更新日: 2024.10.10 その他家計

「平日ランチ」の予算はいくら? 価格を重視するより食べたいものを食べる派が増加! 値上げされて一番困る食品もチェック!

「平日ランチ」の予算はいくら? 価格を重視するより食べたいものを食べる派が増加! 値上げされて一番困る食品もチェック!
みなさんは平日のランチをどこで食べることが多いですか?家で食べたり、外食したり、お弁当を買って外で食べたり、社食を利用したりと、選択肢はさまざま。
 
今回は、平日ランチの予算や自炊・外食の割合、人気のおかずや食材の値上げなどについて、世間の意識をチェックしてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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平日ランチは自炊派と外食派で真っ二つに? 地域差も

まず、株式会社グリーン・シップの「ランチや弁当に関する意識調査」の結果を見てみます。この調査は、全国の男女を対象に行われたもの(回答件数:1658サンプル)。平日のランチ事情はどのようになっているのでしょうか。

【平日の昼食の主な調達方法】

1位:自分や家族が作った弁当、もしくは自分や家族の自炊 46.0%
2位:商品購入や外食 39.9%
3位:学食や社食 8.3%
4位:昼食は食べない 3.3%
5位:その他 2.7%

自前派と外で買ったり外食したりする派が、およそ半々に分かれるかたちに。これを地域別に見てみると、自前派がもっとも多かったのは「北海道」(66.1%)。逆にもっとも少なかったのは「関東」(39.1%)でした。地域によってここまで大きな差が出るというのは興味深いですね。地方と都心部ではライフスタイルに違いがあるといえそうです。
 

ランチ選びで重視するのは価格より中身! 人気のおかずは?

自前で済ませる派も、外食する派も、ランチ選びの基準はどのようになっているのでしょうか。

【昼食を選ぶときもっとも重視するポイント TOP5】

1位:食べたいもの 32.0%
2位:価格 14.5%
3位:栄養バランス 12.3%
4位:スピード 10.1%
5位:美味しいもの 9.4%

ダントツの1位は「食べたいもの」でした。節約のために価格を一番に気にする人が多いかと思いきや、多くの人は価格よりも自分が食べたいと思うものを選んでいることがわかります。また、価格と同じくらい栄養バランスを考えているという人も。忙しい現代人らしく、「ランチはスピード」派も10人に1人という結果になりました。
 
自炊する場合も外で買う場合も、お弁当のおかず選びに悩んでしまうこともありますよね。次に、好きなおかずを男女別に見てみましょう。

【好きな弁当のおかず(男性)TOP5】

1位:鶏の唐揚げ
2位:卵焼き
3位:焼き魚
4位:焼肉
5位:ハンバーグ

【好きな弁当のおかず(女性)TOP5】

1位:卵焼き
2位:鶏の唐揚げ
3位:ハンバーグ
4位:煮物
5位:焼き魚

男女ともに1位、2位に食い込んだのは「鶏の唐揚げ」と「卵焼き」でした。唐揚げはさめてもおいしく食べられ、味も比較的濃いため食べごたえがあるのかもしれません。卵焼きもさめても固くなりすぎずおいしく食べられるため、お弁当のおかずとして人気なのでしょうか。
 
女性の4位には煮物がランクインしていますが、男女合わせた全体のランキングでは8位まで落ちています。女性人気は高くとも、男性にはあまり選ばれないおかずなのかもしれません。
 

ランチにも響く? 値上げされて困る食品は

値上げラッシュのいま、「これは値上げされたら困る!」と思われている食品は何なのかをチェックしてみます。

【値上げされて1番困る食料品 TOP5】

1位:肉・魚(加工食品含む) 27.4%
2位:野菜 24.8%
3位:お米・パン・麺類 20.5%
4位:お弁当・惣菜 9.3%
5位:牛乳・乳製品・卵(加工食品含む) 7.7%

主食である米・パン類よりも、肉や魚、野菜などのおかずの食材のほうに軍配が上がりました。とはいえ20%以上の得票率となったのは、主食+副食の食材。日々の食卓に欠かせない食品については、やはりみなさん値上げされると困ると感じているようです。
 

働く人の平日ランチ、その予算は?

最後に、株式会社リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』が発表した、働く人の平日ランチに関する調査結果を見てみましょう。この調査は、働く20~69歳の男女を対象に行われたもの。(有効回答数:5469件)ランチにかける予算はいくらくらいなのでしょうか。

【平日ランチ1回の予算・平均値】

●自炊、または家族等がつくった食事・弁当 368円
●外食店内での食事 1104円
●小売店等で購入したもの(その場でのイートインは除く) 554円
●社食、学食 486円

やはり、外食が一番お金がかかっています。自炊については労力がかかるものの、その分お金は安く済ませられています。こう見ると、社食や学食はコスパがとてもいいということがわかりますね。
 
しかし、いまは平日のランチに「食べたいもの」を選ぶことができていても、このまま値上げが続くと「価格」を優先せざるを得ない機会も増えてしまいそう。本格的な政府の経済対策を期待したいものですね。
 

出典

株式会社グリーン・シップ ランチや弁当に関する意識調査
株式会社リクルート 有職者のランチ実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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