格安SIMは、利用できるギガ数が少ないイメージがありますが、実際はそんなことはなく、無制限プランも用意されています。ただし、格安SIMの無制限には、4種類あることはご存じでしょうか？
本記事では、格安SIMの4種類の「無制限」について、解説します。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
格安SIMの「無制限」には4種類ある
格安SIMの無制限は、下記の4種類に分けられます。
●データ無制限
●低速モード
●カウントフリー
●通話無制限
次章から、それぞれの内容について詳しく解説します。
データ無制限
高速なデータ通信を無制限に利用できることが「データ無制限」です。月間のデータ容量が決まっていないため、通信制限を気にすることなく、インターネットを利用できます。
ただし、データを無制限で利用できる分、月額料金は、ほかのプランよりも高い傾向にあるため、節約を目的として、格安SIMを契約する方にはあまりおすすめできません。
また無制限とはいっても、一定期間に多くのデータ通信を行うと、一時的に速度制限がかかる場合もあるため、利用には注意が必要です。
低速モード
格安SIMにおいて、データ無制限で主流となっているのが「低速モード」です。
各社名称は異なりますが、最大通信速度を32kbps〜3Mbps程度に制限することを条件として、データ通信を無制限で利用できます。
中でも、多くの格安SIMが採用している「1Mbps」の制限は、以下の用途であれば、ストレスなく利用可能です。
●SNS・メールの送受信
●文字がメインのインターネットの閲覧
●低・標準画質での動画視聴
ご自身のスマートフォンの利用状況に合っていれば、データ通信無制限を低価格で利用できるため、節約と使い放題を両立したい方におすすめです。
カウントフリー
YouTubeやLINE、Spotifyなど、特定のサービスでデータ消費量がゼロになる「カウントフリー」があります。
特定のサービスを長い時間使うことで、データ通信を多く消費してしまっている方には、最適といえるでしょう。
例えば、LINEの利用が多いようであれば、LINEMOで契約すると、LINE利用時のデータ消費量がゼロになります。
カウントフリー目的で格安SIMを契約する際は、よく利用するサービスが、対象に含まれているかを確認してから契約しましょう。
通話無制限
ほかの無制限では、データ通信の無制限を指していましたが、格安SIMには、音声通話が無制限になる「通話無制限」もあります。
名前の通り、どれだけ電話をかけても通話料金がかからないため、国内通話であれば、24時間、好きなだけ通話を楽しめます。
仕事やプライベートを問わず、通話頻度の高い方は、通話無制限オプションをつけることでお得になるでしょう。
ただし、通話無制限の利用には、追加料金が必要になるケースがほとんどのため、本当にお得になるかを計算したうえで、契約することをおすすめします。
ご自身に必要な「無制限」を活用しましょう
格安SIMの無制限には、「データ無制限」「低速モード」「カウントフリー」「通話無制限」の4種類があります。
スマートフォンの利用方法によっては、これらを活用したほうがお得になることもあるため、一度、ご自身の使い方を振り返って、上記の無制限を活用するかを検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
