更新日: 2024.10.10 家計の見直し

コンビニはこう使うのが正解! 主婦が知っておきたい節約のコツって?

コンビニはこう使うのが正解! 主婦が知っておきたい節約のコツって?
皆さんはふだん、どのくらいコンビニエンスストアを利用されていますか?コンビニに行くと、つい余計なものまで買ってしまうといった声も聞きますし、あまり節約のイメージはないかもしれません。
 
でも、ある調査によると、価格にシビアな主婦層も意外とコンビニをよく利用しているようです。
 
今回はコンビニを多く利用する人でも、工夫次第で家計を守ることができる節約術について考えてみたいと思います。
 
藤丸史果

執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)

ファイナンシャルプランナー

相続、投資信託など、身近なファイナンスを中心に活動している。

主婦層はどのくらいコンビニを利用している?

OKBグループのシンクタンク、株式会社 OKB総研の行った「主婦の消費行動に関するアンケート調査」によると、「どこで買い物をするか」という主婦への質問に、「スーパー」と答えた主婦がやはり最も多く、その次に「コンビニエンスストア」で、5.1日に1度の頻度で利用しているということが分かっています。
 
例えば、最近のコンビニのお総菜などは小分けになっていて味も良く、忙しい主婦にも使い勝手がいいのもよく分かります。
 
商品の購入以外でも、ATMの利用や公共料金の支払い、宅配便の発着、あるいはネットショッピングの支払いなど、消費者の多様なニーズをくみ取ったきめ細かなサービスは主婦にも支持されているのでしょう。
 

これはしちゃダメ。家計のために避けたいことは?

何かと便利なコンビニですが、家計の節約という観点から避けたいことはどういったことでしょうか。
 
・軽減税率対象外のイートインは使わない
いよいよ10月1日から軽減税率の制度が始まります。
 
コンビニで飲食料品を買って家に持ち帰れば消費税は8%ですが、イートインコーナーで飲食すると10%が適用されます。
喫茶店代わりなどに利用するのでなければ、できるだけ持ち帰って飲食したいですね。
 
・現金は使わない
コンビニに限りませんが、現金での支払いはできるだけ避けましょう。
 
現金支払いにすると、クレジットカードのポイントやプリペイドカードなどのチャージによるポイント二重取りができませんのでもったいないですよね。
 
ポイントがつけば現金として使える他、クレジットカードのポイント還元が1%以上つくカード会社もありますし、プリペイドカードなどでのポイントの二重取り、その他のキャンペーンなどと組み合わせると2%以上ポイントが貯まることもあります。
 

コンビニはこう使うのが正解! 節約方法のあれこれ

・ポイントを貯める
大手のコンビニチェーン店は、ほとんどがポイントカードや公式スマホアプリを提供しています。
 
ポイントカードでは、セブンイレブンのnanaco、ローソンのPontaカードなどはよく知られていると思います。
 
公式アプリは、無料でスマホに入れておくだけでクーポンが自動で配信されたり、抽選やくじ引きキャンペーンで大幅な値引きができるクーポンをもらえたりといった楽しみもあります。
 
ふだん使うコンビニを限定した方がこれらのポイントは貯まりやすくなりますが、最近は共通のポイントが貯まるサービスもあります。
 
例えば、スマホ決済の「楽天ペイ」であれば、全国のローソン、ファミリーマート、ミニストップなどで使うことができ、チャージして支払いに充当できる楽天ポイントが貯まります。
 
自宅のそばにあるコンビニと職場近くのコンビニが違うので、ふだんから複数のコンビニをよく使う、などという場合は検討してもいいかもしれませんね。
 
ご自身にとって使い勝手のいいサービスを選んで利用しましょう。
 
・アプリのクーポンを利用する
各コンビニの公式アプリの他にも、コンビニで使えるクーポンを発行しているアプリやサイトもありますのでうまく利用するようにしたいですね。
例えば、ローソンをよく使う人なら「スマートニュース」のクーポンをチェックしてみましょう。
 

コンビニで買った方が節約になるもの

なんとなく割高なイメージがあるコンビニの商品ですが、実はコンビニで買った方が節約になるものもあります。
 
・PB(プラベートブランド)商品
コンビニにはさまざまなPB商品があります。PB商品とはプライベートブランド商品の略のこと。各コンビニやスーパーがメーカーと共同企画や共同開発を行って生まれた商品です。
 
セブンイレブンは「セブンプレミアム」、ローソンでは「ローソンセレクト」、ファミリーマートなら「ファミリーマートコレクション」がありますし、ミニストップは「トップバリュ」といったPB商品があります。
 
PB商品は独自ブランドなのでコストを低く抑えることができ、低価格で購入することができます。またPB商品の在庫処分の値引きなど、さらにお得になることもあります。
 
例えば、自販機で買うと500mlペットボトルで150円する飲み物が、コンビニのPB商品なら同じ500mlで100円程度で買えることがあります。お菓子なども、有名菓子メーカーであれば500円くらいするものが、PB商品なら350円で売っていたりします。
 
でも、PB商品全てが割安になるわけではありませんので注意しましょう。例えば洗剤やティッシュボックスなどは、ドラッグストアやスーパーで買った方が安いことが多いようです。
 
コンビニのPB商品で節約するには、やはり「飲み物」や「お菓子」は圧倒的にねらい目です。冷蔵商品や加工食品、アイスなどの冷凍ものもお得なものが多いと思います。
 
・テイクアウトのコーヒー
ひきたてのコーヒーはおいしいですよね。朝の出勤時やお昼休みなど、コーヒーショップのコーヒーをつい買ってしまいますが、安くても一杯180円くらい、お店によっては350円くらいすることもあります。
 
代わりに、「コンビニコーヒー」はいかがでしょうか。容量150ml(レギュラーサイズ)で100円で買えてしまいます。
 
大手コーヒーショップに負けないひきたての味を楽しめますし、価格も手ごろなため毎日飲むには適しているのではないでしょうか?
 
今回はコンビニを利用しての節約術についてご紹介しました。
よくコンビニを利用する方は、無理なくご自身のライフスタイルに合った方法を取り入れ、家計の節約に生かしてみてはいかがでしょうか?
 
参考:株式会社 OKB総研「主婦の消費行動に関するアンケート」
 
執筆者:藤丸史果
ファイナンシャルプランナー


 

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