浴室乾燥機を4時間動かしたら、電気代はどれくらいになる?

配信日: 2023.04.09 更新日: 2024.10.10

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浴室乾燥機を4時間動かしたら、電気代はどれくらいになる?
浴室を乾燥させたり洗濯物を乾かしたりと何かと便利な浴室乾燥機。比較的新しい物件であれば、賃貸マンションやアパートにも設置されているようですが、「電気代が不安なので使っていない」という人も少なくないようです。
 
一般的に、浴室乾燥機で洗濯物を乾かすには4時間程度の稼働が必要とされています。では、浴室乾燥機を4時間動かした場合の電気代はどれくらいなのでしょうか。浴室乾燥機の機能と注意点とともに解説します。
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浴室乾燥機の機能とは

浴室乾燥機の正式名称は「浴室換気乾燥機」です。乾燥の他にも、換気、暖房、涼風、ミストサウナといった主に5つの機能が備わっています(機種によって異なる)。
 
・乾燥機能
最もスタンダードな機能です。洗濯物を浴室に干して乾かすだけでなく、カビの原因になる湿度を下げることができます。
 
・換気機能
空気を循環させる機能です。浴室の湿度を下げて湿気を減らすことによってカビの発生を防ぎます。
 
・暖房機能
浴室を温める機能です。浴室内外の温度差が原因で起こりがちな「ヒートショック」の予防に効果を発揮します。
 
・涼風機能
浴室に涼しい風を送る機能です。浴室の温度を下げることで体温の上がりすぎ(のぼせ)を防止します。
 
・ミストサウナ機能
温かいミスト(霧)を噴霧する機能です。ミストサウナは低温・高湿度のため、発汗作用を促しながら全身をじんわりと潤わす効果が期待できます。
 

浴室乾燥機の注意点

浴室乾燥機には、使用するうえでの注意点もあります。使用してから後悔しないためにも、動かす前に主なデメリットを理解しておきましょう。
 

・フィルターの掃除が必要

浴室乾燥機にはフィルターが装着されています。フィルターにはホコリが機器の内部に侵入するのを防ぐ役割がありますが、ホコリが付着したままだと浴室乾燥機のパワーを十分に発揮することができません。
 
そのため、フィルターの定期的な掃除が必要になりますが、天井や壁の高い位置に設置されているフィルターを取り外して洗うとなると、それなりの時間と労力を要します。
 

・乾燥機能の使用中はお風呂に入れない

乾燥機能を使用している間はお風呂に入れません。洗濯物を乾かすとなると4時間程度は動かす必要があるため、その間はお風呂に入れないことになります。
 

・電気代がかかる

浴室乾燥機は電気で動くため、当然のことながら余分な電気代が発生します。
 

浴室乾燥機を4時間動かした場合の電気代はいくら?

浴室乾燥機の乾燥機能の消費電力は、1時間当り1.3kW程度とされています。家電製品の1kWh当りの目安単価は31円(2023年3月時点)のため、浴室乾燥機を4時間動かした場合の電気代は約160円です(「1.3kw×4時間×31円/kWh」)。
 
もちろん、浴室乾燥機によって若干の違いはありますが、どんな機種であっても160円前後はかかると理解しておいていいでしょう。
 

得られる効果を考えれば160円は高くない?

乾燥、換気、暖房、涼風、ミストサウナといった便利な機能が備わっている浴室乾燥機ですが、フィルターの掃除が必要であったり、乾燥機能の使用中はお風呂に入れなかったりといったデメリットもあります。電気で動くため電気代が余分にかかるというのも、人によってはデメリットの1つかもしれません。
 
乾燥機能で洗濯物を乾かすために浴室乾燥機を4時間稼働させると、約160円の電気代がかかります。これを高いと感じるか感じないかは人それぞれですが、同時に湿度を下げてカビの発生を抑えられると思えば、コストパフォーマンスは悪くないのかもしれません。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
HTB ENERGY 梅雨時に便利な浴室乾燥!時間単位の電気代・ガス代とは?
Looopでんき 乾燥機の電気代はいくら?洗濯乾燥機、浴室乾燥機を比較
LIXIL 浴室乾燥機は本当に必要?デメリットもチェックして賢く使いこなそう
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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