会社の「残業ゼロ化」で給与減! 残業代で稼いでいた分をほかで稼ぐには…?

配信日: 2023.06.29 更新日: 2024.10.10

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会社の「残業ゼロ化」で給与減! 残業代で稼いでいた分をほかで稼ぐには…?
働き方改革の推進によって残業の削減に取り組む企業が増え、最近では残業がゼロになったという会社も出てきているようです。その一方、残業が減ったことで毎月の給与が減少し、生活に困っているという声も上がっています。
 
そこで、これまで残業代で稼いでいた分を、他でカバーする方法をご紹介します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

就業後の時間や週末を利用してアルバイト・派遣の仕事をする

今すぐに減った残業分を稼ぎたいというのであれば、アルバイトが有効でしょう。働いた時間分だけ給与になる時給制のアルバイトは、少しずつでも確実に収入を増やせます。
 
例えば、コンビニやスーパーで19時から22時までといったシフトで週に何回かの時短勤務を行うなど、本業の就業時間の後でも無理なく働ける場所は身近にあります。
 
また、土日限定といった週末のみの募集や、1日だけの単発で募集しているアルバイト・派遣の仕事もあるので、休日を利用するなど本業と両立しやすい条件で探してみるのもいいでしょう。
 

個人事業主として副業を行う

個人事業主として副業を行うのもおすすめです。事業といっても資本金を用意して起業し、人を雇うような規模ではなく、自宅で初期費用をそれほどかけずに始められる副業を選択するといいでしょう。
 
例えば、フリマアプリなどを利用した「せどり」、広告収入を目的にしたブログの運営、イラストなどオリジナル作品やハンドメイド作品の販売、動画の編集代行などがありますが、これらはお金をあまりかけず、時間の融通も比較的ききやすいといえるでしょう。
 
ただし、副業である程度まとまった収入を得られるまでには時間がかかるケースが多いです。
 
とはいえ、少ない時間で効率よく収入を得られる可能性もあるほか、自身で事業を行いゼロから稼ぐというのは会社員ではできない経験であり、本業でその経験を生かせることもあるかもしれません。
 
これまで残業代で稼いでいた分を今すぐカバーしたい場合は、アルバイトなどが選択肢となりますが、そこまで切羽詰まった状況でなければ、自分の趣味や特技などに関連した副業を試してみるのもいいでしょう。
 

株や投資信託など金融商品への投資を行う

利益を狙うほどリスクは高まりますが、何かしらの投資を行うのも有効です。
 
コロナ禍以降、特に株式や投資信託への投資が人気を集めていますが、例えば高配当株といわれる株式に投資することで、結果や投資額次第では減った残業代の分を比較的早期に賄える可能性もあります。
 
2024年からは、税制の優遇を受けながら非課税で投資ができるNISA制度が拡充され、より投資がしやすい環境になります。社会経済への知見を深めるという意味でも、残業が減ったことを機に投資を始めてみるのもいいかもしれません。
 

現在より給与が高い会社への転職を目指す

残業の減少に伴い収入が減り、生活費などが不足するようになったら、今より給与が高い会社への転職を目指すのもひとつの手段です。実力次第では収入が大きくアップする可能性もあります。
 
安易な転職は好ましくありませんが、収入が減ってしまった場合は転職を検討するいいタイミングともいえます。希望する条件で転職ができるかはともかく、収入はもちろん、キャリアアップや働き方を考えるという意味でも転職活動という選択肢はあるでしょう。
 

自分に合った方法で減った残業代をカバーする

残業が減ったことで会社から支払われる給与が減少したとしても、アルバイトや副業など、自分に合った方法で無理なく残業代の分をカバーすることができます。
 
とはいえ、会社の就業規定によっては副業などが禁止されているケースもあるため、そういった場合は転職という選択肢も視野に入れてみてください。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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