更新日: 2024.09.25 融資
個人事業主におすすめファクタリング厳選7社をご紹介!各社の口コミや選び方についても解説【9月最新】
スピードやコストを重視する方にピッタリのファクタリング会社を見つけましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
個人事業主におすすめのファクタリング会社7選
個人事業主におすすめのファクタリング会社として、一般社団法人オンラインファクタリング協会の会員で個人事業主の方におすすめできる7社をご紹介します。
利用者によって適しているファクタリング会社はそれぞれです。おすすめポイントを参考にして適した会社を見つけましょう。
信用度の高い売掛債権の売却ならQuQuMo(ククモ)がおすすめ
●申し込みから入金まで最短2時間
●業界トップクラスの手数料は1%~と低コスト。
●必要書類は、請求書・通帳の2点のみ
QuQuMo(ククモ)は業界最低である1%の手数料率から利用できるファクタリングです。ファクタリングの手数料の決まり方として、売却する売掛債権の信用度が重視されます。信用度の高い売掛債権を持っている方は、ククモであれば低い手数料で資金調達できる可能性が高いでしょう。
また、必要書類も少なく、クラウドサインを経由して契約するため工数も少なく済みます。申し込みから最短2時間で現金化でき、忙しい個人事業主の方でもストレスなくスムーズに利用できます。
買取可能額 | 上限:なし 下限:なし |
手数料率 | 1%~ |
入金スピード | 最短2時間 |
利用形態 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 個人事業主 法人 |
オンライン申し込み | 対応 |
必要書類 | ・通帳 (保有する全銀行口座の入出金明細直近3ヶ月分) ・請求書 (請求金額・入金日が確定しているもの) |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート 〒171-0022 東京都豊島区南池袋二丁目13番10号 南池袋山本ビル3階 |
次に口コミ・評判を紹介します。
対応が丁寧だった |
とても丁寧に対応してもらえたし担当してくれる人が毎回同じだったので、より話がスムーズに進んで面倒に感じないのが良かったです。手数料が低く設定されているので初期費用を抑えたいなという時に適しているし、審査がスピーディーというのもありがたいポイントでした。保証人や担保も不要で、信用情報に影響もないのも良いなと思ったし審査に必要な書類もそれほど多いわけではないので揃えるので面倒ということもなかったです。ファクタリング以外の提案もしてもらえたりと、利用者に寄り添ってくれるスタイルで信頼できて良いなと思いました。 |
※みん評|ファクタリングの口コミ・評判(評価順)より引用
多角的に検討したい方はAGファクタリングがおすすめ
●様々な金融商品を検討可能
●審査スピードに定評がある
●起業したばかりでも売掛債権(請求書)があれば可能
AGファクタリングは、AGビジネスサポート株式会社のサービスのひとつです。AGビジネスサポートは、ファクタリングだけでなく「カードローン」「ビジネスローン」「不動産担保ローン」などの他の資金調達方法を相談しつつ自分にあった商材を検討することが可能です。
手数料は、最低2%~と業界の中では低い水準であり、申し込みから入金までも最短2日と比較的早く資金調達することが可能です。
買取可能額 | 上限:記載なし 下限:10万円 |
手数料率 | 買取金額に対して2%~ |
入金スピード | 最短即日 |
利用形態 | 2社間ファクタリング 3者間ファクタリング |
利用対象者 | 個人事業主 法人 |
オンライン申し込み | 対応 |
必要書類 | ・本人確認書類 ・請求書(請求金額・入金日が確定しているもの) ・同一の入金済みの請求書 ・過去の請求書の入金が確認できる通帳 |
運営会社 | AGビジネスサポート株式会社 東京都港区芝2丁目31-19 |
次に口コミ・評判を紹介します。
とにかく融資が早かった |
とにかく審査の早さがかなり速くてすぐに借り入れが完了したので大変助かりました。
どうしても運用資金が枯渇している状態であり、支払いが迫っているものがあったのですが、売掛金を基にさっと必要な分を借入することができました。 おおよそ200万円程度の借入でしたが、売掛金もその分多めに担保に入れるような形で提出し、審査に必要なものを申請しただけでこれだけの額を借入がすぐにできたのは驚きです。 その日のうちに入金され、簡単な借り入れができた物なのでとても助かりました。 |
※みん評|ファクタリングの口コミ・評判(評価順)より引用
起業したての方にはフリーナンス即日払いがおすすめ
●総合的なサポートが付帯される
●手数料が最高でも10%と低コスト
●大手企業の安心感がある
フリーナンスは、GMOクリエイターズネットワークが運営しており、個人事業主のお金と保険のサービスとして展開しています。フリーナンスに登録することで口座やバーチャルオフィスだけでなく、無料プランでも最高5,000万円補償の保険が付帯されます。
またファクタリングサービス「即日払い」があり、手数料は3%~10%と最高でも10%であるため比較的コストを抑えて利用することが可能です。
フリーナンスであれば、ファクタリングだけでなく総合的に個人事業主として必要なサービスが付帯されるため、個人事業主として間もない方には特におすすめです。
買取可能額 | 上限:1000万円 下限:1万円 |
手数料率 | 3%~10% |
入金スピード | 最短即日 |
利用形態 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 個人事業主 法人 |
オンライン申し込み | 対応 |
必要書類 | ・公共料金の請求書/領収書 ・取引を示すエビデンス ・売掛金に関する資料(請求書、契約書など) ・入金が確認できる通帳等 |
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 東京都渋谷区桜岡町26番1号 セルリアンタワー |
次に口コミ・評判を紹介します。
安心が得られる |
フリーランスでシステム構築やアプリ開発などで収入を得ていますが、よくクライアントと報酬の支払いなどでトラブルがあります。そんなときにフリーナンスに登録するようになって本当に助かっています。クライアントが報酬をなかなか払ってくれない時に生活費に困ってフリーナンスのファクタリングを利用して当座の生活費をねん出できました。手続きも簡単で即日払いしてくれるので、とてもスピーディーで助かっています。また、万が一著作権などの問題でクライアントから損害賠償などを求められるようなことがあっても守ってもらえるという安心感があり、フリーランスで1人という不安から会社務めのように安心と保証が得られるのは本当にありがたいです。 |
※みん評|ファクタリングの口コミ・評判(評価順)より引用
少額スピード重視ならペイトナーファクタリングがおすすめ
●申し込みから最短10分で資金調達が可能
●最低1万円から売却可能
●個人事業主の売掛債権でも売却可能
ペイトナーファクタリングは、申し込みから入金まで最短10分と業界最高水準のスピード感で資金調達できます。AIによる審査を導入しており、このスピード感での資金調達が可能となっています。
手数料は一律10%と少し割高であると感じる方もいるかも知れませんが、紹介している会社の中で唯一個人事業主の売掛債権であっても売却が可能です。また、1万円からの少額債権の買い取りも行っています。
スピード感重視かつ少額の売掛債権の売却を検討している個人事業主にはおすすめです。
買取可能額 | 上限:100万円 下限:1万円 |
手数料率 | 10% |
入金スピード | 最短10分後 |
利用形態 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 個人事業主 法人 |
オンライン申し込み | 対応 |
必要書類 | ・請求書 (支払い期日が確定しているもの) ・口座入出金明細 ・本人確認書類(初回の利用時のみ) |
運営会社 | ペイトナー株式会社 〒105-0001 東京都港区虎ノ門五丁目9番1号 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 5F |
次に口コミ・評判を紹介します。
一律10%で利用できる。 |
ペイトナーは良くも悪くも10%の手数料だけで利用でき、平日であれば請求書を提出しスグに振り込みがされます。体感で2~3時間といった所です。初回利用時は青色申告書や決算証明、取引先の契約書など他と比べたら比較的少ない資料で登録ができます。土日祝日は安になので利用できませんが比較的使いやすい所です。やはり大手と比べて手数料が多少高いと感じますが実際は金額に応じて少額の場合は恐らく何処も大差ないように感じます。 |
※みん評|ファクタリングの口コミ・評判(評価順)より引用
新規取引先の売掛債権ならlabol(ラボル)がおすすめ
●新規の取引先の売掛債権も可能
●業界や業種問わずに買い取り可能
●最低1万円の債権も売却可能
labol(ラボル)は、新規取引先の売掛債権でも確定したものであれば売却可能です。また、業界や業種問わずに検討してくれます。多くのファクタリング会社では、2回目以上の取引が必須となる場合もあるため、他のファクタリング会社と比べて非常に柔軟です。
手数料は、一律10%ですが、必要書類も少なく、申し込みから最短3時間で入金され、少額の売掛債権の売却もできます。
業界や業種で難しいかたや、新規の取引先の売掛債権を売却したい個人事業主の方にはおすすめです。
買取可能額 | 上限:記載なし 下限:1万円 |
手数料率 | 一律 10% |
入金スピード | 最短3時間 |
利用形態 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 個人事業主 法人 |
オンライン申し込み | 対応 |
必要書類 | ・本人確認書類 ・請求書 ・取引を示すエビデンス(メール等) |
運営会社 | 株式会社ラボル 東京都世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエアタワー |
次に口コミ・評判を紹介します。
迅速に資金調達できました |
私は2022年より個人事業主として活動しておりますが、、2023年夏にLabol(ラボル)のサービスを利用しました。創業1期目は売上も順調だったのですが、2期目に入って伸び悩みを見せ、2023年夏頃には資金繰りが厳しくなっていました。銀行融資は断られ、あとは消費者金融を利用するしかないとなったときにこのサービスに出会いました。最大の魅力はその迅速な審査と入金スピードです。私も申し込みから3時間後には資金調達できました。一方で、手数料は10%であり、割高に感じるかもしれませんが、迅速さや利便性を考慮すると妥当なレベルだと感じました。 |
※みん評|ファクタリングの口コミ・評判(評価順)より引用
ファクタリングが不安な方はアクセルファクターがおすすめ
●直接相談も可能
●柔軟な審査やスピード感に定評
●国から認定もあり安全性が高い
アクセルファクターは、オンラインで相談も可能ですが、直接相談することも可能な唯一のファクタリング会社です。拠点は、東京、仙台、名古屋、大阪にあります。即日入金・柔軟な対応・審査をモットーとしており親身に向き合ってくれる会社です。
また国から、経営革新等支援機関の認定を受けており、安全性も高い会社と言えます。手数料も2%~と比較的低くファクタリングの利用が怖いと感じている方にはおすすめです。
買取可能額 | 上限:なし 下限:なし |
手数料率 | 2%〜 |
入金スピード | 最短3時間 |
利用形態 | 2社間ファクタリング |
利用対象者 | 個人事業主 法人 |
オンライン申し込み | 対応 |
必要書類 | ・本人確認書類 ・請求書(契約書など) ・入金が確認できる預金通帳 直近の確定申告書(所得税又は法人税) |
運営会社 | 株式会社アクセルファクター 東京都新宿区高田馬場1-30-4 30山京ビル5階 |
次に口コミ・評判を紹介します。
無事資金調達できました |
経営が落ち込み、融資が受けられず、困っているところで、アクセルファクターさんに出会いました。けれど、手数料等半信半疑。もっと安いところはないか…等、いろいろ調べました。手数料の安さに釣られ、いろいろな会社に問い合わせたのですが、土壇場で高額な手数料を提示されたり、ことわられたり…が多く、結局、アクセルファクターさんの手数料は安い方だ…と実感しました。また、こちらの請求ミスで予定通りに入金できなかった時には、かなり無理なお願いをして助けていただきました。 おかげで、倒産の危機をなんとか免れました。感謝しています。 |
※Google| Google のクチコミより引用
【個人事業主向け】失敗しないファクタリング業者の選び方
ファクタリング業者を選びに失敗しないためにも、いくつかポイントを抑えておくのがおすすめです。
失敗しないファクタリング業者の選び方は、以下が挙げられます。
・最低対応額と即日対応可能か調べる
・相見積もりを取って比較する
・口コミや利用実績を確認する
1.最低対応額と即日対応可能か調べる
最低対応額や、即日対応可能かどうかはファクタリング業者によって異なります。そのため、これらの項目については先んじて調べておいて、自分の事業規模や事業方針と合っているか判断しなければなりません。
特に最低対応額については数万円程度から受け付けているものもあれば、最低金額が100万円のものなどさまざまです。個人事業主の方は売上についてばらつきがあったり、取引先が多くて一つひとつの売掛債権額は少額であったりします。
そのため、基本的には少額から受け付けているファクタリング会社を選ぶのが、個人事業主の方にはおすすめです。また、ファクタリングを依頼してから、現金化されるまでの対応もポイントとして挙げられます。
それぞれが置かれている状況によっては今すぐに現金が必要なケースもあるため、即日対応可能かについても調べておきましょう。
2.相見積もりを取って比較する
ファクタリング業者ごとに、違った特徴を持っているのは当然です。そのため、ファクタリング業者を1社のみ見て判断することはおすすめできません。
失敗しないためにも、複数のファクタリング業者から見積もりを取って、相見積もりを取ることが大切です。相見積もりを取ってそれぞれが提案している内容を比較して、自分で納得できるものを選択してください。
ただし、相見積もりを取る際にはいくつかポイントがあるため、意識しながら取り組まなければなりません。意識するべきポイントとして、「同じ条件で相見積もりを依頼する」「時間に余裕があるタイミングで相見積もりを取る」「最低3社は相見積もりを取って比較する」が挙げられます。
3.口コミや利用実績を確認する
口コミや利用実績が充実しているファクタリング業者は信用できるといえ、逆にまったく口コミや利用実績がないファクタリング業者は悪徳業者である可能性も考えられるでしょう。特に口コミに関しては、おおむねすでに利用した方が評価しているため、各種サイトで確認することがおすすめです。
注意点としては法人利用した方の口コミも重要ですが、個人事業主で利用した方の口コミを確認してください。法人に対しての対応は良くても個人事業主に対して対応してないケースも考えられるため、すべての口コミを信用せずにあくまでも参考程度にします。
また、利用実績が豊富にあって経営年数が多いと利用しやすい可能性が高いため、経営年数や創業年についても見ておきましょう。
個人事業主がファクタリングを利用するメリット
個人事業主がファクタリングを利用するメリットはさまざまですが、効果的にファクタリングを利用するためにもメリットの把握は大切です。売掛債権が十分にあっても現金が足りない事態を解消するためにも、ファクタリングを資金調達の方法として覚えておいて損はありません。
個人事業主がファクタリングを利用するメリットとしては、以下が挙げられます。
・ファクタリングには自身の業績や業歴は関係ない
・申し込みから現金化までの期間が短い
・売掛債権の回収リスクを回避できる
一般的にイメージされる金融機関からの借り入れとは性質が違うため、詳しいメリットについて、把握しておく必要があります。ファクタリングが持っているメリットについて把握しておけば、ファクタリングをするかどうかの判断基準になります。
ファクタリングを利用するメリットについて解説するので、個人事業主の方でファクタリングを検討している方は参考にしてみてください。
個人事業主がファクタリングを利用するメリット1.ファクタリングに自身の業績は関係ない
ファクタリングを利用する際には自身の業績は関係なく、業績が赤字でも利用は問題ありません。一般的な資金調達方法である金融機関からの融資は、業績が重要なので、赤字が続いている・売上が小さいと融資が受けられない可能性が高いです。
そのため、ファクタリングを利用されるタイミングとしては、金融機関からの融資を受けられないときが多い傾向にあります。一方で、ファクタリングを利用する際は、売掛先企業の業績や信用が審査ポイントです。
重要なのは、売掛先企業の状態なので、極端な話、自身が廃業寸前でもファクタリング利用はできます。
個人事業主がファクタリングを利用するメリット2.申し込みから現金化までの期間が短い
ファクタリングは申し込みから現金化までの期間が短いため、今すぐまとまった現金が必要なタイミングで利用する有効な手段といえます。現金化されるまでの期間が短い理由としては、売掛債権の売却による資金調達方法だからといえます。
ファクタリング業者に依頼してから売掛債権回収できるか審査しますが、短いところだと即日から数日間での現金化が可能です。一方で金融機関からの融資になると必要書類を提出して、融資した後に十分に返済できる能力があるかが見られます。
本当に融資した後に返済できるか慎重に金融機関も審査するため、最低でも数週間程度はかかるケースが多いです。このように申し込んでから現金化までの期間が短いため、今すぐでも資金が必要になった際には有効な資金調達方法といえるでしょう。
個人事業主がファクタリングを利用するメリット3.売掛債権の回収リスクを回避できる
売掛債権の支払期日についてはそれぞれで違いますが、一般的な業態だと売掛債権が発生してから2ヶ月かかります。例えば、売掛先企業が売掛債権を回収する前に倒産すれば、売掛金の回収は困難です。
そうなると個人事業主側も十分な売上が確保できず、連鎖倒産などを起こす可能性も考えられます。しかし、ファクタリングで売掛債権をファクタリング業者に売却すれば、売掛先企業が倒産しても受け取ったお金を返済する必要はありません。
理由としてファクタリングする際には、ファクタリング企業が審査しているため、売掛先企業が倒産すると、責任があるのは、自分ではなくファクタリング企業といえます。売掛債権を個人事業主が保有しているタイミングで倒産すると回収は難しいですが、ファクタリングを利用していると回収リスクが発生しません。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリット
ファクタリングは上手に活用できると、資金調達方法として有効です。しかし、メリットがあるということはデメリットもあるということです。
仮に、ファクタリングのデメリットについて把握していない場合、思わない問題やトラブルに発展するかもしれませんので、デメリットについても詳しく把握する必要があります。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリットについては、以下が挙げられます。
・ファクタリングを利用するには手数料が必要
・資金調達限度額が売掛債権の額面まで
・売掛先企業に知られて取引に影響が出る可能性
個人事業主がファクタリングを利用するのには、デメリットがありますが、どのような資金調達方法にもデメリットは存在しています。そのため、重要なのはファクタリングのデメリットを把握して、自分にとって大きなデメリットかそうでないかの判断です。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリットについて解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリット1.ファクタリングを利用するには手数料が必要
ファクタリングを利用するためには手数料が必要になるため、売掛金として本来もらえる金額よりも少なくなりってしまいます。具体的な手数料相場としては2社間ファクタリングで10%から20%程度、3社間ファクタリングは1%から9%程度です。
具体的なファクタリング手数料については、実際に審査を受けないとわかりません。さらに、同じ売掛債権でもファクタリング業者の審査基準次第で手数料は変わります。
2社間ファクタリングの方が3社間ファクタリングよりも手数料は高い傾向にあります。理由としては2社間ファクタリングの方が回収リスクが高いためです。
ただし、手数料次第では金融機関からの融資など他の資金調達方法と比較して、コストが高くなるので注意してください。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリット2.資金調達限度額が売掛債権の額面まで
資金調達限度額は売掛債権の額面までなので、保有している売掛債権と希望している現金額次第では資金不足になる可能性があります。例えば、現金100万円が必要だとしても、保有している売掛債権が50万円であれば十分な資金調達は不可能です。
他にもファクタリング手数料が取られると、自分で思っているよりも受け取れる金額が少なくなるケースも考えられます。また、ファクタリングは依頼すれば必ず買取をしてもらえるわけではなく、売掛先企業の信用や業績など次第では断られるかもしれません。
具体的な手数料や利用条件については、ファクタリング業者から提示されるため、内容に納得ができない場合は、他のファクタリング業者に依頼するのもいいかもしれません。
個人事業主がファクタリングを利用するデメリット3.売掛先企業に知られて取引に影響が出る可能性
ファクタリングは資金調達方法として有効ですが、取引先企業によってはあまり良い印象を持たれないケースも少なくありません。例えば、取引先にファクタリングをしていることが知られた場合、資金繰りの調子が悪いと判断されるケースも挙げられます。
資金繰りの調子が悪いと判断されれば、今後の取引などに悪影響が出るかもしれません。売掛先企業によってはファクタリングをしていても問題ないのですが、気にする企業からすると取引継続の判断時にマイナスに働く可能性も考えられます。
ファクタリングがバレたくないと考えている場合、売掛先企業も含めての取引になる3社間ファクタリングを使用せず、ファクタリング業者との直接取引になる2社間ファクタリングを利用してください。
個人事業主がファクタリングを利用する際の流れ
個人事業主がファクタリングを利用する際の流れについてですが、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで異なります。それぞれの方法で違った特徴を持っているため、自身の状況に合わせながら選択してください。
2社間ファクタリングを利用する際の流れ
1.事業主が取引先に請求書を発行(売掛債権の発生)
2.事業主がファクタリング業者に売掛債権の買取を依頼する
3.ファクタリング業者が売掛債権を審査して、利用条件を提示
4.利用条件について双方が同意すれば契約して、売掛債権を売却する
5.ファクタリング手数料を差し引いた額を事業主が受け取る
6.売掛先企業から売掛金が支払われたら、ファクタリング業者にすぐに支払う
3社間ファクタリングを利用する際の流れ
1.事業主が取引先に請求書を発行(売掛債権の発生)
2.事業主がファクタリング業者に売掛債権の買取を依頼する
3.ファクタリング業者が事業主に利用条件を提示
4.事業主が売掛先企業にファクタリングをする承諾を得る(売掛債権売却の承諾)
5.3社が契約を締結した後に売掛債権を売却する
6.ファクタリング手数料を差し引いた額を事業主が受け取る
7.売掛先企業がファクタリング業者に直接売掛金を支払う
このようにそれぞれで細かい流れについては違いますが、大まかな流れについては共通しているといえます。ただし、2社間ファクタリングでは事業主とファクタリング業者だけの契約である一方、3社間ファクタリングは事業主とファクタリング業者と売掛先企業の3つでの契約になるのが大きな違いです。
個人事業主がファクタリングを利用する際の注意点
個人事業主がファクタリングを利用する際の注意点としては、大きく3つです。
1.法外な悪徳業者に注意する
悪徳業者については金融庁からもアナウンスされており、一人ひとりが安全に利用するためにも、利用前に確認しておきましょう。近年では一見すると通常のファクタリングをしているように見えて、実際には貸付と同様の機能を持っているケースも少なくありません。
この記事で挙げている会社は、一般社団法人オンラインファクタリング協会の会員であり、ファクタリングの健全な発展を目指している企業になります。
騙されないためにも会員会社のファクタリングの利用をおすすめします。
2.ファクタリングを前提とした資金繰りをしない
ファクタリングは売掛債権を売却できる便利な資金調達方法ですが、個人事業主として事業をしている場合、ファクタリングを前提とした資金繰りはおすすめできません。確かに、業種によっては取引が売掛中心になるケースが考えられる一方、その中でもどうすれば上手に資金繰りできるかについて考えることが大切です。
ファクタリングではどうしても手数料が必要になるため、前提とした資金繰りをしていると最終的にはかなりの手数料を支払うことになってしまいます。自身の事業の経営状況や売り上げ等を考え、適切な使用を心がけることが大切です。
3.他の資金調達方法も視野に入れて考える
ファクタリングは依頼してから現金化できるまでのスピードが早いですが、前提として売掛債権の額面までしか資金調達ができません。そのため、新しい事業を考えていて取り組みたい、先行仕入れのためにまとまった現金が必要などの場合には不十分な資金調達方法といえます。
現在自分が保有している売掛債権の額面が100万円で必要な事業資金が200万円の場合、ファクタリングでは十分な資金が用意できません。そのため、状況に合わせながら金融機関融資など他の資金調達方法も視野に入れて考えて、時間に余裕があるタイミングで金融機関に相談しておくこともおすすめです。
ファクタリングの手数料を抑えるポイント
ファクタリングの手数料を抑えるポイントはいくつかあります。ポイントを知っていると対策を考えられますので、事前に把握しておくことをおすすめします。
具体的な手数料についてはさまざまな要素を基に決められるため、実際には依頼して審査を受けるまではわかりませんが、ファクタリング手数料を抑えるポイントを覚えておけば、効率的にファクタリングを利用できる可能性が高くなります。
ファクタリング手数料を抑えるポイントとして、以下が挙げられます。
・信用度が高い売掛先企業の売掛債権を選ぶ
・3社間ファクタリングを利用する
・売掛債権の額面が大きくて支払期日までが短いものを選ぶ
・過去に利用したファクタリング業者を利用する
ファクタリングの手数料を抑えるポイントについて解説するので、手数料を少しでも抑えたい方は参考にしてみてください。
1.信用度が高い売掛先企業の売掛債権を選ぶ
ファクタリング業者にとって重要なのは、後から売掛金を回収することなので、確実に回収できると見込まれる信用度が高い売掛先企業の売掛債権は評価が高いです。また、このように確実に回収できると判断されれば、それだけ回収リスクが低くなるので、手数料も低くなるかもしれません。
注意点としてはファクタリング業者によって、審査されるポイント基準が違う点です。会社の規模や業種などが重要になることもあれば、直近の業績が重要になることもあります。
他にも審査時には信用調査会社に掲載されている情報なども参考にして、創業年・資本金・事業内容などの基本情報も見られます。一般的には会社の規模が大きくなれば大きくなるほど信用度が高いとされているため、ファクタリングを依頼する際には、規模が大きい取引先のものを選ぶようにしましょう。
2.3社間ファクタリングを利用する
手数料を抑えるための方法の中で、一番わかりやすい方法が、3社間ファクタリングを利用する方法です。3社間ファクタリングでは事業主・ファクタリング業者・売掛先企業が契約に参加するため、ファクタリング業者が売掛金の回収をしやすくなります。
最終的な売掛金をファクタリング業者に直接支払うため、事業主側からしても後処理などが比較的簡単です。ただし、3社間ファクタリングを利用するには、売掛先企業の承諾が必要になるので、最悪の場合は、取引中止などになる可能性も頭に入れておきましょう。
他にもファクタリング手数料は抑えられますが、依頼してから現金化までの時間がかかります。ファクタリング手数料を抑えるために3社間ファクタリングの利用を優先するのではなく、状況に合わせながら2社間ファクタリングとの使い分けが大切です。
3.売掛債権の額面が大きくて支払期日までが短いものを選ぶ
売掛債権の額面が大きく、支払期日までが短いものを選ぶことがおすすめであり、最終的なファクタリング手数料を抑えるためにも意識するべきポイントといえます。もし直近で利用を考えている方であれば、現在自分が複数の売掛債権を持っている場合、これらの条件を満たしているものを選ぶようにしてください。
基本的には、売掛債権の額面が大きいほうが手数料が抑えられるのに加えて、売掛債権の額面が小さいと複数回に渡っての依頼が必要になるかもしれません。何度もファクタリング業者に依頼すると手数料が必要になる以外にも、手続きの回数が多く、自分の事業に集中できなくなるなどのデメリットがあります。
また、支払期日までが遠いとファクタリング業者側からすると買取した後に、売掛先企業が倒産すると売掛金の回収ができず、大きな損失になります。この回収リスクを回避するためにも、支払期日までが短いと手数料が低く・支払期日までが遠いと手数料が高くなることが多いです。
4.過去に利用したファクタリング業者を利用する
ファクタリングの利用実績は審査や手数料において有利に働くため、過去に利用経験のあるファクタリング業者を利用すると手数料も抑えられるかもしれません。初めて利用するファクタリング業者はどうしても審査に時間がかかったり、手数料が高めに設定されたりすることは、免れない部分があります。
しかし、複数回に渡って利用していると徐々に信用が積み重なるため、手数料などが優遇される可能性は十分に考えられるでしょう。
そのため、ファクタリングを利用する際には複数のファクタリング業者に依頼せず、特定のファクタリング業者に依頼を続けることがおすすめです。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで、それぞれ2社程度に収めることがおすすめです。
ファクタリング審査のポイント
ファクタリング審査に関しては自社の業績は関係なく、重要なのは売掛先企業の業績と信用になります。そのため、ある意味では自社の成績は赤字が続いている状態でも、売掛先企業の業績が好調なら問題ありません。
ファクタリングは売掛債権を売却する関係から、申し込みから現金化までが早いのが特徴です。しかし、初めてのファクタリング業者に依頼する際には、審査に数日間から2週間程度がかかるかもしれません。
資金繰りに困ってからファクタリングを依頼するよりも、時間に余裕があるタイミングで見積もりを取ることが大切です。また、初めてのファクタリングでは各必要書類の提出が必要になるのに加えて、面談の有無などでも審査期間が変わります。
注意点として、細かい部分についてはファクタリング業者ごとに違うため、それぞれのファクタリング業者で決められている内容に従う形となります。
個人事業主におすすめのファクタリング業者まとめ
ファクタリングは、売掛債権はあっても現金がない際などの使用がおすすめであり、売上はあっても現金がなくて困っている個人事業主には強い味方です。売掛債権の支払期日がかなり先だと資金繰りが上手くいかない原因になるため、一人ひとりが置かれている状況に合わせた使用を検討してください。
また、現金化するにあたって自分自身の業績は関係なく、売掛先企業の業績と信用が重要なのもポイントです。気を付けるべき点としては売掛債権の額面までしか資金調達できない点に加えて、3社間ファクタリングを利用すると取引先にもファクタリングの利用が伝わってしまいます。
そのため、利用する際にはタイミングについて注意しながら、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの使い分けが必要です。