よくCMで見かける「ハイキャリア転職」ってどんな人が利用できるの?「年収400万円」でも企業からスカウトをもらうことはできる?
配信日: 2024.10.23
そこで本記事ではハイキャリア転職について解説し、ハイキャリア転職に向いている人の特徴や年収の相場、ハイキャリア転職を成功させるコツなどについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ハイキャリア転職とは?
ハイキャリアとは英語の「high(高い)」「career(経歴)」を組み合わせた言葉で、次のような特徴を持つ人を指すようです。
・学歴が高い
・経営層や責任者など重要なポジションに就いている
・高い実績を持っている
・年収が高い
以上から、学歴や実績などを持つ人材が、より高いキャリアや年収を目指して転職することを意味していると考えられます。
ハイキャリア転職に向いている人の特徴
ハイキャリア転職ができる人の特徴は、学歴や年収だけではありません。以下のような特徴を持つ人もハイキャリア転職に向いているとされています。
・高い専門性やスキル、実績を持っている
・リーダーシップとマネジメント能力を持っている
・問題解決能力がある
・高いコミュニケーション能力がある
・自己成長意欲がある
特定の業界や職種で培った豊富な知識や経験などは、企業にとって即戦力となりうる貴重な資産となるでしょう。新規事業の立ち上げや、既存の事業の改革などで活躍が期待できると考えられます。
また、社内外で良好な人間関係を築ける高いコミュニケーション能力は、チームをまとめ目標達成に導き、企業が抱える課題の迅速な解決に向けて貢献できるでしょう。さらに時代に合わせて柔軟に変化できる思考を持ち、新しい知識を学び自己成長を目指す姿勢は組織によい影響を与える可能性が高いといえます。
ハイキャリア転職に求められる要素には現在の年齢や年収も重要ですが、高い専門性やスキル、環境が変わってもすぐに結果を出せる力や、組織を成功に導く能力も同じように大切だと考えられます。したがって、年収400万円でも、専門性の高いスキルや実績があれば企業からスカウトされる可能性もあるでしょう。
ハイキャリア転職の年収の相場
一般的なハイキャリア転職における年収の相場は、以下の通りです。
・20代:800万円〜
・30代:1000万円前後〜
・40代、50代:1500万円〜
国税庁の令和5年度の民間給与実態統計調査によると、上記の年代における平均年収は以下の通りです。
・20代:266万8000円〜394万4000円
・30代:431万3000円〜466万2000円
・40代:500万5000円〜521万4000円
・50代:539万6000円〜545万1000円
例えば、20代でハイキャリア転職に成功した場合、平均年収は270万円〜400万円程度であるため、400万円〜530万円の年収アップが期待できるかもしれません。40代や50代においては、平均年収の3倍近い年収になる可能性があるでしょう。
年収400万円でも専門性の高いスキルや実績があればスカウトを受けられる可能性がある
ハイキャリア転職は学歴や年収も重要ですが、それだけではありません。高い専門性や能力を持っている人や問題解決能力、高いコミュニケーション能力がある人であれば、ハイキャリア転職も十分可能です。これらの条件を満たしている場合は、年収400万円でも企業からスカウトされる可能性もあります。
ハイキャリア転職を成功させるために、企業にアピールできるキャリアを棚卸し、日々自己成長に努めることが必要でしょう。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査 調査結果報告 (170ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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