更新日: 2023.08.07 家計の見直し

1人暮らしで食費は「5万円」です。自炊なしなら安いほうですか? 節約するにはどうすればいいでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

1人暮らしで食費は「5万円」です。自炊なしなら安いほうですか? 節約するにはどうすればいいでしょうか?
1人暮らしの食費は、自炊をするか外食をするか、また食材の選び方などによって大きく変わってきます。健康的で経済的な食事を心掛けることは、家計管理と健康維持の両方において重要です。
 
では、1人暮らしで食費が月に5万円だった場合、一般的な単身世帯の平均と比べてどの程度の水準にあるのでしょうか。
 
今回は、単身世帯の平均的な食費について解説し、また1人暮らしの食費を節約するための実用的な方法をいくつか紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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単身世帯の平均的な食費はどれくらい?

まず、一般的な1人暮らしの世帯が、1ヶ月にどれくらい食費をかけているのか見てみましょう。総務省統計局の「家計調査」によれば、2022年時点で、単身世帯の消費支出に占める食費金額は3万9069円です。もし、1人暮らしで1ヶ月の食費に5万円かかっているとしたら、毎月の食事に平均より高い金額をかけていることになります。
 
ただし、家計調査が示している食費金額は、自炊も外食も含めた食費の総額です。1人暮らしにおいて、自炊と外食のどちらが安いかは状況によって異なりますが、一般的に自炊のほうが外食よりも経済的だとされます。そのため、自炊を全くしない状況で食費が5万円なのだとしたら、比較的安く収まっているとも言えるでしょう。
 
とは言え、それでも単身世帯の平均を上回っているため、できれば節約を考えた食生活を取り入れたいところです。
 

中途半端な自炊はかえって食費を増大させる?

食費の節約を第一に考えるなら、なるべく自炊をする機会を作って、総菜や外食で済ませる回数を減らしたほうが経済的です。ただ、自炊の機会を増やせば、時間や労力を余計に消費することにもなりかねません。また、節約のために自炊をしたとしても、ただちに食費が削減できるわけではありません。
 
むしろ、自炊と外食両方の合算で、かえって食費が上がってしまうこともあり得ます。特に、自炊に慣れていない人だと、無駄な食材を購入したり、新しく調味料などを買いそろえたりするケースも多く、食品ロスが増えて食費を圧迫してしまう可能性もあります。
 
そのため、自炊が苦手だったり、忙しくて時間が足りなかったりする人は、自炊しない方向で食費を節約する道を探るという方法も効率的かもしれません。
 

自炊しないで節約する効果的な方法

自炊せずに節約する効果的な方法としては、まず外食の頻度を減らすことです。外食は料金が高くつきやすいため、月に数回でも頻度を減らすだけで大きな節約効果を得られます。
 
代わりに、自炊をしなくても簡単に調理できるレトルト食品や冷凍食品を利用してみましょう。外食より安く食事を済ませられるだけではなく、調理が手軽で時間もほとんどかかりません。
 
外食チェーンなどを利用する際も、店内で食べるのではなく持ち帰りにすれば、軽減税率の分だけ費用を安く抑えられます。また、なるべく安いチェーン店を利用することで、1食あたりの単価を下げられれば、月々の食費を大幅に減らすことにつながります。
 
外食やレトルト食品を利用しない日は、総菜や弁当で済ませるのも効果的な節約法の1つです。その際は、コンビニよりスーパーのほうが安い場合が多いので、総菜や弁当はなるべくスーパーで購入すると良いでしょう。
 

食費5万円は少し高い! ただし自炊なしでも節約は可能

1人暮らしで1ヶ月の食費が5万円なのだとしたら、単身世帯の平均より高いため、家計を少しでも楽にしたいのであれば節約を考えたほうが良いでしょう。
 
食費は外食より自炊中心のほうが経済的ではありますが、あくまで自炊なしにこだわるなら、外食の頻度を減らしたり、チェーン店の持ち帰りを利用したりといった方法が効果的です。
 
なお、節約のみではなく健康も維持するために、栄養バランスを心掛け、無理のない節約と食事を楽しむようにしましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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