頑張っても1ヶ月の食費を2~3万円に抑えることができません。どのくらいの食費が「普通」?

配信日: 2023.09.27 更新日: 2024.10.10

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頑張っても1ヶ月の食費を2~3万円に抑えることができません。どのくらいの食費が「普通」?
1人暮らしの生活費のなかで、大きな割り合いを占めているのが食費です。そのため、「まずは食費を減らして節約しよう」と考える人も少なくありません。
 
では、1ヶ月の食費を2万~3万円くらいに抑えることは現実的なのでしょうか。そこで、今回は公的なデータをもとに単身世帯における食費の平均額や食費を抑えるポイントなどを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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単身世帯の食費の平均額

1ヶ月間でどのくらいの食費がかかるのかは、人によって異なります。総務省統計局が実施している「家計調査 家計収支編」によると、2022年における単身世帯の食費の月平均額は、3万9069円でした。年齢別で食費の月平均をみると以下の通りです。
 

●34歳以下:3万4385円
●35~59歳:4万2899円
●60歳以上:3万8913円
●65歳以上:3万8729円

 
この調査結果からは、34歳以下や60歳以上の人は平均の食費よりも少なく、働き盛りの中高年世代は食費が高くなりやすいことがうかがえます。
 

男性は食費が高くなりやすい

食費の額は、男女によっても差があります。同調査によると男性の食費の月平均額は、4万1595円でした。男性の食費の年齢別は、以下の通りです。
 

●34歳以下:3万7587円
●35~59歳:4万4680円
●60歳以上:4万1348円
●65歳以上:4万938円

 
一方、女性の食費の月平均額は、3万6860円でした。女性の食費を年齢別で見ると、以下の通りです。
 

●34歳以下:3万35円
●35~59歳:4万75円
●60歳以上:3万,610円
●65歳以上:3万7542円

 
食費の月平均の男女差は、4735円となっており、男性は女性よりも食費が高くなりやすいことが分かります。
 

年齢や性別を考慮して妥当な食費の額を考える

男女ともに、働き盛り世代の食費の平均額は4万円以上となっています。仮に、1ヶ月の食費を2万円にしたい場合は平均額の半分近くも減らす必要があるため、かなり切り詰めないと目標を達成するのは難しいでしょう。いくら節約とはいえ、食費を削りすぎて好きなものが食べられない日々が続いてしまうとストレスがたまってしまいます。
 
さらに、栄養バランスがかたよることで健康をそこねるリスクもあるため、注意が必要です。病気になれば、食費よりも治療費や薬代のほうが高くつく可能性もあります。そのため、自分の年齢や性別、年収、ライフスタイルなどを十分に考慮することが大切です。
 

食費を安く抑えるコツ

食費を安くしたい場合は、外食の回数を減らすことも選択肢の1つです。例えば、スーパーやディスカウントストアなどで安い食材を買って自炊すれば、節約が期待できます。
 
また、日ごろからお店のチラシをこまめにチェックしたり、クーポン券や割引券を活用したりすることも効果的です。なお、コンビニは基本的に定価販売となるため、節約にはおすすめできません。
 
コンビニには、話題のお菓子やおいしそうなお惣菜、お酒などつい手を伸ばしたくなるような商品がたくさんあります。誘惑にかられてムダ使いをしてしまう人は、まずコンビニに立ち寄る習慣を改善すると節約が期待できるでしょう。
 

食費の節約はほどほどに!健康が大事!

総務省の「家計調査」によると、2022年における単身世帯の1ヶ月あたりの平均食費額は3万9069円でした。しかし、男性や働き盛りの世代は平均額よりも食費が高くなりやすいため、1ヶ月の食費を2万~3万円に抑えるのは非常に難しいでしょう。無理に食費を節約すると心身に悪影響が出ることもあるため、注意が必要です。
 
節約のコツとしては、自炊の回数を増やしたりクーポン券や割引券を活用したりするなどを意識しましょう。
 

出典

統計で見る日本 家計調査 家計収支編 単身世帯

統計で見る日本 家計調査 家計収支編 単身世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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