お小遣い制の夫婦の割合は? 年代別の平均金額はいくら?

配信日: 2021.06.27 更新日: 2024.10.10

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お小遣い制の夫婦の割合は? 年代別の平均金額はいくら?
あなたの家庭では、夫婦ともにお小遣い制ですか? 最近は共働きで、お財布は別という夫婦も多いようです。
 
株式会社UOCCは2021年5月、20歳から60歳の既婚者500人を対象に、お小遣いの平均金額についてアンケート調査を行いました(※)。なお、対象者の平均世帯年収は、642万円で、44.4%が専業主婦の家庭でした。
 
お小遣い制の夫婦はどれくらいか、お小遣い金額はいくらくらいか聞いていますので、結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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お小遣い制の夫は45%、妻は29%。家計のやりくりは妻が担当している家庭が約6割

まず、お小遣い制の夫婦の割合を調査したところ、お小遣い制の夫は45.2%、妻は29.0%という結果に。夫の半数以上はお小遣い制ではなく、妻の方もお小遣い制の家庭は約3割であることがわかりました。お小遣い金額の決め方については、74.9%が「話し合い」ですが、「夫の判断」が12.4%、「妻の判断」が12.7%といずれか一方が決めるという家庭も。
 
家計のやりくりを行う人を聞いたところ、「夫」が13.4%、「妻」が57.0%と、主に妻が担当している家庭が約6割でした。ただし、専業主婦の家庭が妻に任せている割合が高いわけではなかったため、夫婦の関係性や性格によって分担が決まっているものと思われます。
 

お小遣いの相場は夫が3万円、妻が2万円。理想のお小遣いはプラス1万円

お小遣いの平均金額相場を見てみると、夫のお小遣いの平均は「3万53円」、妻は平均で「1万9697円」と、夫の方が約1万円多い結果となりました。夫は仕事のランチ代が含まれており、お小遣い用途の内訳もランチ代の占める割合が高い人が多いようです。
 
次に、理想のお小遣い金額を聞いたところ、夫は平均「3万8176円」、妻は、平均「3万268円」となりました。収入に見合った現実的な数字を挙げる人が多く、夫婦どちらも平均して今より月に1万円程度多くお小遣いがほしいという結果になりました。
 
お小遣いに対する満足度を聞いたところ、夫は31.4%が満足、37.2%が不満と回答しました。一方、妻は35.2%が満足、34.3%が不満と回答。夫の方が「不満」、さらに「かなり不満」と答えた人が多い結果になりました。「かなり不満」を選んだ人の世帯年収は平均499万円で、年収が少ないほどお小遣いの金額や満足度が低くなる傾向になることもわかりました。
 

30代から40代の女性ではお小遣い金額がダウン。子どもの教育費がかかるから?

年代別のお小遣い平均金額を見ると、夫では20代「2万6750円」、30代「2万4649円」、40代「3万3691円」、50代「3万4000円」と、30代で若干下がるものの年代が高くなるほど高くなる傾向に。一方、妻は20代「2万2591円」、30代「1万8986円」、40代「1万7412円」、50代「2万2500円」と、子どもの教育費がかかる30代から40代でお小遣いが大きく下がっているのが特徴的です。
 
世帯年収別のお小遣い平均金額では、世帯年収が高いほどお小遣いも高く、「世帯年収300万以下」では夫「2万2917円」、妻「1万4231円」ですが、打って変わって「世帯年収901万以上」では夫「3万9808円」、妻「2万8750円」となりました。ただし、年収が3倍以上でもお小遣いは3倍とはならず、年収が高くても意外と堅実であることがうかがえます。
 

へそくりの平均は100万円超え! 2割は家の中に隠している?

地域別のお小遣い平均金額を見ると、「東京都」では夫「3万9000円」、妻「3万3800円」、「首都圏以外」では夫「2万8787円」、妻「1万8133円」となりました。東京都は世帯年収が他地域より高く、お小遣い金額も高い傾向となりましたが、東京都は家賃や物価などの生活コストが高いので支出も多いです。
 
へそくりがあるという人は41.2%で、平均金額は112万6472円と、100万円を超えています。夫のへそくりの平均金額は125万9458円、妻は107万3097円でした。へそくりを隠している場所は「銀行口座」72.3%で、「家の中(現金)」が18.4%です。昔のマンガみたいにタンスの引き出しにでも隠しているのでしょうか。
 
おそらく、お小遣い制にしていた方が家計の管理はやりやすいでしょう。夫婦で話し合ってお小遣い制にするか、その場合はいくらにするか決めて、計画的に資産形成していけるといいですね。
 
[出典]
※株式会社UOCC 「 旦那のお小遣いの平均金額相場は? 夫と妻でどのくらい違う?」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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