更新日: 2023.10.14 キャリア

転職3回、全て「ブラック企業」です…ホワイト企業と見分けるコツはありますか?

転職3回、全て「ブラック企業」です…ホワイト企業と見分けるコツはありますか?
長時間労働で、ハラスメント気質の上司がいる職場は、もしかするとブラック企業かもしれません。そのような職場で働き続けることは困難なため、転職を考える方もいらっしゃるでしょう。
 
しかしなかには、転職したにもかかわらず、転職先の職場の労働環境も悪かったというケースもあります。
 
転職を成功させるには、ブラック企業とホワイト企業を、見分けるためのコツを知ることが大切です。そこで今回は、実際に転職した人の状況を確認しながら、ホワイト企業を見極めるコツについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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自身の職場が「ブラック企業」だと感じた理由は?

株式会社ライボが運営するJob総研の「2023年 働く環境の実態調査」によると、ブラック企業なのではないかと感じる企業に勤務した経験のある方の割合は、52.8%であることが分かりました。さらに「ブラック企業」だと感じた理由には、以下のような回答が出されました。
 

1位:長時間労働(68.9%)
2位:ハラスメントがある(48.3%)
3位:根性論が飛び交っている(43.3%)
4位:労働時間に対して低賃金(43.1%)
5位:月の残業が45時間超え(41.7%)

 
残業や休日出勤などの長時間労働は、ブラック企業だと感じる理由として、割合が最も大きいようです。また、長時間労働にもかかわらず給与が少ない、残業代が支払われないなど、会社への不信感を募らせている方も多いようです。
 
また、転職の決め手となった理由のなかで、最も多い回答も「長時間労働(48.1%)」でした。次いで「労働時間に対して賃金が低い(41.1%)」「ハラスメントがある(40.3%)」でした。
 

「ブラック企業」と「ホワイト企業」を見分けるコツ

同調査にて、ブラック企業だと感じたために転職したが、転職先でも、働く環境の希望がかなわなかった経験をした方は30.2%と、約3割いることが分かりました。
 
転職で失敗しないためには、転職を希望する会社が、ホワイト企業かどうかを見極めることが大切です。ここでは、「ブラック企業」と「ホワイト企業」を見分けるコツをご紹介します。
 

【ブラック企業の可能性がある会社の特徴】

・頻繁に求人募集を掲載している
・基本給や時間外労働についての記載がない
・仕事内容が不明瞭である
・応募条件が緩い
・同業他社と比較したときに、条件がよすぎる(または悪い)
・オフィスがきれいに保たれていない
・面接官の態度が悪い

 
上記は、ブラック企業として考えられる特徴ではありますが、必ずしも当てはまるとは限りません。
 
しかし、仕事内容や給与などが不明瞭である場合は、事前に確認しておくことが大切です。働き始めてから、想像していた内容とは異なると感じた場合に、トラブルへ発展するおそれがあります。
 
また、面接時における社員の第一印象も、重要です。高圧的だったり、やる気が感じられなかったりする場合は、注意しましょう。
 

ブラック企業を見極めて働きやすい環境で仕事をしよう

政府による働き方改革の影響で、労働環境は改善されつつありますが、依然としてブラック企業といわれる会社は存在します。ブラック企業で長期間働き続けると、心身の健康を害するおそれがあるため、状況によっては、転職を検討したほうがよいでしょう。
 
転職する際は「ブラック企業」であるかどうかを見極めて、自分が働きやすいと感じる会社を探すことが大切です。人によって、働きやすいと感じる環境は異なるため、今回ご紹介したポイントを参考に、自分に合った会社を選びましょう。
 

出典

株式会社ライボ Job総研「2023年 働く環境の実態調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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