更新日: 2024.10.10 その他家計

ランチ代で「800円」ほど使ってしまいます。平均と比べて高いでしょうか?

ランチ代で「800円」ほど使ってしまいます。平均と比べて高いでしょうか?
「ランチは手作り弁当派?それとも外食派?」そういった話題が友人や同僚などとの会話で出たことがある人は多いのではないでしょうか。
 
現状として日本は全国的に物価高であり、ランチ代がどの程度から高額だと判断するのかは難しいところです。そこで、本記事では、もしもランチ代が800円だった場合は高いのか安いのか、ランチ代の平均額とともに解説します。

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物価高で節約しているもののトップは食費

物価高によって値上がりしている飲食店は少なくありません。収入が変わらない状態では出費のみが増加する生活の中、節約をする家庭は多いようです。
 
企業の福利厚生として飲食店で利用できる食事補助サービスを手掛ける株式会社エデンレッドジャパンが、2022年9月に行った「ビジネスパーソンのランチ実態調査2022」を参考に見てみましょう。
 

・物価上昇によって生活が苦しくなっていると感じている家庭は約80%

同調査(回答者600人)によると、2022年以降、物価高で家計が苦しくなっているかとの質問に対し「とても感じる」と回答した割合は36.2%で217人、「やや感じる」が48.0%で288人でした。84.2%が値上がりによって生活に影響が出ていると感じているという結果です。
 
食費、光熱費、ガソリン代の3費目の値上がりが家計に悪影響を及ぼしているかについて尋ねたところ、食費に関しては「とても影響している」(52.2%)、「やや影響している」(39.2%)を合わせて91.4%でほかの費目よりも高い結果になりました(光熱費は88.8%、ガソリン代は66.8%)。
 

・食費を節約している人は79.2%とダントツの多さ

物価高で節約をしている家庭は79.5%で477人でした。節約している人のうち、最も抑えているのが食費の79.2%です。一般的に、食事は朝・昼・晩と3食食べられており、家計の中で調整しやすい項目といえます。そのため、工夫をして節約しているケースが多いようです。
 

ランチ代800円は平均額より2倍近く高い

同調査では、「勤務日に使えるランチ代に変化はありましたか?」との問いに対し、「変わらない」との回答が63.7%(382人)を占めました。
 

・勤務日のランチ代が減った割合は約34%

一方、勤務日のランチ代が物価高によって減った人は半数以下の約34%(「減った」が13.7%、「やや減った」が20.0%)でした。
 
ただ、料金を気にして食べたい料理を我慢した経験がある人は67.3%(「よくある」が25.8%、「たまにある」が41.5%)もいます。これは2021年の56.3%から11ポイント増加しているという結果です。
 

・ランチ代の平均額は439円 節約のため「ランチ食べない」が63.4%

勤務日のランチ代の平均額は、一般社員419円、課長クラス495円、部長クラス564円、役員以上636円となっています。この結果から、ランチ代800円はかなり高額であるといえるでしょう。
 
同調査において、勤務日にランチを食べなかった経験をしている割合が23.7%で142人、そのうち週2~3回ランチを食べない人が40.8%で58人もいます。
 
その理由のトップは食費節約のためで、63.4%でした。これは前年の33.9%と比較して約2倍の数字です。ランチを食べなかった経験がある年代は20代男性が最も多く、続いて40代男性、30代女性となっています。
 

 

ランチ代は節約優先! 食べたいものをいつでもという人は少ない

物価高による値上がりで家計に影響が出ているため、食費を節約している家庭は多いようです。ランチ代の平均額は439円であり、役員クラスでも636円となっています。
 
つまり、ランチ代800円は平均額と比較すると高額です。中には、食費節約のために食べたいものを我慢したり、ランチを食べなかったりという経験をした人もおり、工夫によってランチ代を節約している人が多いというのが現状といえるでしょう。
 

出典

株式会社エデンレッドジャパン ビジネスパーソンのランチ実態調査2022
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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