更新日: 2022.03.01 家計

主婦がフルタイム勤務するメリットとは?年金額は将来いくら増える?

執筆者 : 柘植輝

主婦がフルタイム勤務するメリットとは?年金額は将来いくら増える?
主婦がフルタイム勤務するメリットにはどういったものがあり、将来の年金額にはどのように影響するのかという点は、働き方を考える主婦にとって気になる部分でしょう。
 
働き方で悩む主婦の方に向けて、フルタイム勤務のメリットと、将来の年金額がいくら増えるのか解説します。
 
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

フルタイム勤務をすると収入が増える

主婦がフルタイム勤務をするメリットの1つに、収入が増えるという点が挙げられます。
 
収入が増えることで、家計全体で自由に使えるお金が増えて生活に余裕ができるようになります。
 
また、雇用形態や契約内容にもよりますが、フルタイム勤務でまとまったお金が入るようになれば収入源の分散につながります。
 
例えば夫婦のうち、一方が働けなくなったり、収入が減少した場合でも、もう一方の収入があれば家計が安定しやすくなります。
 

フルタイム勤務により有給休暇を多く取得できる

時短勤務などであっても有給休暇は取得できるものの、その日数はフルタイムに比べて少なくなっています。
 
【図表1】

出典:厚生労働省 「年次年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています」
 
フルタイムで働くことで有給休暇の日数が多くなり、職場環境などにもよりますが、有給休暇を上手に使ってメリハリをつけた働き方ができるようになります。
 
時短勤務では、職場によっては有給休暇を取りづらい場合もありますが、フルタイムなら有給休暇を取りやすく、家族で旅行などをする機会を作りやすくなることもあるでしょう。
 

フルタイム勤務をすると雇用保険による給付の額が増える

フルタイムで働き、雇用期間や週20時間以上の所定労働時間など、法定の要件を満たすことで雇用保険に加入できます。
 
雇用保険に加入すると、失業時や退職時に、雇用保険に基づく失業手当などを受け取ることができ、急に退職する事情などがあった場合でも、ある程度は生活が保障されます。
 
フルタイムでなくても雇用保険には加入できますが、基本的にフルタイムで働いた方が退職後に受け取れる失業手当の金額は高くなります。
 

将来受け取れる年金額が増える

個人事業主に雇用されている場合など例外的なケースでない限り、フルタイムで勤務し、一定の要件を満たすことで、基本的に厚生年金に加入することになります。厚生年金に加入すると、将来受け取れる年金額が国民年金だけの場合に比べて多くなります。
 
仮に40歳から60歳までフルタイムで働き、毎月15万円の収入があった場合、将来は毎月1万8000円の厚生年金を受け取れる計算になります(三井住友銀行の年金試算シミュレーションを使用)。
 
厚生年金の金額は収入に比例して高くなるため、パート勤務などですでに厚生年金に加入しているという方でも、フルタイム勤務にして収入が上がった場合、将来受け取れる厚生年金の金額も増えます。
 
今回の試算では、例えば40歳から60歳まで、フルタイムの3分の2の勤務時間で毎月10万円の収入がある方は、月1万2000円の厚生年金を受けられますが、フルタイムで月収15万円となった場合は、前述のように厚生年金の金額は月1万8000円と6000円増えることになります。
 

主婦がフルタイム勤務するメリットは意外と多い

主婦がフルタイム勤務をすることで、収入が増えて家計が安定したり、将来受け取れる年金額が増えるなど多くのメリットがあります。
 
フルタイムで働くべきか、それとも現在の働き方をこのまま続けるか悩んでいる主婦の方は、今回紹介したメリットを踏まえて考えてみてください。
 
出典
厚生労働省 年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています
日本年金機構 令和3年4月分からの年金額等について
三井住友銀行 年金試算シミュレーション
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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