更新日: 2024.10.10 貯金
老後資産の確保だけじゃない! 20歳からコツコツ貯金する3つのメリットとは?
本記事では、最初に新入社員向けのアンケート結果を紹介します。その後に20歳からコツコツ貯蓄するほうがよい理由と将来のメリットを解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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初任給の使い道は「貯蓄」が第2位
企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイック(東京都千代田区)は、2023年3月31日~4月12日に「仕事の基礎の基礎」と「新入社員研修『PRO』」の受講者599人を対象とした、「新入社員研修アンケート」を行いました。
それによると、「生活費以外で初任給をどのように使いたいですか?」という質問(複数回答可)に対して、最も多かった回答が「両親・家族へのプレゼント」で75.5%でした。
ほかにも「趣味」と回答した人が39.6%、「自分へのプレゼント」は37.7%、「飲食費や交際費」が25.9%、「投資(つみたてNISAなど)」が14.7%、「スキルアップなどの自己投資」が13.7%という結果になっています。
「貯蓄」に関しては40.1%で、「両親・家族へのプレゼント」に次いで全体の2番目という結果でした。「両親・家族へのプレゼント」は一時的な使い道と考えられるので、実質的には「貯蓄」が最も多いといえるでしょう。
20代でコツコツ貯蓄する理由とメリット
20代から貯蓄する理由とメリットには、以下の3つがあります。
・独立やキャリアチェンジに挑戦しやすくなる
・余剰資金で学生時代にできなかった自己投資ができる
・いざというときの備えになる
貯蓄があることで、将来的な独立やキャリアチェンジがしやすくなります。ビジネスを始めるには資金が必要ですし、未経験の業界や職種へキャリアチェンジする際は、一時的に年収がダウンするかもしれません。その際に貯蓄があれば、積極的に挑戦しやすいでしょう。
次に、余剰資金によって自己投資できるというメリットがあります。自己投資のなかには、読書のような比較的コストがかからないものもありますが、異文化に触れるための海外旅行や、資格を取得するために通学・通信講座に申し込めば、まとまった費用が発生します。
そのような費用を捻出するには、早い時期からの貯蓄習慣が大切です。
最後に、「いざというときの備え」という観点からも貯蓄は重要です。失業や病気などのネガティブな備えだけではなく、結婚や出産に伴って発生する費用という側面からも、コツコツとした貯蓄が重要といえます。
このように、20代から貯蓄を行うことで、お金、キャリア、生き方の豊かさなど、さまざまなメリットが期待できます。ただし給料の大半を貯蓄に回してしまうと、逆にチャンスを失うこともあるので、バランスを取りながらお金を残すのがポイントです。
まとめ
本記事では、20代からコツコツ貯蓄する理由とメリットについて解説しました。地道に貯蓄を増やすことにより、将来的な起業やキャリアチェンジがしやすくなります。
また、一定の費用がかかる自己投資にも挑戦しやすくなりますし、いざというときの備えにもなりますので、早い段階から貯蓄の習慣を身につけるとよいでしょう。
出典
株式会社ジェイック 新入社員研修アンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー