貯金のチャンスは20代から!それでも貯められない20代の金銭感覚とは?

配信日: 2018.07.02 更新日: 2024.10.10

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貯金のチャンスは20代から!それでも貯められない20代の金銭感覚とは?
みなさん毎月使うお金を把握していますか?
 
自由に使えるお金が多いのは理想的ですが、毎月の収入は限られています。入ってくるお金に対し、出ていくお金が多いとなかなか貯金をすることができません。
 
5年後や10年後に、「気付いたら貯金がまったくない…」なんてことは避けたいですよね。20代のうちにしっかり意識しておくことが大事です。
 
今回は20代の金銭感覚に注目していきたいと思います。
 
川添典子

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

20代のうちから、しっかりと金銭感覚を身につけておこう!

みんなはどのくらいお給料をもらっている?まずは収入からみていこう
 
20代の人たちは、毎月どれくらいの収入があるのでしょうか。
 
厚生労働省の調査によると、男性の20〜24歳の平均月収は21万0500円。25〜29歳が24万8100円でした。
 
女性の20〜24歳の平均月収は、20万2500円で、25〜29歳は22万5900円となっています。
 
20代の平均月収は20万円程度であるということがわかりました。
(平成29年 厚生労働省 賃金構造基本統計調査結果)

 

20代の人たちは毎月どのくらい使っている?

次に、20代の人たちがどの程度お金を使っているのかを、みていきましょう。
 
SMBCコンシューマーファイナンスの調べによると、毎月自由に使えるお金の平均額は、全体で2万9694円でした。
 
具体的にみていくと、
未婚者:3万1644円
既婚者:2万0688円
 
さらに性別ごとにみていくと、
未婚男性:3万2192円
未婚女性:3万0993円
既婚男性:2万5796円
既婚女性:1万8464円
 
という結果でした。
 
(SMBCコンシューマーファイナンス調べ「 20代の金銭感覚についての意識調査2017」)

 

本当はどのくらい使いたい?

一方で、毎月使いたい理想の金額はどうなのでしょう。結果は、全体の平均が6万0041円でした。実際に使えるお金の倍以上ということがわかります。
 
具体的にみていくと、
未婚者:6万5168円
既婚者:3万6360円
 
さらに性別ごとにみていくと、
未婚男性:8万0437円
未婚女性:4万7057円
既婚男性:4万2000円
既婚女性:3万3903円
 
どの項目でみても、実際に使っている金額よりも多く使いたいと思っていることがわかりました。
 

貯蓄意識が高い傾向に

本当はもっと使いたいけど、我慢している傾向が見えました。
 
この先社会保険が上がったり、年金をもらう年齢が引き上げになる可能性などといった不安もあり、今から貯金しておかないとという意識があるのかもしれません。
 
あとは、学生時代の奨学金の支払いもあり、それを返済するためになかなか理想の毎月の金額を使えないということもあると思います。
 
そのほか、日々仕事が忙しく、お金を使う時間をなかなか確保できない、ということも考えられます。
 
20代は貯金をするチャンス!この機会に収支の見直しを30代、40代と年齢を重ねていくにつれて、お金の不安は大きくなります。
 
歳をとれば病気にかかったり、ケガをするリスクも高まります。それに伴う保険料や治療費なども、必要になるでしょう。消費税の引き上げや年金問題など、お金に関する不安は今後もつきまといます。
 
このような時代ですから、20代のうちからしっかりと金銭感覚を養うことはとても大事です。毎月の手取りの収入に対して、「いくら使ったらどれだけ残るか」だけでも意識することでお金は貯まっていきます。
 
気付いたときには貯金がゼロだった、なんてことがないように、今から気を付けていきましょう。
 

まとめ

調査結果をみて、みなさんはどのように感じましたか?
 
自分が使っている金額は、全体の平均と同じぐらいですか?もしくは、もっと使っているなと思いましたか?
 
中には、自分が毎月どのくらい使っているかをあまり把握できていない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?すでに30代の方は、20代のうちに貯められなかったからといって、諦めることはありません。
 
結婚や転職など、生活環境の変化や人生のイベントをキッカケに見直すこともできます。ぜひこの機会に収入と出費、貯金について考えてみてはいかがでしょうか。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー

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