更新日: 2024.10.10 家計の見直し
食費はまだまだ下げられる! 女子のための家計改善術
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世間のみんなも節約家!
さまざまな工夫を凝らして上手に節約をしている人もいれば、頑張って節約しているつもりでもなかなか支出が減らないという人もいます。
どちらのタイプが多いのかは別として、2018年4月に明治安田生命が20歳~79歳の既婚男女1,620人を対象に実施した「家計」に関するアンケート調査によると、全体の81.6%の人が節約に気を使っているそう。
これを男女別にみてみると、男性76.8%に対して女性は86.4%。節約に気を使っているのは女性のほうが1割近くも多いことがわかります。
節約女子はどんなことをやっている?
男性に比べて節約意識が高い女子。具体的な節約方法に違いはあるのでしょうか?
男性よりも女性のほうが実施率が高い方法をみてみると、
・電気をこまめに消す(男72.8% VS 女79%)
・冷暖房の温度を調整する(男49.4% VS 女56.4%)
・外食を控える(男49.7% VS 女53.4%)
・カードポイントを活用している(男37.5% VS 女46.7%)
・クーポンを活用している(男29.4% VS 女38.9%)
・食費を減らしている(男25.9% VS 女36.9%)
・お弁当を持参している((男21.4% VS 女24.9%)
・天引き貯金している(男6.8% VS 女7.4%)
ポイントやクーポンを賢く活用しながら、日常の細かな節約に気を配っている女子が多い様子がわかりますね。
女子は男子よりも高価な物を食べている!?
外食を控え、食費を減らし、お弁当も持参するという女子が多い一方で、夫婦のランチ代に関する質問ではなんと妻のほうがランチ代を多くかけている様子。男性の平均額777円に対し、女性は平均1,263円で夫の約1.6倍という結果が出ています。
ランチの価格帯では男性が「500円台」が最も多いのに対し、女性では「1,000円~1,500円未満」が最も多くなっています。この状況から想像できるのは、男性はワンコインで手軽に食べているのに対し、女子は一汁三菜揃った定食や、スープやサラダ付のランチメニューを選んで食べているということでしょう。
栄養バランスを考えるとワンコイン物よりも後者のほうが良いにこしたことはありません。
でも、平日20日として、毎日男性よりも486円高いランチを食べるとすると、1ヶ月では9,720円も多くランチ代に消費していることになります。
節約意識の高い女子としては、栄養バランスも考えながら上手くランチ代を減らす方法にトライしてみたいですね。
お弁当の持参回数を増やす
毎朝お弁当を作るのは面倒なものですが、休日にまとめて作った作りおきの惣菜などを取り入れることで手間が省けます。
お弁当なら食事にかける時間も短縮できるので、お昼の休憩時間もゆったりくつろげますし、時間の有効活用もできそうです。
公共食堂を活用する
職場の近くに役所や大学などがある人は、一般にも公開されている公共食堂を利用するのもいいですね。コスパの良い食事ができますよ。
ランチパスポートを活用する
ランチパスポートは全国42都道府県以上で発行、発売されているランチブック。
このランチブックを購入することで、掲載されてるお店の通常700円以上のランチメニューが500円で食べられるという嬉しいサービスです。地域によって金額に差がある場合がありますが、ランチブックは1冊1,000円、スマホのアプリなら月額380円と低価格。
どちらの場合も月に数回利用すれば元が取れる計算になりますが、平日の昼休みの時間帯では利用したくても満席で利用できない可能性もあり得ます。
せっかく買ったランチブックが利用できずに期限切れ…なんてことには注意が必要です。
家計改善、こうしてみては?
節約を心がけるのは好ましいことですが、そもそも1ヶ月あたりの家計の各費目の予算を決めておくことで家計改善が図れます。
「貯め上手さんはみんなやってる家計のやりくり黄金比率とは?」を参考に、今のあなたの家計状況をチェックしてみましょう。食費などオーバー気味なら上で紹介した方法などを活用しながら節約にトライして、予算内に収まっているならまずは他の費目の節約に取り掛かるのがいいでしょう。
決めた予算を守るためには、使えるお金を少なくしておくのも大事なポイントです。給料を使う前に先取り貯金をしておけば、余ったお金でやりくりせざるを得ないため、節約に成功しやすくなりますよ。
TEXT: FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
續 恵美子(つづき えみこ)
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター
ファイナンシャルプランナー(CFP)