更新日: 2023.10.03 家計の見直し

家族全員スマホ持ちなので「固定電話」の解約を考えています。年間でいくらの節約になりますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

家族全員スマホ持ちなので「固定電話」の解約を考えています。年間でいくらの節約になりますか?
スマートフォンの普及にともない、「固定電話はあるけれどあまり使っていない」といった家庭もあるでしょう。固定電話は、使用していなくても、毎月基本使用料がかかります。そのため、固定電話の使用頻度が少ない場合は、解約することで、毎月の固定費を減らせるでしょう。
 
そこで今回は、固定電話を解約すると、いくらの節約になるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

固定電話にかかる費用

固定電話は一般的に、「一時払い金」「基本料金」「通話料」の3つの費用がかかります。「一時払い金」は、申し込み時に必要な費用で、契約料や工事費などが含まれます。
 
このなかで、毎月かかる費用は「基本料金」と「通話料」です。「基本料金」は、通話量にかかわらず毎月一定額を支払う必要があり、会社やプランによって異なります。住宅用と事務用に分けられ、住宅用のほうが安い傾向にあります。住宅用の基本料金の費用相場は、1700〜2200円です。
 
「通話料」は、電話をかける相手や時間帯によって異なります。NTTの場合、3分間の通話では、市内であれば通常9.35円、市外は44円~です。ソフトバンクの場合では、固定電話あてならば、3分一律8.789円と、会社によっても差があります。
 

固定電話を解約することでいくら節約できるのか

実際に固定電話を契約している場合で、解約することでいくら節約ができるのかを見てみましょう。
 
NTTの固定電話の基本料金で、一番安いプランは「加入電話ダイヤル回線用:1595円」です。このプランで契約していた場合、電話を使用しなくても、1年間で1万9140円かかります。
 
固定電話を解約することで、年間で約2万円の節約が見込めます。プランによっては、上記以上の節約が期待できるかもしれません。
 

固定電話を使うメリット

固定電話を解約することで、毎月の固定費削減に効果が期待できますが、使用し続けることで、以下のメリットもあります。
 

●スマートフォンよりも通話料が安い
●FAXが利用できる
●災害時につながりやすい
●スマートフォンの電話番号を知らせなくてすむ
●セキュリティー効果が高い

 
固定電話は電話回線を利用しているため、電波の影響を受けにくく、災害時でもつながりやすいとされています。さらに、インターネット経由によるウイルス感染やサイバー攻撃などを受ける心配がなくなるため、高いセキュリティー効果で安心して使用可能です。
 
また、スマートフォンよりも通話料が安いため、通話の使用頻度が多い場合は、固定電話を使うことで、月々の通話料を抑えられます。
 
まずは自分たちのライフスタイルに合わせて、固定電話の必要性を考えてみましょう。会社によっては、インターネット回線やスマートフォンと、固定電話をセットで申し込むと、割引されるプランを用意しているところもあります。固定電話を使用したい人や、プランを見直したい人は、複数の会社を比較するとよいでしょう。
 

固定電話を使用していない場合は解約することで節約できる

固定電話は、使用しなくても、毎月一定額の基本料金がかかります。普段通話していないにもかかわらず、過去に契約したままの人は、解約することで、月に2万円ほどの節約ができるかもしれません。
 
しかし、固定電話を使うことでのメリットもあるため、ライフスタイルに合わせて、解約するかどうかを考えてみましょう。
 

出典

ソフトバンク株式会社 おうちのでんわ

西日本電信電話株式会社 基本料金

東日本電信電話株式会社 固定電話から固定電話への通話料金

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集