更新日: 2024.10.10 貯金
毎月積み立てるわけじゃない!? 定期預金の魅力とは?
しかし定期預金を、毎月積み立てるタイプの商品だと勘違いしている人もいるようです。この記事では「定期預金」について、普通預金とは異なる特徴や「積立式定期預金」との違いなどを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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定期預金とは?
定期預金とは、あらかじめ定めた期間、金融機関へお金を預け入れておくタイプの商品です。
金融機関により設定可能な期間は異なりますが、1ヶ月や3ヶ月などの短期から、5年や10年などの中長期まで設定が可能です。金額も、多くの金融機関で1円から預け入れが可能なため、非常に手軽に利用できる商品といえるでしょう。
定期預金の種類
定期預金は、預入金額や金利タイプによって種類が分けられているケースが多いです。金融機関ごとに違いはあるものの、預入金額が300万円未満とそれ以上などで商品が分けられています。
定期預金の金利タイプは、固定金利タイプと変動金利タイプに分類されます。固定金利タイプは、お金を預けたときの金利が、あらかじめ定めた期間中適用され続けるタイプです。今後、金利が下がる可能性があると考えている人に多く選ばれています。
一方の変動金利タイプは、6ヶ月ごとなど定期的に金利が見直され、その都度適用金利が変化するタイプです。今後、金利が上がると予想する人は、変動金利タイプの定期預金商品を選ぶことが多くなっています。
定期預金の特徴
定期預金にはメリットがある一方で、注意点もあります。ここでは、定期預金の特徴をまとめます。
普通預金よりも金利が高い
定期預金の最大の魅力は、普通預金よりも金利が高い点です。一般的には、預ける期間が長くなるほど、高い金利により普通預金と比べて預金額が増加します。
ただし、日銀の金融政策や景気動向などにより、定期預金と普通預金の金利差が非常に小さくなるケースもあります。そのほかのメリットや注意点も加味しながら利用を検討しましょう。
引き出すのに手間がかかる
定期預金は、あらかじめ預け入れる期間を設定するため、普通預金のように自由にお金を引き出せません。満期を待たずに預金を引き出すには、中途解約が必要です。
一方で、引き出すのに手間がかかるため、ついお金を使ってしまうリスクは小さいでしょう。メリットにもデメリットにもなる特徴といえます。
定期預金と積立式定期預金の違い
定期預金は、お金を一括で預け入れるのが一般的です。月に1度など、定期的にお金を預け入れる必要はありません。
毎月積み立てるタイプの定期預金商品は別にあり、「積立式定期預金」などと呼ばれます。定期預金が最初に一括でお金を預け入れるのに対し、積立式定期預金は、あらかじめ決めた金額を毎月自動的に定期預金へ積立てます。
振替日は給料日に合わせて設定するのが一般的ですが、金融機関によっては、ボーナス月を増額月として設定することも可能です。
定額を自動的に積み立てる方式のほか、随時定期預金へ積み立てる方式や、普通預金に指定金額以上のお金があるときのみ、超過分を自動で積み立てる方式などもあります。
普通預金よりも金利の高い定期預金で手堅い資産運用を
普通預金よりも高い金利で運用できることの多い定期預金。定期預金はあらかじめ定めた一定期間、お金を一括で預け入れておくというものです。また、毎月決まった金額を自動で積み立てるのは、積立式定期預金などと呼ばれます。
定期預金は、解約しなければ引き出せない点には注意が必要ですが、安易にお金が使えない状態にできると考えれば、メリットともなりえるでしょう。
給与額や支出額、目標、自分の性格などに合わせた定期預金商品の選択により、普通預金のみよりも賢く資産運用できる可能性が高まります。
出典
一般社団法人全国銀行協会 定期預金
一般社団法人全国銀行協会 積立定期預金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー