更新日: 2024.10.10 その他家計

5つ以上の口座は整理すべき! 家計管理には4つの口座をおすすめする理由とは?

5つ以上の口座は整理すべき! 家計管理には4つの口座をおすすめする理由とは?
この記事を読んでいる方のなかには、複数の銀行口座を使い分けている人も多いのではないでしょうか。
 
銀行口座は複数持つメリットもありますが、その一方でお金の管理が難しくなり、余計なコストが発生してしまう可能性もあります。
 
そこで本記事では、銀行口座を整理すべき3つの理由と、効率的に銀行口座を管理する方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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5つ以上の口座を持つデメリット

複数の銀行口座を使い分ける人のなかには、口座を5つ以上持つ人もいます。しかし、複数の口座を持っていることで、デメリットもあるため注意しましょう。銀行口座を5つ以上持つ人の現状について紹介しつつ、口座を整理すべき3つの理由について解説します。
 

5つ以上の口座を持っている人は3割強

インターネット調査を中心に提供しているリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社(東京都千代田区)が2021年4月、1万54名に対して行ったアンケート調査によると、銀行口座を5個以上所有している人の割合は3割強で、最も多かった回答は3個の約23%でした。
 
このデータから、7割以上の人が銀行口座を3つ以上持っている、または使い分けていることが分かります。
 

今すぐ口座を整理すべき3つの理由

複数の銀行口座を持つと、お金が管理できなくなるデメリットがあります。また、余計なコストが発生する可能性もあるでしょう。今すぐ口座を整理すべき3つの理由は以下のとおりです。
 

【口座を整理すべき3つの理由】

・管理が煩雑になる
・口座維持手数料を検討する銀行が増えている
・口座間の振込手数料が増大する

 
銀行口座を5つ以上持っている場合、管理が煩雑になりかねません。どの口座で何の支払いをしていたのか、どの口座にいくら入金されるのか把握できなくなる可能性もあるでしょう。
 
また、現在未稼働の銀行口座に対して、口座維持手数料を検討している銀行も複数あります。むやみに銀行口座を作ると、口座維持手数料だけを支払わなければいけなくなる可能性もあるでしょう。
 
さらに、支払口座を複数に分けていることで、自分の持っている銀行口座間で資金移動をする機会も増えます。その際に振込手数料が増大していく点にも注意しましょう。
 

4種類の口座で家計を管理する

複数の銀行口座を持つことは、悪いことではありません。しかし、口座が増えることでお金を管理できなくなる事態は避けるべきでしょう。管理が煩雑にならないためにも、目的別に銀行口座は以下の4つに分けることをおすすめします。
 

入ってくるお金の口座

まず、入金用の銀行口座を持ちましょう。入金専用の銀行口座なので、この口座内のお金で何かを支払うことはありません。この口座では、給料の振込先や給付金の受け取りしか行われないので、毎月いくら家計に入ってくるのか把握しやすくなります。
 

貯めるお金の口座

貯めるお金の口座は、老後資金、子どもの教育資金などを目的にお金を蓄えるための口座です。そのため、簡単に引き出してはいけません。入ってくるお金の口座に給与が振り込まれたら、貯めるお金の口座に一定額を振り込んで先取り貯金するとよいでしょう。
 

生活費の口座

生活費を支払うための口座からは、クレジットカード、水道光熱費など普段の生活費が引き落とされるようにします。毎月の生活資金を引き出すときも、この口座から引き出すようにしましょう。入金用、貯蓄用と生活費用を切り離すことで、お金を使いすぎるリスクを防ぎます。
 

緊急時に使う口座

緊急時に使う口座にお金を持つことで、自動車税、固定資産税、医療費など、まとまったお金が必要なときに備えられます。この口座には、半年〜1年の生活費を目安に入金しておきましょう。
 
貯めるお金から緊急事態のお金を使ってしまうと、緊急事態時にお金が足りなくなる可能性もあります。緊急時に使うためのお金は、貯めるお金と切り離して持っておきましょう。
 

まとめ

マイボイスコム株式会社のリサーチによると、約3割強の人が銀行口座を5つ以上持っていることが分かりました。複数の銀行口座を持つことで、管理が煩雑になる、振込手数料が増大するなどといったデメリットがあるので注意しましょう。
 
複数の銀行口座を持つ場合、目的別に4つに分けて管理する方法をおすすめします。
 

出典

マイボイスコム株式会社 銀行の使い分けに関するアンケート調査(第3回)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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