更新日: 2024.10.10 貯金

30~40代は毎月いくらぐらい貯蓄してる? 貯蓄のためにがまんしているものはどんなこと?

30~40代は毎月いくらぐらい貯蓄してる? 貯蓄のためにがまんしているものはどんなこと?
資産運用や預貯金に、まったく興味のない人は少数派でしょう。少子高齢化で労働人口の減少も著しくなってきている日本において、貯蓄には関心を持っておきたいものです。
 
同時に、同世代の人たちがどのような意識を持って資産運用や預貯金と向き合っているのかを、把握しておくことも重要です。
 
この記事では、働き盛りの30~40代の貯蓄に焦点を当て、毎月の預貯金額や、貯蓄のために特にがまんしていることなどを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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30~40代の平均貯蓄額は約300万円!

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は2022年2月に「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2022」(調査対象:30~49歳の男女1000名)を実施しました。この調査結果によると、30~40代の平均貯蓄額は291万円という結果でした。
 
全体としては前回調査から8万円増加しているものの、30代では41万円増加する一方で、40代では36万円減少と、年代により差が生じています。
 
詳細をみてみると、貯蓄額が1000万円を超える人が12.9%いる一方で、0円の人も16.6%と決して少なくはありません。平均貯蓄額が含まれる201~300万円は6.1%、それよりも少し多い301~400万円が2.6%となっており、こうした数字からも格差があることがうかがえます。
 

30~40代は毎月4万円以上預貯金している

同調査では、30~40代の64.4%が毎月「預貯金をしている」と回答しています。預貯金をしている人は、1ヶ月あたり平均4万2270円を預貯金へと回しているという結果でした。30代は4万2682円、40代は4万1830円と、毎月の預貯金額に関しては、そこまで大きな年代差はみられません。
 

貯蓄型保険への支払いは毎月2万円超

同調査では、「貯蓄型保険に加入している」と答えた人も27%にのぼりました。貯蓄型保険に加入している人は、平均で1ヶ月あたり約2万円の保険料を支払っているようです。
 
現在、預貯金について「していないし、したいと思うわない」人が4.9%であるのに対し、貯蓄型保険について「していないし、したいと思わない」人は45.0%でした。貯蓄型保険は預貯金と比較して、あまり興味関心を持たれていないといえそうです。
 

貯蓄のためにがまんしていることの最多は外食

同調査では、貯蓄のためにがまんしていることも尋ねています。
 
最も多くの割合を占めたのは「外食(テイクアウト含む)」で、30.7%でした。特に30代女性では40.8%と、高い割合となっています。続いて「ファッション」も28.7%と高く、30代女性で38.8%、40代女性で36.8%と、男性と比べて非常に多い割合となっている点が特徴的です。
 
3番目に多い割合を占めたのは「旅行・観光」、4番目は「飲み会」という結果でした。「飲み会」をがまんしていると回答した割合で最も多いのは、30代男性で24.8%と、ほかの年代や性別の中で唯一、20%を超えています。
 
そのほか、貯蓄のためにがまんしているものの中で、男性の割合が女性を上回っているものとしては「自動車・バイク」で、全体では13.1%という割合の中で、30代男性が16%、40代男性が16.8%と、いずれも女性を上回っています。
 
また、全体としては14.1%とそこまで高くはないものの、30代女性が26.0%と非常に多くの割合を占めたのが「美活(メイク・美容院など)」です。美容をがまんして将来のための貯蓄を増やそうとしている女性は決して少なくはないようです。
 

確実に貯蓄額を増やしながらも無理をしないことが大切

将来がどうなるか分からないことから、資産運用を含めた貯蓄に興味を持ち、実際に動き出すことは非常に重要です。アンケート調査なども参考にしながら目標を定め、少しずつでも預貯金など、貯蓄額を増やす努力が欠かせません。
 
しかし、すべてをがまんして預貯金額を増やそうとすると、ストレスがたまり幸福度が下がるリスクが出てきます。無理をせずに徐々に貯蓄額を増やす工夫が求められるでしょう。
 

出典

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2022
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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