマンドの利用、楽天やAmazonなどのネット通販の利用、趣味のハンドメイドの売上の受け取りや支払いなど、世の中の便利なサービスや決済にクレジットカードを利用できます。
シルバーローンを利用するのも、ひとつの資金繰りの方法ではありますが、高齢者でも利用できるクレジットカードを生かせれば、もっと可能性が広がります。
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高齢者の資金繰り方法に関する問題
年齢が60歳以上になると、クレジットカードなどの年齢制限に引っかかる可能性が出てきます。多くは65歳~70歳になるとクレジットカードを利用できなくなることもあり、資金繰りやネット通販の利用が不便になる可能性もあります。
それに加えて、カードローン、シルバーローンの使用でも制限がかかるようになると、生活にはかなり制約ができます。頼りにできる第三者がいない場合、また、公的年金の金額が数万円しかない場合には、生活していくだけでも厳しい状況になります。
働けるうちに貯金をしたり、個人で年金を確保したり、高齢者になってもお金を生み出す仕組みを作っておいたならば別ですが、ない場合には働きに出ることを考える人もいるでしょう。
働ける状況にない高齢者は、シルバーローン、公的年金、公共サービス、社会福祉サービスの他、シルバー向けパート・アルバイトを駆使するしかありません。
どうしてもシルバーローンを利用する必要があるかどうか、他に資金を確保する手段はないか、よく調べ、よく考えてから利用しましょう。
生活福祉資金貸付制度
生活の急変などで一時的に資金が必要な場合に、一定額を貸し付けてもらえる制度が各都道府県、市町村にあります。
● 緊急小口資金
● 総合支援資金
● 住宅確保給付金
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html
これらの貸付を利用できれば、一定のまとまった金額となりますが、基本的に返済の必要が生じます。
しかし、住民税非課税世帯の方などは返済免除になるなどの決まりもあるので、活用できる方は活用しましょう。ただし、一生のうち、何度も利用できるものではないので、利用する際には将来の事も考えての利用が必要です。
職業訓練受講給付金
収入などに一定の条件がありますが、条件を満たす場合には、職業訓練を受講しながら、給付金を受け取ることができます。
ハローワークでの求職も必要となりますが、職業訓練受講中には毎月一定額の給付がありますので、受講中の生活を助けるものとして活用可能です。
これは訓練期間中ならば、毎月給付金が出るため、様々な業種の受講をすればその分、給付があります。
これは借り入れではなく、職業訓練により実力も身につき、ちょうどよい職場が見つかれば、その後の生活、収入も安定するでしょう。毎月の収入がどうしても不足している場合には、この制度の活用も可能です。
参考:https://www.mhlw.go.jp/hellotraining/support/
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
※商号:アイフル株式会社
※登録番号:近畿財務局長(14)第00218号
※貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)
※遅延損害金:20.0%(実質年率)
※契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)
※返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
※担保・連帯保証人:不要
■アコム
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