更新日: 2024.05.27 キャリア

面接で希望年収を聞かれた時は正直に答えるべき?どのように答えるのが正解?

面接で希望年収を聞かれた時は正直に答えるべき?どのように答えるのが正解?
転職の面接の際に、面接官から希望年収を聞かれるケースもあるでしょう。的外れな回答をしないためにも、自分の経験やスキルから予測できる年収を把握しておく必要があります。今回は、転職市場における自分の市場価値の調べ方や、面接で希望年収を聞かれた際の適切な回答方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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転職活動で役に立つ市場価値とは

転職時によく使われる市場価値とは、自分が希望している転職先の市場のなかで、どのくらいの価値があるのかを示すものです。市場価値は、主にこれまでの経験やスキル、実績、専門性などの観点から決められるケースが一般的です。
 
株式会社ビズヒッツが2023年に男女500人に行った自分の市場価値に関する意識調査によると、転職時に自分の市場価値を調べた理由には以下のようなものをあげられています。
 

・自分の適正年収を把握したいため
・スムーズな転職活動を行うため
・自分に足りないスキルや経験を把握するため

 
このなかでは、自分の適正年収を知りたいという方が最も多い結果となっています。転職する際に今の年収よりも上がるのか下がるのかをある程度把握できれば、面接時に、希望年収について聞かれた際にも見当違いな回答をせずに済むでしょう。
 

市場価値を調ベる方法

同調査において、自分の市場価値を調べた110人に対して、どのように市場価値を調べたかヒアリングしたところ、以下のような結果となっています。
 

・転職エージェントを利用した
・ネットの適性診断ツールを利用した
・ネットで検索して調べた
・転職サイトに登録して求人チェックをしてみた
・登録した転職サイトからのオファーを確認した

 
このなかでは、転職エージェントの利用とネットの適性診断ツールの利用が3割程度と同じくらいの割合を占めています。
 
転職エージェントを利用している方は、キャリアアドバイザーに相談しながら客観的なデータに基づく市場価値を把握でき、アドバイスなども受けられる点が1番の理由のようです。適性診断ツールは無料で提供されているものが多く、自分の市場価値を気軽にすぐ調べられる点はメリットといえるでしょう。
 

面接で希望年収を聞かれたときの回答方法

会社側が希望年収を聞く理由としては、ミスマッチを防ぐ1つの判断材料として扱うケースもあるようです。市場価値を事前に把握しておくことである程度対応できる部分もありますが、ここでは、実際の面接で希望年収を聞かれたときの適切な回答方法をご紹介します。
 

応募した求人票に記載されている年収を参考に回答する

求人票に記載されている年収を参考に回答する方法が無難といえます。求人票の想定年収が300万円であれば、300万円前後で面接官に伝えましょう。
 
例えば、求人票の想定年収が300万円なのにもかかわらず、600万円と回答してしまうと、「求人票を確認していない」「自分を理解できていない」などのマイナスのイメージを植えつけてしまうリスクもあります。
 

前職の年収を参考に回答する

前職の年収に近い金額で回答すると、面接官にも納得してもらいやすいでしょう。前職で500万円の年収であれば、前職での年収を添えて500万円前後の年収を希望する旨を伝えます。もし、前職以上の年収を希望する場合は、その理由とともに希望年収を伝えることが重要です。根拠が明確であれば、会社側もそれを考慮して年収アップを検討してくれる可能性もあります。
 

面接で希望年収を聞かれたときは求人情報・前職の年収を参考に回答する

転職時の面接の際に、希望の年収を聞かれた場合は、求人情報や前職の年収を参考にして、回答する方法が一般的です。また、事前に転職市場における自分の価値がどのくらいあるのかを調べておくことも重要です。自分の市場価値が把握できていれば、的外れな回答をせずに済みます。
 
むしろ、自分のことを客観視できているとプラスの印象として捉えてもらえる可能性もあるでしょう。ご紹介した方法を参考に、転職活動や面接時に活用してみてください。
 

出典

株式会社ビズヒッツ 自分の市場価値についてのアンケート調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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