「業務スーパー」VS「コストコ」本当にお得なのはどっち?
配信日: 2022.12.18 更新日: 2024.10.10
そこで、今回は業務スーパーとコストコのどちらがお得なのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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それぞれのメリット・デメリット
まずは、業務スーパーとコストコそれぞれにどのようなメリット・デメリットがあるのかを見てみましょう。
・業務スーパー
業務スーパーのメリットは、業務用の大容量の食品がさまざまあることです。しかも、一般的なスーパーで販売されている食品や食材も販売されています。
また、商品の値段がコストコより安めで、店舗数も多く、自宅などから近い店舗を見つけやすいです。デメリットは人気があるゆえに欲しい商品を購入できないときがあること、どちらかといえば外国産の品が多いことが挙げられます。
・コストコ
コストコのメリットは品数が多く、コストコでなければ購入できない品も多いことです。また、商品はその日によって異なりますが、新商品やおすすめ商品を試食してから購入できます。食品以外にも日用品、服など幅広いジャンルの品をお得に購入することも可能です。購入後に返品可能な補償サービスもあります。
デメリットは年会費が必要であることや大容量の品が多いのでひとつひとつの金額が比較的高額な点です。コストコは広い土地がある郊外に建てられているケースも多く、店舗までの行き来に車は必須といえます。
値上げから見る比較
2022年12月現在、各スーパーでは商品の値上げが行われており、消費者にとっては厳しい状況です。では、大容量の商品を扱っているという点で共通している業務スーパーとコストコの商品はどうなっているのでしょうか。
・業務スーパー
低価格で大容量の商品が多く、人気の業務スーパーですが、小麦が原料となっている商品や海外から直輸入の品は値上げせざるを得ない状況です。例えば、パスタは50円、イタリア直輸入のホールトマト缶は140円の値上がりとなっています。
ただ、自社製品については値上げを抑えられるため、企業努力として商品の材料から見直している状態です。また、値段を抑えられても味が落ちては意味がないため、品質を下げないように工夫をしながら値上げを抑える努力が日々行われています。
・コストコ
コストコは商品の多くをアメリカから輸入しています。そのため、ドル高の影響を受けており、しかも、アメリカではインフレによって物価高になっていることから商品仕入れの段階で二重に負担がかかっている状態です。
例えば、コストコで人気上位に入ることも多いベーカリーコーナーのベーグル。2つセットで販売されており、2022年4月時点で300円ほどの値上がりになっています。日用品ではKIRKLANDのキッチンペーパーが大人気ですが、こちらは15%ほど増量されてはいるものの、2021年から比較すると1000円ほど値上げになりました。
しかし、国産品については値下げセールをする頻度も増えており、お得に購入できるものもあるため、まとめて購入したいときには足を運んでみるのもよいでしょう。
・業務スーパーのほうが求めやすい価格
業務スーパーもコストコも大容量の商品がそろえられており、お得な値段になっています。コストコは輸入品も多く、値上がり幅が大きいですが、国産品はセールをしている頻度が多いです。
そのため、国産品で大量に欲しいものがあるときはコストコをチェックしてみるのもよいでしょう。ただ、コストコは会員費が年間5000円近くかかり、値上げ幅も大きいことから業務スーパーのほうが日常の買い物がしやすいといえます。
普段のお買い物は業務スーパーがおすすめ
業務スーパーとコストコはどちらも大容量サイズの品が豊富で、お得なものが多いという共通点があります。しかし、ドル高などの影響を受け、それぞれが値上げせざるを得ない状況です。
アメリカからの輸入品が多いコストコでは商品によって1000円前後の値上げがされています。そのため、普段の買い物は業務スーパーでお得に購入し、コストコならではの品があるときは足を運ぶなど、使い分けるのがよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部