更新日: 2024.10.10 働き方

その飲み会は必要? 賢くお金を節約しながら飲み会を楽しむ方法

その飲み会は必要? 賢くお金を節約しながら飲み会を楽しむ方法
新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ2年ほど、会社の仲間や友達と飲み会を控えていた人は多いでしょう。しかし2023年5月から、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことで、多くの規制がなくなりました。最近の皆さんの飲み会事情は、どのように変化しているのでしょうか。
 
今回は、飲み会に関する調査結果を参照し、飲み代を節約する方法を考えていきましょう。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

最近の飲み会事情

毎日新聞に掲載されたR&C株式会社のアンケート調査によると、新型コロナウイルス感染症の流行前と比べて、飲み会は減ったと回答している方は、職場の飲み会では全体の48.8%、プライベートの飲み会では全体の50.9%でした。
 
また、前と比べて同じくらいの頻度で飲み会があると回答した方は、職場の飲み会の場合が13.5%、プライベートの飲み会の場合が14.3%です。前と比べて増えたと回答した方は、職場の飲み会の場合が6.9%、プライベートの飲み会の場合が10.0%となりました。
 
次に、飲み会の費用について見ていきましょう。皆さんは、1回の飲み会にどのくらいお金を使っているでしょうか。同じ調査によると、1回あたりの飲み代(何軒かはしごする場合は一次会の費用)の平均値は4237円となりました。金額の範囲を見てみると、「3000~4000円未満」は29.7%、「4000~5000円未満」は29.8%となっており、3000~5000円くらいかかることが分かります。
 
また、飲み会にかかる費用は、世代ごとに大きな違いはありません。1回当たりの飲み会にかかるお金は、全世代4200円台となっています。
 

どんな飲み会に参加するべき?

会社の同僚や上司、友達との飲み会が好きな方は、ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響で飲み会を我慢していたことも多かったでしょう。今は大きな規制がなくなり、頻繁に飲み会に参加している方もいるかもしれません。
 
一方で、もともと飲み会があまり好きではなかった方や、飲み会への参加が苦手だった方の場合は、規制がなくなった今でも、飲み会の参加を控えているかもしれません。
 
飲み会は、1回に4000円前後の出費が伴います。参加する頻度によって、毎月の支出が大きく変わります。お金の節約というポイントにおいても、むやみやたらに飲み会に参加するのではなく、自分にとって有意義な時間を過ごせる飲み会を見極めて参加することが大切です。参加するべき飲み会を決める場合のポイントを、確認しておきましょう。

<参加するべき飲み会の見極め方>

1.自分にとって有益な情報を与えてくれるメンバーかどうか
2.参加することで、自分が楽しい時間を過ごせるか
3.飲み会の開催場所(食事や飲み物)は自分が好きなものか
4.飲み会の会費は高すぎないか
5.飲み会ではなく、ランチなどでも他のメンバーと話す機会がないか

人によって、飲み会への参加基準は異なると思いますが、ここに挙げた5点は、自分にとって有益な飲み会か、そうではないかを見極める際のポイントとなります。参加を検討する際に一度見直してみるとよいでしょう。
 

まとめ

新型コロナウイルス流行前と同じような生活が戻りつつあります。ここ数年で生活様式が変化していますが、飲み会への参加もそのひとつです。
 
時間やお金の節約という点で、自分にとって有意義な飲み会には参加し、そうではない飲み会は無理に参加せず、他の手段はないか考えてみるのもよいでしょう。今回紹介した内容を参考にしながら、毎月どのくらいの金額を飲み会に使っているのか、計算してみてはいかがでしょうか。
 

参考

株式会社大黒屋「社会人の飲み代平均は1回4,237円で1カ月の平均は6,002円!参加回数は20代がもっとも多い結果に!」
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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