更新日: 2020.09.24 キャリア

看護師転職の時期と年数は? 迷ったらまず転職の進め方を知ろう

看護師転職の時期と年数は? 迷ったらまず転職の進め方を知ろう
看護師の転職に最適な時期や転職に適した年数をご存じですか。転職に迷ったら、まずは転職の進め方を知ることから始めてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

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生駒大展

監修:生駒大展(いこま だいてん)

国家資格キャリアコンサルタント
 
現在の会社以外には活動している事としては以下があります。
・中央区スポーツ推進委員
・中央区サッカー協会 理事
・東京都キンボールスポーツ連盟 理事
・中央区キンボールスポーツ連盟 理事
・中央区青少年対策 勝どき・豊海地区委員

人財派遣業界で20年、営業やコンサルタントとして従事。
 
地域やスポーツを通じて、子供の将来・キャリアについて興味を持ち幅広く活動。小学生から社会人まで、幅広くキャリア相談が可能。
 

看護師転職のタイミングはボーナス支給月が目安って本当?

転職するにあたりベストな時期を問われたら、「ボーナスが支給されたタイミング」が思い浮かぶ人が多いでしょう。しかし、本当にそれば最適な時期でしょうか? 金銭的な要素だけで決めていいのか、現場の意見も踏まえて考えていきましょう。

看護師転職のベストな時期は、ボーナス支給後の1・7月?

多くの医療機関は、6月と12月がボーナス支給月です。そのため、金銭面だけを考えるなら、ボーナス支給後の1月・7月が転職にはベストとされています。
 
12月のボーナスを受け取ってすぐに退職し、1~3月はしっかり休養を取りつつ余裕をもって転職活動、新年度となる4月から新しい職場に入職という人も、中にはいるかもしれません。
 
しかし、前職や転職先の同僚から「ボーナスもらってから辞めた人」と思われたくないため、ボーナス支給直後は辞めづらいと考えている人もいるでしょう。
 
退職を受け入れた職場からすると、異動時期でもない6月・12月に辞められるのは大きな痛手。夏のボーナス後であれば夏休みも控えていることから、人員調整に苦しんでいるかもしれません。
 
医療の業界は広いようで狭いため、地域によっては前職場との関係が継続する場合や、前職場と現職場の看護師同士が友人関係で情報が筒抜けということも。転職後の人間関係が気になるなら、よく考えて転職時期を決めましょう。

看護師転職の時期は、異動シーズンの4・10月がおすすめ

新年度を迎える4月、人事異動シーズンの10月が、新卒者や転職者が多い時期。そのため職場にもなじみやすいのではないでしょうか。
 
4月は看護学校を卒業した新卒の看護師が多く入ってきます。研修期間がスタートするため、転職者も一緒に研修を受けられるというのは、受け入れる病院側としても研修の手間が省けるため助かるでしょう。特に経験年数が浅い若い看護師なら、4月入職がおすすめです。
 
また、一般的に人事異動の時期である10月も、転職にはおすすめです。異動してくる他の看護師も多いため、研修やOJTが実施されるケースが多く、しっかりと新しい職場の業務を知り、慣れることができます。経験年数の長いベテラン看護師であれば、10月入職がベターです。

看護師の転職、ベストな経験年数は? 狙い目は5年目と11年目

看護師の転職は、キャリア何年目が適しているのでしょうか。狙い目と言える5年目、11年目について詳しく説明しますので、これから転職を考えている人は参考にしてください。

転職をおすすめできないキャリア年数は

入職してすぐの頃は、「こんな職場、無理。辞めたい!」と思う瞬間が多くあるでしょう。これはリアリティショックと呼ばれ、看護師に限らず、社会に出たほとんどの人が理想と現実のギャップに戸惑うそうです。
 
特に看護師の場合はこのリアリティショックが大きい傾向にあります。その原因は、命と直接関わり、ミスが許されない重要な仕事だからです。命の重さと向き合うことに耐えきれなくなり、看護師という仕事自体を辞めたいと思うこともあるでしょう。
 
しかし、よほどの理由がない限り、入職して3年は同じところで勤務を続けることをおすすめします。それは一般的に「3年勤めてはじめて一人前の看護師」という風潮があること、そして3年以内に転職した看護師は「ここもまたすぐに辞めるのでは」と思われる可能性があるからです。
 
3年続けていれば仕事にも慣れ、ミスも少なくなります。命の重さにも自分なりにうまく向き合えるようになり、苦手だった先輩とも仲良くなれているかもしれません。
 
2年目にもなれば新人を指導する機会もあり、自身のスキルアップにもつながります。どんな仕事でも一番つらいとされる、最初の1~2年を乗り切って、3年は続けてみてください。

求人が多く、好条件が増えるのは5年目

看護師の転職で求人数が多く、好条件の求人が増えるのが5年目です。5年目の看護師はひと通りの業務が可能な経験値があり、新人教育なども任せられる安心感があります。即戦力として期待される人材です。

退職金が増える11年目もおすすめ

勤続10年以上だと退職金がぐんと増えるシステムとなっている病院が多いため、11年目も転職の選択肢に入るタイミングです。
 
しかし、転職は時間も手間もかかります。勤続10年で築いた今の職場での地位を手放して、1からスタートするエネルギーがあるのか、しっかりと考えて決めましょう。

転職に迷うなら、まずは進め方を知ろう

転職活動は、求人選び、職場研究、履歴書など書類の準備、日程調整、面接……と手間も時間もかかり、体力や精神力を消耗します。しかしそれは一人で転職活動をした場合。
 
転職エージェントに登録すると、アドバイザーが担当に付き、親身になって具体的な進め方も相談に乗ってくれます。そして職場の情報を教えてくれたり、日程調整や条件交渉を代行してくれたり、2馬力での転職活動が可能となります。 

徹底したヒアリングでよき理解者となってくれる

転職エージェントのアドバイザーは、まず徹底したヒアリング(面談または電話、コミュニケーションツール)で、転職希望者を知ることから始めます。希望する条件や転職活動への不安・疑問はもちろん、将来のこと、仕事への悩みなど、何でも話してみましょう。きっとよき理解者となって、転職活動をサポートしてくれます。

求人紹介

転職エージェントのもとには、さまざまな医療機関から看護師求人が寄せられています。その中にはサイト上では探すことができない「非公開求人」もあります。非公開求人が求職者の希望条件に合う案件なら、担当のアドバイザーから紹介されます。

面接対策

応募先が決まったら、記入したエントリーシートをアドバイザーに添削してもらうことも可能です。このほか面接の日程調整を代行してくれたり、面接へ向けたアドバイスをくれたりと全面的にサポートしてくれます。仕事をしながらの転職活動は大変なので、とてもありがたいサービスです。

円満退社までサポート

給与面や福利厚生など、転職先との条件交渉も、アドバイザーが代行してくれます。また、現職場を円満に退社するための退社時期や、方法などについてもアドバイスしてくれます。

まとめ

看護師の転職に最適な時期と年数について紹介しました。転職の時期としてベストなのは新人看護師が入職する4月と、人事異動がさかんになる10月です。転職の年数でベストなのは、求人が多くなるベテラン一歩手前の5年目と、退職金が増える11年目でした。
 
アドバイザーと二人三脚で転職活動を行えば、忙しい仕事の合間にも求人情報を得たり、最適な転職先を探したりすることは可能です。転職エージェントを活用して、理想通りの新しい職場を見つけましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:生駒大展
国家資格キャリアコンサルタント

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