【貯蓄額】「40代」の平均貯蓄額はどれくらい?「20~70代」の年代ごとの貯蓄額も確認

配信日: 2023.03.03 更新日: 2024.10.10

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【貯蓄額】「40代」の平均貯蓄額はどれくらい?「20~70代」の年代ごとの貯蓄額も確認
貯蓄は将来的に安定した生活を送るために必要になるだけでなく、子どもがいる場合は教育費などにも必要になるでしょう。金融機関などでローンを利用するのが嫌だと感じているなら、さまざまな事態に備えて貯蓄しておかなければなりません。
 
しかし、自分がどれくらい貯蓄できているかは気になる人も多いのではないでしょうか。
 
本記事では40代の平均貯蓄額はどれくらいか、年代ごとの貯蓄額を確認しながら紹介するので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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40代の平均貯蓄額について

40代の平均貯蓄額については総世帯で469万円となっていますが、株式や債権などを含めた金融資産全般における40代の平均保有額は1114万円です。ただし、金融資産全般における40代の平均保有額は1114万円ですが、中央値は500万円になっています。
 
平均保有額と中央値が大きく離れている点を考えてみると、一部の給料が高い人や貯蓄意識が高い人がしっかりと金融資産を保有しているといえるでしょう。ある程度は将来に対して金融意識を持っているケースでは、株式や債権などについても用意している傾向にあります。
 
ただし、40代以上でも貯蓄がない状態で生活している世帯も多く、二人以上世帯で約25%・単身世帯で約36%が貯蓄なしで生活しています。他にも貯蓄額は年収によっても大きく左右されるため、年収が多いほど貯蓄額も大きくなります。
 

40代以外の貯蓄額について

40代以外の貯蓄額については金融資産を保有しているケースと金融資産を保有していないケースがありますが、それぞれの平均について見ていくので図表1を参考にしてみてください。
 
【図表1】

平均貯蓄額 金融資産全般における平均額
20代 162万円 315万円
30代 327万円 710万円
40代 469万円 1114万円
50代 672万円 1705万円
60代 1038万円 2217万円
70代 947万円 2257万円

金融広報中央委員会「知るぽると」令和4年度 家計の金融行動に関する世論調査 各種分類別データ(令和4年)を基に作成
 
40代以外の貯蓄額について確認しながら全体を見てみると、基本的には年代が上がるほど平均貯蓄額と金融資産全般における平均額は高くなるのがわかります。また、平均貯蓄額と金融資産全般における平均額の違いは倍近くありますが、金融資産全般には株や債権なども含まれているので多くなるでしょう。
 
年代が高ければ高いほど貯蓄額が多くなるのは平均給与の違いもあると考えられているため、日本では年功序列によって年代が高いほど給料は高くなる点に加えて、若年層はそもそもの勤続年数が短く、まだ上の年代ほど貯蓄ができていないためと考えられます。
 

将来を見据えての活動が重要

将来を見据えての活動が重要になると考えられることから、現金による貯蓄だけでなく株や債権などの金融資産についても理解しなければなりません。株や債権などはiDeCoやつみたてNISAなども含まれているため、近年では若い世代でも金融資産を保有しているケースは多くなってきました。
 
現在では貯蓄が無くても生活ができていると思っていても、貯蓄があれば自分自身でも思わないタイミングで発生したトラブルにも対応が可能です。貯蓄は将来を守るためにも大切ですが、自身がさまざまな事情で働けなくなったケースなどに備える意味も持っています。
 

まとめ

40代の平均貯蓄額について把握しながら自分がどれくらいの位置にいるかについて把握して、将来発生するさまざまなライフイベントに対応できるようにしておきましょう。
 
年代などによって平均貯蓄額は違いますが、自分がどれくらいの貯蓄をしておいた方が良いかについて考えるのが大切です。
 

出典

金融広報中央委員会「知るぽると」令和4年度 家計の金融行動に関する世論調査 各種分類別データ(令和4年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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