更新日: 2024.10.10 家計の見直し
家計の節約には固定費の削減!【ガス会社】の見直しポイント
総務省統計局の「2022年家計調査報告」によると、二人以上の世帯における、ガス代の月平均額は5232円であり、2020年の月平均額4729円と比較すると、503円もの差があることが分かります。
今後も、光熱費の高騰が懸念されるなか、少しでも節約して、毎月の出費を抑えたいところ……。ガスの使い方を工夫することも大事ですが、ガス会社や契約内容を見直すことで、毎月の支払いを安くできる場合があります。
そこで今回は、ガス会社の見直しポイントをご紹介します。
ガス代が高いと感じている人は、これを機に、ガス会社を見直してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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都市ガスとプロパンガスの違いと費用相場
ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類があります。原料や供給方法が異なり、それにともなって、料金も変わります。
2種類の違いと費用相場を、以下にまとめました。なお、世帯人数や季節によっても、使用ガス量は変動するため、あくまで目安として、参考にしてください。
【都市ガス】月額相場:4000~6000円
メタンを主成分とした天然ガスが原料であり、道路の下を通るガス管から供給されます。プロパンガスと比較して、費用は安い傾向にあります。
また、プロパンガスのように、ボンベの設置場所を確保する必要はありません。ただし、都市ガスは利用できる地域が限られているため、希望したとしても、選択できない場合もあります。
【プロパンガス】費用相場:6000~1万円
プロパンガスは、プロパン・ブタンを主成分とした、液化石油ガス(LPガス)です。プロパンガスが入ったボンベを自宅に設置することで、使用できます。都市ガスと比較して、費用は高い傾向にありますが、ボンベさえ供給できれば、ガスが使えるため、災害時の復旧が比較的早い点がメリットです。
ガス会社の見直しポイント
ガス会社によって、料金プランやサービス内容はさまざまです。
お得にガスを利用するには、家庭に合ったガス会社や、プランを選択することが大切です。現在のガス使用量を把握したうえで、複数のガス会社を比較しましょう。
ここでは、ガス会社を見直す際のポイントをご紹介します。
都市ガスに変える
プロパンガスを使用している場合は、都市ガスに変更することで、月々のガス代を安くできます。地域によっては、都市ガスを利用できない場合がありますので、注意しましょう。
しかし、都市ガスを利用するには、ガス導管の引き込み工事が必要です。工事にかかる費用は、10万円以上する場合が多いので、初期費用は高くつきますが、長い目で見れば、節約につながるでしょう。
新築などで、どのガスを使用するかを迷っている場合には、都市ガスを選択することで、毎月の出費を減らせます。ただし、プロパンガスを安く提供している会社などは、解約時に違約金が発生することもあります。事前に、契約書を確認しましょう。
電気とガスのセットプランにする
ガス会社によっては、電気とガスをセットで契約すると、お得になるプランを提供しています。
そのため、別々の会社で契約していた人は、セットプランに変更することで、光熱費を節約できるでしょう。さらに、ガス代と電気代の支払いを一本化できて、家計管理が楽になるというメリットもあります。
家庭のガス使用量に合ったプランに変える
現在契約しているプランが、家庭に合っていないと、損をしているかもしれません。
一般的に、ガス代は「基本料金+従量料金(従量料金単価×ガス使用量)」で計算されます。基本料金は、ガス使用量のベースによって変わります。また、ガス会社によっては、特定のガス機器に対して、お得なプランを用意していることも。
そのため、毎月のガス使用量を把握して、家庭に見合ったプランに変更することで、基本料金を安くできるでしょう。
ガス会社を見直して月々のガス代を安くしよう
ガス代は、会社によって、用意している料金プランが異なります。そのため、毎月のガス使用量を把握して、自分たちに合ったプランに変更することで、光熱費を節約できるかもしれません。
ガス会社を見直す場合は、複数の会社に見積もりを依頼して、比較してみましょう。
出典
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」
総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)家計の概要」Ⅰ 家計収支の概況(二人以上の世帯)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー