転職の最終面接は熱意と覚悟を示す!最終面接対策を紹介
配信日: 2020.08.24
そこで、この記事では、転職の最終面接の役割や対策を紹介していきます。
中小企業診断士。国家資格キャリアコンサルタント。通訳案内士(英語)。
1958年生まれ。1981年東京工業大学卒業。同年三井物産入社。航空・防衛部門を経て2008年同社ワシントン事務所長就任。
2013年日賑グローバル株式会社設立、代表取締役就任。中堅・中小企業の海外展開を支援中。その一環で外国人材を日本企業に紹介の上、定着と戦力化を図るカウンセリングと研修を提供。
詳細は外国人材アクセス.com (http://www.gaikokujinzai-access.com/) 参照。
転職の最終面接の役割
意欲や熱意があるか
転職の最終面接の役割は、面接担当者が応募者の意欲や熱意を確かめることです。
例えば、一次面接、二次面接、最終面接がある場合を考えましょう。一次面接では、「社会人としての基本がなっているか」を見られます。二次面接では、「応募企業の職務に合うスキルがあるか」を見られています。最終面接では複数の点を見られますが、その1つが意欲や熱意を確かめることです。
また、最終面接は、会社の役員が担当する場合もあります。会社の役員は、応募者が採用された後、企業に愛着も持ってくれるのかも見ています。
企業のニーズに合っているか
さらに転職の最終面接では、候補者が企業のニーズと合っているかを再確認されます。一次面接、二次面接でも企業のニーズに合っているか見られますが、最終面接の後には採用か不採用か最終判断を下さなければなりません。そのため、企業のニーズに合っているか再確認されます。
覚悟はあるか
最終面接では覚悟があるかどうかも確認をされます。採用側としてはすぐに辞められてしまうと、採用し職務を教えるためにかけた時間や労力が無駄になってしまいます。そのため、面接担当者は企業で採用後に長く働き続ける意思や覚悟があるか確認してくる場合もあるでしょう。
面接担当者は「5年後この会社でどうなっていたいですか?」などと聞いてくることがあります。そのため、応募企業で将来どうなっていたいかを考えておきましょう。
転職の最終面接で押さえておくべき2つのポイント
ビジネスマナーはしっかりとする
転職の最終面接で押さえておくべきポイントの1つは、ビジネスマナーをしっかりとすることです。最終面接では企業の重役が同席する場合もあります。企業の重役はビジネスマナーを重視する人も多いです。そのため、ビジネスマナーはしっかりと押さえておきましょう。
よく考えて返答する
最終面接は、合否が分かれる重要な局面です。そのため、よく考えて返答しましょう。質問された内容にすぐに答えることができないと思ったら、「少し時間をもらっていいですか?」と答えて数秒時間を使うこともできます。
ただし、最終面接で自分のことを聞かれた場面で「分かりません」「考えていません」「特にありません」はNGです。自分に関連した質問をされているのですから、少し時間がかかっても自分の意見を述べましょう。
最終面接でよく聞かれること
最終面接でよく聞かれることは以下のような質問です。
●転職したいと思った理由をもう一度聞かせてください。
●もう一度志望動機を聞かせてください。
●人間関係で悩むほうですか?
●前職で成果をあげたことはありますか?
●当社は第一志望ですか?
●当社に内定した場合、他社はどうしますか?
●内定した場合、いつから働けますか?
これらの質問を聞かれることが多いため、答えをよく準備しておきましょう。
逆質問に「特にありません」はNG
最終面接では面接担当者から「何か気になる点はありますか?」と質問があるか尋ねられる場合があります。いわゆる逆質問です。そのときに「特にありません」はNGです。「特にありません」では、意欲がないと思われてしまいます。
できれば3つほどは質問すると良いでしょう。職務内容や職場環境、福利厚生など最終面接で逆質問されたときに尋ねる内容をあらかじめ考えておきましょう。
まとめ
この記事では、転職の最終面接の役割や対策を紹介しました。最終面接の役割は、候補者の意欲や応募企業のニーズとの適合性、そして覚悟を確かめるためにあります。この点を意識して臨むことでうまくいきます。
さらに最終面接に臨むにあたっては、ビジネスマナーやよく考えて答えることが大切であると覚えておきましょう。
最終面接は、会社の重役が面接担当者になることもあります。少し緊張するかもしれませんが、よく準備して意欲や覚悟を表現しましょう。
監修:米山伸郎
中小企業診断士。国家資格キャリアコンサルタント。通訳案内士(英語)。