暑いのでシャワーは「水」を使用。ガス代の節約になるけどデメリットはある?
配信日: 2023.06.25 更新日: 2024.10.10
しかし、実際にはどのくらいガス代が節約できるのでしょうか。そこで今回は、シャワーに水を使用した場合のガス代の節約を解説します。また、水のシャワーによる注意したいデメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
ガス代ってどのくらい節約が可能? 暑い日に水のシャワーを使った場合を考える
シャワーに水を使用すれば、当然、お湯を沸かすためのガス代はかかりません。その場合、実際にどのくらいのガス代が節約できるのでしょうか。
一般的な都市ガスボイラーを使って、40℃の水温設定でシャワーを使用した場合は、10~15分間で約58.3~87.4円のガス代がかかるとされています。そのため、同じ設定で1ヶ月間を30日として使用した場合には、約1749~2622円かかる計算となります。これを基に、東京に住んでいる場合で考えてみましょう。
東京では、1日の平均気温が夏日といわれる25℃以上になる日は、7月の上旬から9月の下旬頃の約3ヶ月間といわれています。この3ヶ月間にシャワーを水で使用すると、40℃の温水でシャワーを使用した場合よりも、約5247~7866円の節約が可能です。決して少なくない金額です。
ちなみに、温水の設定温度を1℃低くすると、ガス代は1分間で約0.23円安くなるとされています。これは、10~15分間の使用なら、ガス代がさらに約2.3~3.5円安くなることを意味します。つまり、1ヶ月使用するなら、約60~90円お得です。
同様に、もしも温水の設定を3℃低くして37℃にした場合は、40℃の場合よりも1ヶ月間で約203~315円安くできます。これを、東京での使用状況にあてはめて計算すると、3ヶ月間のシャワーを水で使用した場合は、37℃の温水シャワーの場合よりも約5868~8811円の節約が可能です。
暑いときは水のシャワーでさっぱりしたい! デメリットってあるの?
結論からいうと、水のシャワーには健康上のデメリットがあります。それは、主に「心臓にストレスを与える可能性」と「疲労やストレスの原因になる可能性」です。
シャワーを水で使用すると、血管が収縮して心臓にストレスを与える場合があります。これは、暑さでほてった体に急に水を浴びせたため、血管が萎縮してしまうのが原因です。とくに、高齢の人や心臓に持病を持っている人は気をつけましょう。
心臓に与えるストレスを弱めるには、心臓から離れた部位からシャワーを浴びるのが有効です。例えば、足などから始めて、順番に水をかけて行くのがよいでしょう。
また、長時間水を浴びると、体の疲労感やストレスを高める可能性があるとされています。これは、水を浴びることによって下がった体温を、中枢神経が過剰に反応して必要以上に上げようとするのが原因です。必要以上に上がった体温を下げようと汗腺が反応して汗をかき、その結果、脱水症状が生じて疲労感を引き起こすと考えられているのです。
1回のシャワー時間を3分間以内におさえて、何回かにわけて使用すると対策になるでしょう。シャワー後は、タオルなどで十分に体の水分を拭き取ることも大切です。
ただし、水を使用したシャワーには、「ダイエット効果」「冷え性の改善」「免疫力のアップ」などを期待できるメリットもあります。体が冷やされると、体温を上げようとして脂肪を燃焼させることがダイエットにつながります。それに、体の冷えた部分を温めようとして血流が増え、血行がよくなることが冷え性を改善させるとされているのです。
なお、水のシャワーによる体温の変化は体の代謝率を上げる効果があります。そのために体の機能が効率よく働き、免疫力のアップにつながることが期待できるのです。
ガス代の節約と体におよぼすデメリットを意識して水のシャワーをうまく使用しよう
暑いときにシャワーを浴びてさっぱりしたいなら、温水よりも水を使用したいと考えるかも知れません。東京なら、夏日といわれる25℃よりも暑い日が約3ヶ月間も続きます。その間、シャワーに水を使用すればガス代の節約にもなるでしょう。
だたし、水のシャワーには、健康上で気をつけるべきデメリットも存在します。もしもシャワーを水にするのなら、体におよぼすデメリットも十分に意識しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー