「生活費が抑えられる」都道府県ランキング!3位は沖縄県、2位は青森県、1位は?

配信日: 2023.09.16 更新日: 2024.10.10

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「生活費が抑えられる」都道府県ランキング!3位は沖縄県、2位は青森県、1位は?
地域によって家賃などが異なるため、多くの方が、生活費を抑えられる都道府県について、関心を抱いているようです。
 
今回は、生活費が抑えられる都道府県ランキングを解説して、生活費を削減するための五つのコツも紹介します。本記事を通じて、生活費が安い都道府県や、生活費を削減するためのコツを理解して、支出を削減するための有益なヒントにしてください。
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生活費が抑えられる都道府県ランキング

総務省統計局の「2022年 家計調査(家計収支編)」をもとに、生活費(消費支出)が少ない都道府県のトップ10を表1にまとめました。なお、これは、都道府県庁所在市における1ヶ月あたりの生活費を示したものです。
 
【表1】

都道府県庁所在市(都道府県) 1ヶ月あたりの生活費
1位 松山市(愛媛県) 24万5054円
2位 青森市(青森県) 24万9660円
3位 那覇市(沖縄県) 25万1735円
4位 和歌山市(和歌山県) 26万3910円
5位 大阪市(大阪府) 26万5161円
6位 長崎市(長崎県) 27万1129円
7位 宮崎市(宮崎県) 27万1613円
8位 鳥取市(鳥取県) 27万2862円
9位 佐賀市(佐賀県) 27万3822円
10位 福井市(福井県) 27万4299円
全国平均 29万865円

※総務省統計局「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯 2022年」を参考に筆者が作成
 
ちなみに、生活費が最も高いのは、さいたま市(埼玉県)の32万4793円です。生活費が最も少ない松山市(愛媛県)と比べると、約8万円の差があります。地域別に生活費を見ると、東北地方(27万6151円)、四国地方(25万6837円)、九州地方(26万5305円)などが、比較的安い傾向にあります。
 
ただし、生活費が安くても、収入がそれ以上に少なければ、家計のバランスが崩れるおそれがあります。生活費の金額だけではなく、収入とのバランスが重要です。
 

生活費を抑えるための五つのコツ

生活費を節約するための方法には、「自炊をする」「保険や携帯プランを見直す」「サブスクリプションサービスを解約する」「コンビニ利用を減らしてスーパーを利用する」などがあります。これらを実行することで、月に数千円、年間で数万円の支出を削減できるかもしれません。
 
以下では、生活費を抑えるための五つのコツを解説します。
 

外食を減らして自炊をする

生活費を節約するためには、外食の頻度を減らして、自炊を中心とした生活を心がけましょう。通常、自炊をすることで、外食よりも食費を抑えられます。さらに自炊は、料理スキルの向上や健康促進にも寄与します。
 

保険や携帯プランを見直す

現在利用中の保険や携帯プランなどを見直すことで、生活費を節約できる場合があります。
 
例えば、ネット保険や格安SIMに切り替えることで、月々の支出を数千円削減できるかもしれません。手続きが面倒に感じたとしても、年間で数万円の節約につながるのならば、検討する価値があります。
 

使っていないサブスクサービスを解約する

動画配信やゲーム、漫画など、あまり活用していないサブスクリプションサービスは解約して、コストを削減しましょう。
 
「初月無料だったので加入して、その後も解約はしていない」「月に一度利用するかしないか」といった場合は、そのサービスが本当に必要かどうかを、冷静に判断することをおすすめします。
 

コンビニ利用を減らしてスーパーを利用する

日々の食材や日用品の調達に、コンビニではなくスーパーを利用することで、生活費を節約できます。利用する際には、割り引きが行われる特定の日や時間帯を選ぶことで、支出をさらに削減できます。
 
生活費を節約するためにも、コンビニの利用頻度を減らして、代わりに、スーパーの利用を検討してみましょう。
 

キャッシュレス決済を利用する

生活費を削減するために、キャッシュレス決済を上手に利用しましょう。多くのキャッシュレス決済では、支払いを行うたびにポイントが加算されて、ポイントを買い物や支払いに充てられます。
 
ポイントを生活費に充てることで、実際の支出額を抑えることが可能です。普段利用する頻度の高い店や施設、サービスで、ポイントが貯まりやすいキャッシュレス決済を選択することで、効果的にポイントを増やせます。
 

自分の生活費と比べて、家計を見直す機会にしよう

都道府県によって生活費は異なり、最も高いのはさいたま市(埼玉県)であり、逆に最も低いのは松山市(愛媛県)で、約8万円もの差があります。地域別に見ると、東北地方、四国地方、九州地方などが安い傾向にあります。なお、全国平均の生活費は29万865円です。
 
生活費が高くてお困りの方は、「自炊をする」「保険や携帯プランを見直す」など、本記事で紹介した、節約の方法を試してみることをおすすめします。自由に使えるお金を、効果的に増やすことができるかもしれません。
 
まずは、自分の生活費をしっかりと把握して、一般的な水準と比較するとどのような状況であるのかを、確認することから始めましょう。
 

出典

総務省統計局 「家計調査(家計収支編)」二人以上の世帯 2022年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1-1 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯・勤労者世帯・無職世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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