更新日: 2023.08.30 その他家計

34歳、今体重が80kg近いです。痩せたら「車の燃費」は良くなるんですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

34歳、今体重が80kg近いです。痩せたら「車の燃費」は良くなるんですか?
車は重くなればなるほど燃費が悪くなるといわれています。そのため、「燃費をよくして節約したい」と思う人も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では「体重が80kg近い人」を例に挙げて、痩せた場合に車の燃費はよくなるのかということを解説します。あわせて、車重を軽くすることで得られるメリットも紹介します。
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燃費と車重の関係とは?

車の燃費は、車重に大きく左右するといわれています。しかし、50kg程度までの増加であれば、燃費にそれほど関係しないことが分かっています。株式会社講談社ビーシーの自動車情報誌『ベストカー』Web編集部が2.4Lの「エスティマ」を使った実証実験によれば、「1人乗車時の燃費が1Lあたり7.6km」「2人乗車時(プラス62kg)の燃費は1Lあたり7.5km」でした。
 
一方、環境省の公式サイトによると、100kgの荷物を積んだ場合、燃費が3%程度悪化することが分かっています。これらのことから、車の燃費は車重の増加100kg程度で影響が出てくるといえるでしょう。
 
冒頭で例に挙げた人は体重が80kg近くあります。ということは、燃費に関係ないように思えます。しかし、複数人で車に乗った場合、合計の車重が100kgを超えるため、車の燃費が悪くなってしまうでしょう。1人で乗る場合も、他に荷物があれば100kgを超える可能性があります。そのため、減量によって車の燃費向上が期待できます。
 
しかし、いき過ぎた痩せ方は禁物です。というのも、身体を壊してしまい、ガソリン代を節約するつもりが、病院代がかかってしまったなどということになりかねないからです。
 
適正体重は身長によって違います。日本医師会によると、適正体重は「身長(m)×身長(m)× 22 =適正体重」の計算式から求めます。この計算式に当てはめると、身長1.7mの人の場合、「1.7×1.7×22 = 63.58kg」が適正体重です。
 
また、体重と身長からBMI(Body Mass Index)を割り出せます。BMI値が25を上回ると危険信号です。BMIは「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」で割り出すことができます。実際の身長にもよりますが、もしも身長1.7mで体重80kgの場合、BMI値は27.68になるため、数値上は普通体重を超えているということになります。
 

車重を軽量化するメリットとは?

車重を軽量化すると、燃費をよくすること以外のメリットも得られます。まず、車の性能がアップします。車重が軽くなれば、その分のエネルギーを「ブレーキの性能」や「加速性能」、「旋回性能」、「ハンドリング性能」に回すことが可能になるからです。
 
次に、ブレーキやタイヤ、ホイールといったパーツが長持ちします。というのも、これらのパーツは車が重ければ重いほど、ブレーキをかけたときの消耗が激しくなるからです。
 

燃費を抑えるには、まずは荷物を減らすことから

車は重くなればなるほど燃費が悪くなります。ただし、燃費が悪くなるのは増加分が100kgを超えた場合です。例に挙げた人は体重が80kg近くのため、燃費が悪化することはないように思えます。しかし、複数人で車に乗れば、合計の車重で車の燃費が悪くなる可能性があります。
 
ただし、減量すべきかどうかはその人の意思や健康状態が大切です。ただ単に車の燃費を抑えるためであれば、車に無駄な荷物を置かないようにすることから始めるのが良いでしょう。
 

出典

環境省 エコドライブ10のすすめ

株式会社講談社ビーシー ベストカーWeb 【エスティマで実証実験!】 燃費を気にしたきゃカタログ数値より荷物を下ろせ!!

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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