更新日: 2024.10.10 その他家計

社会人のランチは「コンビニ」が週3回以上!? 自炊と比べるとどれだけ高い?

社会人のランチは「コンビニ」が週3回以上!? 自炊と比べるとどれだけ高い?
一般的な社会人にとって、仕事の日のランチはなるべく節約したいと考えるものです。ただし、節約のために自炊する場合、早起きして自分で弁当を用意することなどは、忙しい社会人にとって大きな負担になります。大手食品会社の調査によれば、平日のランチをコンビニエンス・ストア(以下、コンビニ)で済ませる人も多いようです。
 
本記事では、ランチを「コンビニご飯」で済ませる場合、自炊と比べて費用差はどれくらいになるのか、解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

社会人は仕事の日のランチで何を食べている?

大手食品会社のアサヒグループでは、働いている20~50代の社会人を対象に、仕事の日のランチで最も食べることが多いものを調査しています。それによれば、仕事の日のランチで最も多いのは、「自分で作った料理」で全体の44.9%にのぼりました。次いで、「コンビニご飯」が22.1%、「定食・食堂」が11.1%と続きます。
 
多くの人が自炊(お弁当)でランチを済ませているようですが、調査結果をより詳細に見ると、日によっては自炊ではなくコンビニを選ぶという人も多いようです。実際、仕事の日のランチに「コンビニご飯」を週1回以上食べるという人は全体の52.4%にのぼります。
 
特に、男性は女性より「コンビニご飯」を選ぶ割合が高い傾向があり、実際「コンビニご飯」を週3回以上食べると答えた人の割合は、男性(48.2%)が女性(38.4%)を上回っています。
 

自炊とコンビニではどちらがお得?

自炊とコンビニでは、直感的に自炊したほうが安上がりであることは分かりますが、実際のところ、どの程度の費用差となっているのでしょうか。大手食品会社のニチレイフーズがお弁当事情に関する調査を実施しています。それによれば、1食あたりのお弁当にかかる費用は、全国平均で231.5円という結果となっています。
 
一方、コンビニで弁当を購入する場合、安い弁当を選んだとしても300円はかかるでしょう。そこにドリンクなどを合わせて買えば、1食あたり500円以上の支出になります。1食500円と安めに概算しても、自炊弁当の平均費用231.5円に比べれば倍以上高くなってしまいます。週3回以上コンビニを利用すれば、その価格差はさらに大きなものとなります。
 

節約だけを考えても自炊は安上がり!

もちろん、「コンビニご飯」でも節約を第一に考えれば、1食あたりの価格をより抑えることは可能です。例えば、栄養バランスなどには目をつむって、おにぎり2個だけ、パン1個とドリンクのみといった献立なら、自炊弁当より安く済ませることもできるかもしれません。
 
ただし、その場合も、おにぎりを自分で作ったほうが安く済むため、節約だけを考えて自炊とコンビニを比較したとしても、やはり自炊のほうが安上がりです。
 
自炊は時間がかかるという側面もありますが、安いだけでなく栄養バランスにも配慮できます。もちろん、コンビニも時間を節約できるという大きなメリットがあるので、価格や栄養バランス、また時間的余裕などを考えながら、自炊やコンビニを使い分ける方法がよいのではないでしょうか。
 

やはり自炊は安い! 時間的余裕を見つけながら自炊とコンビニを使い分けよう

自炊とコンビニでは、やはり費用面で倍以上の大きな差が生じる場合が多いです。弁当だけではなく、ドリンクやデザートなども合わせて購入すれば、その価格差は、より大きくなってしまいます。
 
そのため、節約を第一に考えるなら、時間はかかっても自炊でランチを用意したほうが大きなメリットを得られるでしょう。ただ、忙しいときに無理して自炊すれば、健康を害することにもつながります。時間に余裕があるなら自炊、忙しいときはコンビニなど、適度に使い分けるのが一番よい方法だといえそうです。
 

出典

アサヒグループ食品株式会社 働く人のお昼休憩に関する実態調査(PR TIMES)

株式会社ニチレイフーズ 「お弁当事情に関する調査」

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集