更新日: 2024.10.10 貯金
月々の収入の20%を貯蓄に回す方法!効果的な貯金手段もご提案
本記事では、理想とされる、収入の20%を貯蓄に回す方法や、効果的な貯蓄手段などを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目標とする貯蓄額
月々の給与から、どれくらいを貯蓄に回すのが、理想的なのでしょうか。年齢・性別・ライフスタイルの違いによって異なりますが、一般的には、月収の20%から30%が、理想的といわれています。
平均給与から試算
国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は443万円、男女別では、男性545万円、女性302万円となっています。年収が545万円の場合、ボーナスを含めない単純計算で、月々約45万円、その20%というと、約9万円となります。
同様に、女性の場合、年収302万円ですと、月々は約25万円、その20%は、約5万円となります。これらをもとに、実際の自分の給与から、月々の貯蓄額を算定して、自分の目標とする、月々の貯蓄額を決めることができます。
理想の貯蓄を実現する
理想の貯蓄額が決まったら、次は、これを、どのように実現するかを考えなければなりません。
キャリアアップや転職によって収入を増やす、無理のない節約によって毎月の貯蓄額を捻出する、投資を有効活用して資産形成する、などの方法が考えられます。自分の現状と照らし合わせて、最適な方法を選ぶようにしましょう。
貯蓄を実行するための節約術
ただやみくもに節約に取り組むだけでは、効果的な節約はできません。家計の見直しを実施して、収支の状況を、正確に把握することから始めましょう。節約の目的や、目標金額を決めて、具体的な節約方法を検討していきます。
家計の見直し
家計の見直しをするには、まず、固定費と変動費に分けた支出を明確にして、現状を正確に把握しましょう。そして、支出項目ごとに、節約できるのかとか、どの程度削減できるのかなどを分析していきます。
収支状況を明確にする前提として、毎月の支払額が正確に記録されている、家計簿が必要です。もし、家計簿に記録していないようであれば、今日から記録を始めましょう。便利な機能を搭載した、家計簿アプリの活用がおすすめです。
目標金額を決める
家計を見直して、収支が明らかになったら、月々の貯蓄の目標金額を決めましょう。目標もなく、ただなんとなくスタートしても、挫折してしまうことになりかねません。月々と年間の目標金額を決めて、目につくところに貼り出すと、大きな効果が得られます。
支出費用の見直し
ここから、毎月の支払いが発生する、支出費用の見直し作業が始まります。見直し作業は、住居費、通信費、保険料、水道光熱費などの固定費が中心となりますが、食費や交際費などの変動費も、見直しの対象となります。
注意すべきポイントとしては、無理のない範囲で、節約に取り組むことです。
節約を習慣化して、長く続けていく必要がありますので、モチベーション維持のためにも、無理なくできる節約を選択しましょう。
効果的な貯蓄手段
効果的な貯蓄手段としては、いわゆる「先取り貯蓄」をすることです。毎月、一定額を先に給与から引いておくことで、確実に貯蓄を殖やすことができます。銀行の積立預金や、勤務先の財形貯蓄・社内預金などを上手に活用しましょう。
また、税制優遇されている「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などを活用して、投資することも有効な手段です。
特に「つみたてNISA」は、少額からスタートできて、年間40万円までの投資で得た利益は非課税となり、最長20年間は、運用益も非課税になるという、お得な制度です。
収入の20%を貯蓄し、資産形成を目指そう
毎月の収入の、20%を貯蓄に回せれば理想的ですが、個人の事情によっても、目標金額は変わってきます。
20%を目安としながらも、自分なりのライフプランを立てて、目標金額の貯蓄達成を目指すことが大切です。貯蓄手段には、さまざまな方法がありますが、自分に合った方法や節約術を選択して、目標とする資産の形成を目指しましょう。
出典
国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー