更新日: 2024.10.10 家計の見直し
「ボディーソープ」VS「石鹸」コスパがよいのはどっち!? 年間いくらの差になるのかを検証してみた
バスリエ株式会社が実施した「石けん利用に関するアンケート調査」では、体を洗う際に、ボディーソープを使う人は61.5%、固形せっけんを使う人は37.5%との結果が出ています。
ボディーソープを使用している人が多いなか、今回は、どちらのほうが、コストパフォーマンス(以下コスパ)がよいのかを検証しました。
消耗品を少しでも節約したい人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
「ボディーソープ」と「固形せっけん」の消費量の違い
実際に、単身世帯の場合で、「ボディーソープ」と「固形せっけん」の消費量と、コスパの違いを検証してみました。
実際に量ったところ、ボディーソープは、1プッシュで3ミリリットルほどを使用することが分かりました。体を1回洗うためには、1プッシュで十分ですので、1日1回お風呂で体を洗うと仮定すると、年間で1095ミリリットル(365プッシュ)使うことになります。
対して、固形せっけんは、1回分の使用量は正確に量れませんでしたが、1ヶ月でおよそ1.5個消費する結果となりました。年間にして、18個の固形せっけんを消費することになります。
「ボディーソープ」と「固形せっけん」でコスパがよいのはどっち?
ボディーソープと固形せっけんの年間消費量が分かったところで、どちらのほうが、コスパがよいのかをみてみましょう。
総務省統計局の「小売物価統計調査(2023年8月)」によると、ボディーソープ1袋340ミリリットル入りの平均価格は266円(税込み)とのデータが出ています。この価格を使用して計算してみると、340ミリリットル入りのボディーソープを年間3.2本ほど消費することとなり、約851円かかります。
なお、1回体を洗うのに2プッシュ(6ミリリットル)使用する場合は、約1702円になります。
対して、固形せっけんの場合は、1個100円ほどの商品を使用したとすると、年間消費量が18個なので1800円となります。
結果から、ボディーソープのほうが、コスパはよいといえるでしょう。
しかし、それぞれの使用量には個人差があり、商品によって価格もさまざまです。また、家族の人数によっても、消費スピードは大きく異なるため、今回の調査結果を参考にして、自分たちの使用状況に合わせて計算してみましょう。
調査の結果ボディーソープのほうがコスパはよかった
今回の調査によって、ボディーソープと固形せっけんでは、ボディーソープのほうが、年間消費量を抑えられて、コスパはよいことが分かりました。
もちろん、使用する商品によっても価格は変わりますので、一概にどちらがお得とはいえません。さらに、ボディーソープは、泡立ちがよく香り豊かで、しっとりとした洗い上がりのものが多いのに対して、せっけんは、洗い上がりが比較的さっぱりとしているなど、特長に違いがあります。
消耗品の出費を抑えて節約することもよいですが、自分好みの使用感がある商品を選んで、バスタイムを楽しく過ごすことも大切です。
出典
バスリエ株式会社 お風呂メディア 石けん利用に関するアンケート調査
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「小売物価統計調査(動向編)」(2023年8月) 2 主要品目の東京都区部小売価格【2022年8月~2023年8月】 「8001PTA会費(小学校)」~「9951 学童保育料」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー