更新日: 2023.07.13 貯金

月々の収入の20%を貯蓄に回す方法!効果的な貯金手段もご提案

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

月々の収入の20%を貯蓄に回す方法!効果的な貯金手段もご提案
若いときは、給料が安くてお金が貯まらないし、30代、40代になったら、家のローンや教育資金の負担が重い、といったように、どの世代でも、それぞれの事情があって、うまく貯蓄できない人が多いのではないでしょうか。
 
本記事では、理想とされる、収入の20%を貯蓄に回す方法や、効果的な貯蓄手段などを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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目標とする貯蓄額

月々の給与から、どれくらいを貯蓄に回すのが、理想的なのでしょうか。年齢・性別・ライフスタイルの違いによって異なりますが、一般的には、月収の20%から30%が、理想的といわれています。
 

平均給与から試算

国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は443万円、男女別では、男性545万円、女性302万円となっています。年収が545万円の場合、ボーナスを含めない単純計算で、月々約45万円、その20%というと、約9万円となります。
 
同様に、女性の場合、年収302万円ですと、月々は約25万円、その20%は、約5万円となります。これらをもとに、実際の自分の給与から、月々の貯蓄額を算定して、自分の目標とする、月々の貯蓄額を決めることができます。
 

理想の貯蓄を実現する

理想の貯蓄額が決まったら、次は、これを、どのように実現するかを考えなければなりません。
 
キャリアアップや転職によって収入を増やす、無理のない節約によって毎月の貯蓄額を捻出する、投資を有効活用して資産形成する、などの方法が考えられます。自分の現状と照らし合わせて、最適な方法を選ぶようにしましょう。
 

貯蓄を実行するための節約術

ただやみくもに節約に取り組むだけでは、効果的な節約はできません。家計の見直しを実施して、収支の状況を、正確に把握することから始めましょう。節約の目的や、目標金額を決めて、具体的な節約方法を検討していきます。
 

家計の見直し

家計の見直しをするには、まず、固定費と変動費に分けた支出を明確にして、現状を正確に把握しましょう。そして、支出項目ごとに、節約できるのかとか、どの程度削減できるのかなどを分析していきます。
 
収支状況を明確にする前提として、毎月の支払額が正確に記録されている、家計簿が必要です。もし、家計簿に記録していないようであれば、今日から記録を始めましょう。便利な機能を搭載した、家計簿アプリの活用がおすすめです。
 

目標金額を決める

家計を見直して、収支が明らかになったら、月々の貯蓄の目標金額を決めましょう。目標もなく、ただなんとなくスタートしても、挫折してしまうことになりかねません。月々と年間の目標金額を決めて、目につくところに貼り出すと、大きな効果が得られます。
 

支出費用の見直し

ここから、毎月の支払いが発生する、支出費用の見直し作業が始まります。見直し作業は、住居費、通信費、保険料、水道光熱費などの固定費が中心となりますが、食費や交際費などの変動費も、見直しの対象となります。
 
注意すべきポイントとしては、無理のない範囲で、節約に取り組むことです。
 
節約を習慣化して、長く続けていく必要がありますので、モチベーション維持のためにも、無理なくできる節約を選択しましょう。
 

効果的な貯蓄手段

効果的な貯蓄手段としては、いわゆる「先取り貯蓄」をすることです。毎月、一定額を先に給与から引いておくことで、確実に貯蓄を殖やすことができます。銀行の積立預金や、勤務先の財形貯蓄・社内預金などを上手に活用しましょう。
 
また、税制優遇されている「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などを活用して、投資することも有効な手段です。
 
特に「つみたてNISA」は、少額からスタートできて、年間40万円までの投資で得た利益は非課税となり、最長20年間は、運用益も非課税になるという、お得な制度です。
 

収入の20%を貯蓄し、資産形成を目指そう

毎月の収入の、20%を貯蓄に回せれば理想的ですが、個人の事情によっても、目標金額は変わってきます。
 
20%を目安としながらも、自分なりのライフプランを立てて、目標金額の貯蓄達成を目指すことが大切です。貯蓄手段には、さまざまな方法がありますが、自分に合った方法や節約術を選択して、目標とする資産の形成を目指しましょう。
 

出典

国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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