執筆者： 遠藤綾子
こちらの記事では、介護業界でパートとして働くことのメリットやデメリット、求人の探し方から時給に至るまで、幅広い情報を解説していきます。介護業界で仕事をしてみたい方や、パート先を探している方はぜひチェックしてみてください。
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介護業界でパートで働くメリット
まずは、介護業界でパートとして働くメリットを紹介していきます。人それぞれ何がメリットになるかは変わりますが、次に紹介するメリットが自分の生活スタイルに合っているなと思う人は、介護業界で働くのに向いているといえます。ぜひ自分の環境と照らし合わせてチェックしてみてください。
未経験でも採用されやすい
介護業界というと、資格が必ず必要かと思われがちですが、高齢化社会で人手不足な事業所がとても多いため、無資格で未経験でも求人が多く出ていることがあるのがメリットです。
必ずしも経験を重視されないため、人柄やコミュニケーション能力を重視して採用されるケースが多く、介護業界で働いてみたいという思いがあれば誰でも飛び込める可能性があるのはうれしいです。
シフトの調整がききやすい
介護業界は、シフト制勤務であることがほとんどなので、必ず同じ時間に出勤しなくてはいけない職場ではないため自分の予定に合わせて調整できるのもメリットです。
例えば、曜日固定のパートなら子どもの行事などで休みたくても休めないこともありますが、シフト制の介護パートなら、その日を休みにしてもらうことができます。ただし、介護業界でも事務職など職種によってはシフト制ではなく固定勤務の可能性があるので、どのような勤務体系が良いのかは働く前にチェックしておきましょう。
介護スキルを身につけて活躍できる
パートとして働く場合でも、さまざまな仕事を任せてもらえることが多く、介護スキルを身につけて活躍することができるのが魅力の1つです。たくさんの経験を積むことで、正社員のように知識をつけて働けるのはやりがいにつながります。
また、その経験を生かしていずれ正社員になりたいという方や、資格を取得していきたいという方にとっては、パートでもたくさん経験を積めるというのは大きなメリットとなります。
介護業界でパートで働くデメリット
もちろん、介護業界でパートをすることはメリットばかりではありません。デメリットを知っても、自分の中でそれを補うだけのメリットがあるのかどうか、デメリットも自分にとってはメリットになりうるのかどうかというのが、働く前に知っておきたいことです。
人手が足りないとハードなシフトが組まれることも
比較的、人手が足りない事業所が多い業界のため、そのような事業所を選ぶと疲れが取れないハードなシフトが組まれてしまったり、残業をお願いされたりする場合もあるため注意しましょう。
人によっては、たくさん働いてお金を稼ぎたいという方もいるかもしれないので、それぞれどの程度の収入が欲しいのか、残業をしてでもたくさん給料が欲しいのかどうかなど、自分の理想の働き方に合わせて事業所選びをするのが大切です。
経験者は責任の重い仕事をさせられることも
過去に介護職で働いていて、またパートとして現場に戻る人などは、その経験ゆえに責任の多い仕事を任せられることもあります。これも、人によってメリットと感じるのかデメリットと感じるのか違う部分です。
少しでも責任のある仕事をして、スキルアップしていきたい方にとってはいいかもしれませんが、子育てと両立しながらゆったり働きたいなど、仕事に重きを置けない場合は注意したほうがいいでしょう。
収入に見合わない仕事量の場合もある
パートは一般的に、正社員や派遣より給料が安いことが多いですが、それなのに同じような仕事量を任されることがあるので注意が必要です。
通常は、正社員や派遣の方が責任が重かったり、部下の責任を取る必要があったりするため給料が高く設定されているものですが、事業所によってはパートでも同じ仕事をしなくてはいけないことも。給料が安いとそれだけでモチベーションが下がってしまうものなので、仕事量に見合う収入があるのかは事前にチェックが必要です。
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介護職パートの求人の探し方
それでは実際に、介護の世界でパートとして働くために求人を探す方法を紹介します。未経験でも探しやすいので、参考にしてみてください。
当然、資格があったり経験があったりした方が優遇されるケースが多いですが、特にパートとして働く場合はそれほど重視されるポイントではないので、未経験でも安心して応募することができます。
ただ、訪問介護に携わるには資格が必要になることがほとんど。施設で働く場合なら無資格・未経験でも安心です。そして、未経験でも入社してから仕事を覚えたらいいというスタンスの事業所が多いため、心配ありません。
介護業界で働いてみたいという思いや、人柄の良さやコミュニケーション能力があれば、採用してもらえることが多いです。
介護業界の求人は、基本的に求人広告や職員からの紹介で探すことが多いです。特に都心部の場合では、チラシやHPなどから探すこともあります。反対に郊外では、ハローワークなど職業安定所で探すこともありますが、知人から紹介されるような人のつながりで仕事を見つけることも。
年齢や働き方の理想によっては、なかなか求人が見つからないと焦ることもあるかもしれませんが、基本的に人手不足な業界なため、ゆっくり探してみましょう。
介護パートの給料相場は？
最後に、介護業界で、パートで働く場合の給料相場についてまとめていきます。パートで働く場合の平均時給や日数、平均時間などを紹介していきます。
介護パートは時給として働くことが多いです。時給の平均は、1,100円程度だと言われています。飲食店やコンビニなどと比較すると、少し高めといったところでしょうか。
また、パートとして働く方の労働日数は、月あたり15日程度、1日の労働時間は平均6時間程度となっています。パートとはいえ、比較的がっちりと働いている方が多い印象です。
介護業界で働く上で給料を上げるためには、資格の有無が鍵になります。しっかりと給料をもらいたい場合は、資格取得を視野に入れて仕事をするのがおすすめです。
「介護職院初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」など、働きながら取るのがおすすめの資格があります。また事業所によっては、資格取得を応援してくれる制度があるところもあるため、パートでも適用されるのかチェックしてみましょう。
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こちらの記事では、介護業界でパートとして働くことについてまとめてきました。介護の仕事は楽なものではないですが、利用者に喜んでもらえたり、スタッフと協力しながら進めていくことができる素晴らしい仕事です。
正社員として働くのは環境的には難しいけれど、介護に携わってみたいという方はぜひパートで仕事をするのを検討してみてはいかがでしょうか？また将来的に正社員として働きたいと思っている方も、パーﾄとして働きながら資格を取得したりすることもできるので、ぜひ検討してみましょう。
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