更新日: 2023.03.30 その他家計

【2023年4月1日から】郵便局の「交換手数料」が一部値上げ! 大量に交換する場合は要注意! ポイントを解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【2023年4月1日から】郵便局の「交換手数料」が一部値上げ! 大量に交換する場合は要注意! ポイントを解説
さまざまな物の値上げラッシュが続いています。郵便局で行っている「書き損じはがき」などの通常はがきや切手への「交換手数料」も2023年4月1日から値上がりします。
 
交換手数料が値上げされるのは1981年以来、42年ぶりです。そこで、交換手数料はどれくらい値上げになるのか、交換に際して知っておきたいポイントや注意点などを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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郵便局での書き損じはがきや切手の交換手数料は値上げされる?

書き損じた「通常はがき」(郵政民営化前の「官製はがき」のこと)や「年賀はがき」、「郵便書留」、「レターパック」、「スマートレター封筒」、不要な切手は郵便局に持参して、「交換手数料」を払うことで新しい通常はがきや切手に交換してもらえます。
 
2023年3月31日までの交換手数料は、郵便切手、通常はがきは5円、往復はがき、郵便書簡、航空書簡は10円、レターパックやスマートレター封筒は42円です。額面が10円未満の切手や券面の料金が10円未満のはがきは、切手やはがきの券面に書かれている料金の半額が手数料になります。
 
2023年4月1日からの交換手数料は切手や通常はがきは10円、往復書簡、郵便書簡、航空書簡は20円、レターパックやスマートレター封筒は60円です。額面が10円未満の切手や券面の料金が10円未満のはがきは、交換手数料が10円になります。
 
実質的には2023年4月1日から値上げとなりますが、値上げされた金額が適用されるのは、交換枚数が100枚以上の場合です。逆にいえば、99枚までであれば、これまでと同じ交換手数料で交換してもらえます。
 

交換手数料を払っても交換してもらえないものもある

書き損じはがきは手数料を払えば交換してもらえるといっても、何にでも交換してもらえるわけではありません。各種行事を記念して随時発行される記念切手や裏面がシールになっている切手、年賀切手、寄付金付きお年玉年賀郵便切手、ふるさと切手、フレーム切手に交換してもらうことは不可能です。
 
また、「年賀はがき」や「かもめ~る」のようにくじ引きが付いたはがきへも一部の例外を除いて交換してもらえません。当該年度に発売された年賀はがきやかもめ~るは販売期間中に限り、年賀はがきやかもめ~るから交換してもらえます。
 
また、「エクスパック封筒」は切手、その他のはがきに交換してもらうことはできますが、郵便書留、レターパック封筒、スマートレター封筒には交換してもらえません。
 
日本郵政公社が発行したエクスパックは2014年3月31日で販売を終了していて、切手やはがきに無料で交換してもらえます。エクスパックが廃止になった代わりに「レターパック」が登場し、現在も使われています。
 
これらの例外を除き、他のものは絵入りはがきやエコーはがきを含むその他のはがき、郵便書簡、レターパック封筒やスマートレター封筒に交換してもらえます。
 

年賀はがきが無料で交換してもらえる場合

お年玉付き年賀はがきを購入したものの、近親者が亡くなったことにより喪中になってしまうと年賀状を出すことができません。
 
その場合は、無料で通常はがきや往復はがき(その他のはがき)、切手、郵便書簡、レターパックやスマートレター封筒に交換してもらうことができます。お年玉付き年賀はがきの他に寄付金付きお年玉付き郵便切手も交換してもらえる対象です。
 
なお、無料交換してもらえるのはお年玉付き年賀はがきが発売されてから販売期間が終了するまでですので、時期を逃さないようにする必要があります。
 

2023年4月1日から100枚以上交換してもらう場合に郵便局での交換手数料は値上げになる

2023年4月1日から、書き損じのはがきや不要な切手を新しいはがきや切手などに交換してもらう交換手数料が値上げになります。
 
ただし、値上げされるのは100枚以上の場合で、99枚以下の場合は現行と同じ手数料です。長年の書き損じはがきが100枚以上たまっている人は、3月中に郵便局に持ち込むと良いでしょう。
 

 
ただ、4月以降であってもこまめに持ち込めば現行と同じ手数料で交換してもらえるので、慌てる必要はありません。
 

出典

日本郵政グループ 郵便切手類の交換手数料の一部改定など
郵便局 書き損じはがき・切手の交換
郵便局 EXPACK(エクスパック)500
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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