はじめての家計簿選び。続けやすい家計簿を選ぶポイントは?

配信日: 2022.01.15 更新日: 2024.10.10

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はじめての家計簿選び。続けやすい家計簿を選ぶポイントは?
皆さん「家計簿」はつけていますか? 家計の管理をする際に家計簿をつけていることで支出の無駄をチェックし、効率的にお金を貯めることができます。
 
家計簿をつけ始めたけれども、なかなか続かないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、続けやすい家計簿を選ぶポイントをお伝えしていきます。
藤井亜也

執筆者:藤井亜也(ふじい あや)

株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長

教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。
「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。
独立系FPとして個別相談、マネーセミナー、執筆業など幅広く活動中。

<保有資格>
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、プライベートバンカー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員)

<著書>
「今からはじめる 理想のセカンドライフを叶えるお金の作り方 (女性FPが作ったやさしい教科書)」※2019年1月15日発売予定

家計簿とは

家計簿とは、「家庭の経済を健全に運営するための資料として、家庭の収入と支出を記録する帳簿。形式には、単なる現金出納帳、予算との照合を重視するもの、収支を項目別に記入するものなどがある。」(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
 
家計簿をつけることで、毎月、どのようなものにお金を使ったのかを可視化できます。可視化することで過去を振り返ることができ、将来の家計の改善へとつなぐこともできます。
 
家計簿には、固定費(家賃、光熱費、通信費など)や変動費(食費、交際費など)を項目別に記載していきます。1年を通じて家計簿に記載していくことで、光熱費は季節によって上下したり、交際費が多くなったりする時期があることに気づくこともできます。
 
年間の支出額が分かると、月の平均値も出すことができますので、予算が立てやすくなってきます。
 
こうした振り返りをすることで収入を効率よく使い、そして貯金や資産運用にまわしていくことにつながっていくかもしれません。家計簿は家計を管理する上でとても重要なツールなのです。
 

続けやすい家計簿は?

家計簿は冊子ではなく、アプリやパソコンで家計簿をつける方もいらっしゃると思います。
 
どのような形式でも良いと思いますが、共通していえることはご自身にとって「続けやすいもの」を選ぶということです。数ヶ月、1年で終えるのではなく、継続的に日常の収支を管理するツールとして使いやすいものを選ぶことがポイントです。
 
紙に書くほうが好きな方もいれば、アプリなどに入れていくほうが好きな方もいらっしゃいます。振り返りがしやすいものや、簡単に書けるものを選ぶとよいでしょう。
 
家計簿の中身としては、最初は記載する項目があまり細かくないもののほうが続けやすいかと思います。「この支出はどの項目かな?」「これは固定費なのか変動費なのか」など、項目が複雑すぎると家計簿をつけること自体が負担になってしまうからです。
 
はじめは、ざっくりとした項目で記載していき、慣れてきたら項目を増やしたり分類したりとステップアップさせると負担が軽減されます。
 
実際に筆者も家計簿をつけることが苦手だったのですが、かわいい家計簿でかつ記入する項目の少ないものからスタートしました。毎日つけるのは大変なので1週間に1回、まとめて記載するよう習慣づけしていきました。
 
また、目標の貯蓄額を決めて、いつまでに、いくら貯めるなどを家計簿に記載することで、貯蓄の可視化もできました。このように家計の管理だけでなく、将来の計画表にもなるのが家計簿です。
 

最後に

何事にもいえますが、楽しいことは続けられることが多いです。逆に負担に感じるものは、続けることがなかなか難しいかもしれません。
 
家計簿も同じことがいえますので、まずはご自身が楽しいと感じられるものを選択することが重要です。家計簿をつけていると、家計の管理もしやすくなり、貯蓄も増えていくかもしれません。
 
毎月の収支だけでなく、年間の振り返りも大切です。平均値を出すことで翌年の予算をたてることもできます。家計の見直しをご自身ですることも可能ですので、ぜひ、参考にしてみてください。家計簿が増えるたびに、皆さまの家計管理が上達していきます。
 
今後、物価や光熱費、税金などが値上がりするかもしれません。こうした、経済環境の変化に対応できるような家計を作るために、家計簿は大切なツールとなります。これまで続けられなかった方も、再度チャレンジしていただきたいと思います。
 
執筆者:藤井亜也
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長

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